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【GENIC 2022年1月号 vol.61】伝わる写真

12月7日(火)発売のGENIC1月号(vol.61)のテーマは「伝わる写真」。本記事では、それぞれの特集の詳細、そして編集長のコメントを掲載しています。

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伝わる写真

GENIC1月号のテーマは「伝わる写真」。
私たちは写真を見て、何かを感じたり受け取ったりします。撮り手が伝えたいと思ったことだけでなく、時には、撮り手が意図していないことに感情が揺さぶられることも。それは、撮る側と見る側の感性が交じり合って起きる化学反応。写真を通して行われる、静かなコミュニケーションです。

【編集長コメント】
「何かを伝えようとして写真を撮っていますか?」と、たくさんのフォトグラファーに質問したところ、答えは、YES、NO、半分ずつでした。
そうだったのか!「伝えよう」としていない人もこんなにいるのか。じゃあなぜ?私たちは、誰かが撮った写真から、いろいろなことを感じ取ったり感動をもらったりするんだろう?
「伝える」「伝わる」ってどういうことなんだろう?
そう疑問に思いながら、今号の企画を進めていきました。

そこでわかったこと。それは、写真は撮り手だけのものじゃないということ。
写真から何かを受け取る。それは鑑賞者の感性が引き起こしていることが多々あるんだな、ということでした。
撮る人の感性と、写真を見る人の感性の掛け合わせによって「伝わる写真」は完成しているんです。

撮り手が伝えたかったこと、伝えようとは思っていなかったことにかかわらず、時代も世代も性別も国境も、何もかもを超えて、写真から伝わってくる「何か」をキャッチできるのは、見る側の感性が加わるから。そして私たちは、写真を見て感情が揺さぶられる。
写真って、撮り手と鑑賞する人の静かなコミュニケーションが、じわりと起きているもので、だからこんなに楽しいものなんだなと、改めて感じました。

カバーフォトの撮影はMaya Matsuuraさん

今号のカバーフォトは、Maya Matsuuraさんです。

【編集長コメント】
デンマークの首都コペンハーゲンを拠点とし、暮らしやものづくりをテーマに写真撮影・映像制作などを行っているフォトグラファーのMaya Matsuuraさんが、500 年以上も続くというスイスの小さな町のレストランで撮影された写真です。
隣に座る老夫婦を眺めながら「私たちもあのくらいの歳になった時、またここに来るのかな」と同行者と話しながら、今と未来と過去を、行ったり来たりしたひと時だったそう。
フォークの上に置かれた、ひとかけらのパンが物語ることはなんだろう…。
見る私たちの感性が刺激され想像が膨らむ、まさに、「伝わる」一枚です。

【特集1】<Photographer’s Identity>写真家が心に抱く、それぞれのテーマ

写真を撮ることを仕事にした写真家たちは、自身の作品に何を投影し、どんなテーマを持って撮っているのか?写真を撮る理由と意味に迫ります。

出演(掲載順):酒井優衣、Maya Matsuura、柏田テツヲ、角田明子、大林直行

【編集長コメント】
これは、誌面上で開催する小さな写真展です。
5名の写真家たちが、それぞれのテーマに合わせた写真を選び展示している。そんなイメージで作りました。
一枚一枚の写真には、目に見えないたくさんのものが写っていて、そこに宿った魂や、込められた想い、奥に潜んだ物語を感じ取って、きっとその世界に引き込まれてしまうはずです。
各写真家のページのタイトルが、写真展のテーマです。
ぜひ、会場に足を運んだ気持ちで、ゆっくりとご鑑賞ください。たくさんのものが伝わってくるはずです。

【特集2】愛が伝わる写真

大切な家族や愛する人を被写体にする時、撮る人の気持ちはきっと特別。見ているだけで、自然と愛が伝わってきてしまう写真の特集です。

出演(掲載順):川原崎宣喜、森友治、山本陽介、うちだなおこ、セソコマサユキ

【編集長コメント】
誰か特定の人への想いを、写真を通して知らない誰かに届けたい!そんな風に思う人はとても少ないと思います。
でも私たちは、被写体に対する撮り手の想いを、写真から勝手に感じ取ってしまいます。
どうしてこんなにも、他人の家族の写真を見て、心がぎゅっとしたり、グッときたりするんでしょう。愛はにじみ出てしまうものだから…?
撮り手の視点と想いがド直球に伝わってくる、5名のフォトグラファーが撮った、家族の現場。ぜひ、ほっこり幸せな気持ちになってください。写真をより魅力的にみせてくれる、さまざまな「言葉」たちにも注目です。

【特集3】A world we've never seen.

地球を縦横無尽に旅する写真家たちをフィーチャー。これまで目にしたことがないような、壮大で美しい、心奪われる地球の光景に出会ってください。

出演(掲載順):佐藤健寿、上田優紀、西山勲

【編集長コメント】
“世界”に焦点を当てた写真家たちからいただいた言葉がすごい!(もちろん写真はものすごくすごい!)
異次元というか、壮大というか…とても心に響きました。ちょっとだけお披露目します。

「目の前にあるものの素晴らしさを伝えるために、極端に言えば撮影者の自分が消えたほうがいいと思うことがある ──佐藤健寿」
「構図やドラマチックな露出など、そんなことを考えて撮影しているような環境ではない──上田優紀」
「感じる写真を撮るために、自分自身が自分の写真に心動かされ続けなければいけない──西山勲」

写真を撮るすべての人に読んでいただきたい!そんな特集です。

【特集4】地元の冬景色

季節感豊かな美しい地元の風景を追いかけ、四季それぞれの表情を切り取っているフォトグラファーたち。素晴らしきニッポンの冬景色をお届けします。

出演(掲載順):別所隆弘、nao、吉岡栄一、yuki、イナガキヤスト、Nagi / みなぎ

【編集長コメント】
「冬の写真ってやっぱり特別にいいですよね」と企画会議で発言したら、割と同意を得られませんでした(笑)。私は、みんながそう感じていると思っていたからビックリ。
「うーん、そうですね。でも春も素敵じゃないですか?」と。それはもちろんわかります!春も夏も秋もそれぞれに素敵です!でも冬は別格なんです!
いつ読んでもらっても楽しめるように季節感はなるべく追わないようにしている最近のGENICが、私の力強い推しで、冬景色をお届けします。
地元のフォトグラファーだからこそつかまえられた、その土地の冬の表情。めちゃくちゃ素敵です。

【特集5】伝わるクリエイティブ

広告写真やオリジナルワークにおいて、人の心を動かすようなクリエイティブはどのように生まれるのか?クリエイターたちの「伝える力」に迫ります。

出演(掲載順):柳詰有香、大西日和、龍崎翔子、石川直樹

【編集長コメント】
「商品の宣伝をする」ための写真も、ただ単に「その顔を素敵に見せる」ことだけを考えて撮られたわけではありません。
作り手の思想やブランドのコンセプト、どんな人に、どんなことを伝えたいのか?
プロデューサーやスタイリスト、フォトグラファーたちはチームとなって、さまざまな話を積み重ねたり、あうんの呼吸で通じ合ったりしながら、1つのクリエイティブを一緒に創り上げていきます。どんなコミュニケーションをとり、どんな想いに触れ合って同じゴールを目指していくのか?根掘り葉掘りお伺いしたら、「魅力を伝えるために必要な視点」をたくさんいただけました。タメになります!
知床・斜里を題材にした映画『Shari』を撮った、写真家の石川直樹さんにも、スペシャルインタビューです。

【特集6】想いを運ぶ写真術

自分なりの「作風」を持って、感性豊かに表現をする6名のクリエイターに、その表現に行きついた理由、作り方などを質問しました。

出演(掲載順):古性のち、saki、筑城俊、花梨、Harumi、成瀬凜

【編集長コメント】
ああ!なんて素敵な自分ワールドを持っているんだ!
しばしば、誰かの作品を見て感嘆してしまいます。自分の「芯」というか「カラー」というか、そこがぎゅぎゅっと太く濃いほど、見る側に伝わってくるものも大きい気がします。
自分なりの表現を見つけ、それを確立させることは、誰もができることではありません。今回はそれを手にした、特別な力を持つ6名の表現者にインタビュー。この「作風」に行き着いた理由を読んでいくと、「表現」というもの奥の深さに触れることができ、多くの学びがあります。

【特集7】五感を刺激する写真たち

見るだけで私たちの視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚に訴えかけてくる写真を集めました。どうぞ刺激されてください。

出演(掲載順):Timo Lemmetti、ミユキマザー、Paul Hiller、Kou Kato、Helga Stentzel、yurie、masa_404、藍嶋しお、土居夏実、奥はる奈、安永明日香、加茂雄馬 / kamosan、Satoru、nichiiro、マッキー/Hidekazu、Makiyama、akiko、てっしー、KaHo.M、MASUMI、染谷ノエル、久慈鈴奈、hassakumama、はち、Marsha、mayu、 ikuma、佐藤啓、祐子、栗田脩

【編集長コメント】
写真を見ていて「あー!よだれがでそう!」「うー触りたい〜」なんて思ったりしたこと、ありますよね?
この特集では、視覚→聴覚→味覚→触覚→嗅覚の順で、五感を刺激する写真を2ページずつ掲載しています。
まず最初のページを開き「ついつい凝視して」いただき、次をめくって「さまざまな音に聞き入って」、その後「お腹が空いてしまう飯テロに出会い」、「手を伸ばしたくなる感覚を味わい」、最後に、「ページから漂う香り」をご堪能ください。

【Special Contents 1】高橋ヨーコ/LAUNDROMAT

写真家の高橋ヨーコが、「好きで見つけると撮ってしまう」というランドリーの写真を、GENICオリジナル編集版で6ページにわたってお届け。Q&Aにも注目です。

【Special Contents 2】草野庸子/光

ファッションや広告、カルチャーシーンなどで活躍する写真家・草野庸子。なんでもない日々に小さな光を見いだしてくれるようなスナップ写真をお楽しみください。

連載

女優・橋本愛「日日是好日」

現実のなかに溢れる愛おしい瞬間を封じ込めた写真と、そのとき感じた想いを言葉にのせて。かけがえのない日々を写真と言葉で表現する、橋本愛の連載第8回。

小関裕太 <連載拡大版>/自分探しの旅「スキ」Vol.7

写真には、伝わる「ニュアンス」というものがある、という小関裕太が、番組共演者である佐藤栞里を撮りおろし。すべて本人による構成でお届けする連載、第7回です。

KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」

世界を照らす美しい光を追いかけ続けるトラベルフォトグラファーKYON.Jが出会った、光溢れる大自然の姿、第10回「地球の果てに届く光」をお届けします。

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