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90年代を代表するスケートボーダーであり、写真家のジェイソン・リー 写真展「TX | CA 17」と「TX | CA 19」が、東京中野で開催。ありふれたアメリカの風景を中立的な視点で淡々と捉える

90年代を代表するスケートボーダーで、写真家、俳優としても活躍するジェイソン・リー。同氏の日本初となる写真展「TX | CA 17」と「TX | CA 19」が、東京 中野のギャラリー&バー、スタジオ35分にて開催されます。会期は前後期に分かれ、前期「TX | CA 17」が2025年5月7日(水)~5月24日(土)、後期「TX | CA 19」が5月28日(水)~6月14日(土)。
同展では、ロンドンの出版社 STANLEY/BARKER から出版された2冊の写真集 「TX | CA 17」と「TX | CA 19」から厳選したオリジナルプリントを展示する。作家自身が本展示のために 「studio35minutes Japan Print」 として、一点ずつ制作した特別なものだそう。これらのシリーズは、リーが当時暮らしていたテキサス州から、かつて住んでいたロサンゼルスへ向かうロードトリップの中で撮影された。「TX | CA 17」 は2017年にモノクロフィルムで撮影され、「TX | CA 19」 は2019年に同じ道中をカラーで記録した作品です。

  • 開催期間:2025.5.7 ~ 2025.6.14

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目次

プロフィール

ジェイソン・リー

写真家/俳優 1970年、カリフォルニア州オレンジ生まれ、ロサンゼルス在住。1980〜90年代初頭にプロスケートボーダーとして活躍し、その後、映画・テレビ・声優など多岐にわたる俳優業で知られる。2001年に写真への関心を深め、本格的に写真表現を探求。以後、アメリカ各地を旅しながら中判・大判カメラを用いた風景写真を撮影し、独自の視点でアメリカの姿を記録している。
2015年には自身の出版レーベル「Film Photographic」を設立。代表的な写真集に、初の出版作『A PLAIN VIEW』(2018)、モノクロ作品集『IN THE GOLD DUST RUSH』(2020)、ガルベストン島で撮影した『Galveston』(2021)などがある。2019年にはオクラホマ州フィルブルック美術館にて、初の美術館個展「OK: Jason Lee Photographs」が開催され注目を集めた。
2023年には写真家レイモンド・モリナーとともに、ロサンゼルス・イーグルロックに写真機材と書籍の専門店「Eagle Rock Camera & Goods」をオープン。写真家として、また出版者・コミュニティビルダーとしても精力的に活動を続けている。

展示作品の一部とステートメント、解説

「TX | CA 17」より

これらの場所の多くは、私にとってすっかり馴染みのあるものになっています。このドライブの前後にも頻繁に記録してきた場所もあります。馴染みのある場所を再訪するのは、いつだって喜びです。そこには、なぜか心を落ち着かせてくれるようなランドマークや、思い出させてくれる何かがある。そして同時に、新しい景色を見つけ、新しい写真を撮り、新しい記憶を集めることもまた、同じようにワクワクするものです。だから、旅を続けるのです。十六年にわたって屋外で写真を撮り続けてきましたが、私は今もなお、アメリカの風景、そしてその美しくも奇妙なあらゆる側面に魅了され続けています。

── ジェイソン・リー

「TX | CA 19」より

ジェイソン・リーは、アメリカのスケートボーダー、俳優、そして写真家です。
彼は90年代を代表するスケートボーダーの一人であり、自身のブランドSTEREOを立ち上げるなど、スケートボード業界に大きな影響を与えました。俳優としても多くの映画やテレビドラマに出演しており、日本では『あの頃ペニー・レインと』や『バニラ・スカイ』への出演で知られています。

今回スタジオ35分では、写真家としてのジェイソン・リーに焦点を当てます。
彼は2000年より本格的に写真を始め、すでに海外の著名な出版社から3冊の写真集を刊行しています。本展では、ロンドンの出版社STANLEY/BARKERから出版された2冊の写真集『TX | CA 17』 と 『TX | CA 19』から厳選したオリジナルプリントを展示します。会期は前期・後期に分かれ、前期では『TX | CA 17』、後期では『TX | CA 19』を展示します。

これらのシリーズは、リーが当時暮らしていたテキサス州から、かつて住んでいたロサンゼルスへ向かうロードトリップの中で撮影されました。タイトルの TX はテキサス、CA はカリフォルニアを意味します。
『TX | CA 17』は2017年にモノクロフィルムで撮影され、『TX | CA 19』は2019年に同じ道中をカラーで記録した作品です。

リーは、1970年代のアメリカで起こった風景写真のムーブメント「ニュー・トポグラフィクス」に影響を受けています。彼の写真は、劇的な自然美を称えるものではなく、ありふれたアメリカの風景を中立的な視点で淡々と捉えています。そこには、忘れ去られたかのような、あるいは放置されたままの古き良きアメリカが静かに息づいています。

アメリカの乾いた気候や風土を、心地よいトーンと色彩で表現したプリント作品は、作家自身が本展示のために「studio35minutes Japan Print」として、一点ずつ制作した特別なものです。本展は日本初のジェイソン・リー個展となり、作品は作家の意向により、比較的手に取りやすい価格になっています。

この貴重な機会にぜひ、ご覧ください。

── スタジオ35分 プレスリリースより

ジェイソン・リー 写真展「TX | CA 17」「TX | CA 19」情報

開催日時

「TX | CA 17」
2025年5月7日(水)~5月24日(土)16:00~22:00
定休日:日・月・火

「TX | CA 19」
2025年5月28日(水)~6月14日(土)16:00~22:00
定休日:日・月・火

入場料

無料
※1ドリンクオーダー要

会場

スタジオ35分

  • 164-0002 東京都中野区上高田5-47-8
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩で3分

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