東京駅から電車で約10分、東雲にある公団住宅「東雲キャナルコートCODAN」。40,000㎡もの敷地にデザインの違う6つの街区(エリア)があり、居住地だけでなく子育て支援施設として学童保育や保育園、高齢者施設も備わっています。他にもコンビニやパン屋、ヘアサロン、クリニックなど、生活に便利な施設が集まり、まるで1つの街のよう。緑も多く、快適に過ごせる空間が提案されています。
1~6の街区はそれぞれ異なる建築家が設計しており、特徴があります。上の写真の1街区は山本理顕、2街区は伊東豊雄が手掛けており、どちらもグリッド状の外観が特徴。3街区は隈研吾、4街区は山設計工房(山田正司)、6街区は元倉真琴・山本圭介・堀啓二設計共同体が手掛けていて、すべてURの賃貸住宅。5街区はADH/WORKSTATION設計共同体が手掛けており、唯一、民間の賃貸住宅です。
東雲キャナルコートCODANでフォトスポットとして注目を浴びているのが「2街区」の14号棟。3m間隔で構成された住棟の中に、斜めにデザインされたコモンヴォイド(コモンテラス)が際立つ外観です。このコモンヴォイドと呼ばれる2層吹き抜けの共用空間は、天井に色が塗られています。夜になるとライトアップにより美しく色づき、フォトスポットとして人気に。
昼間の撮影スポットとしても人気ですが、夜は迫力のある画が撮れるので特におすすめ。計算しつくされた照明の美しさが際立ちます。2街区の14号棟をおすすめしましたが、東雲キャナルコートCODANは名だたる建築家のデザインした建築物を楽しめる場所として、建築好きにはたまらないスポットです。興味のある人はカメラ片手に訪れてみてください。
※住宅ですので、住民の邪魔にならないよう十分に配慮の上、撮影してください。
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