今回の展示を決めるきっかけとなった原点の写真
この写真はルノワールの「青い花瓶のアネモネ」をインスピレーションに制作したものです。花瓶の気持ちになってストーリーを作り、ノートへ書き込み、撮影を行いました。それまでで一番作り込んだ作品です。
当時通っていた「CURBON Photo College」で、コハラタケルさんの講評を受ける機会があったので、この写真をお見せしたところ「いいね。これを続けたら突き抜けることができる気がする。」とのお言葉をいただきました。
コハラさんにいただいた言葉は、私の中で大きなテーマになりました。
自分にとって「突き抜ける」とは何か?そもそも、なぜ「突き抜ける」ことが必要なのか?何を続けていくのか?その意味考え続け、約1年かけて自分の作品に落とし込んできました。そこで生まれた作品たちが、今回展示するものです。
私は写真に何らかの形で一生携わっていきたいと思っています。その気持ちを整理し、記録するために写真展が必要でした。「今後の自分の道筋をつける」「現在の自分を知る」、そして「原点を記録しておく」という目的を写真展に込めています。「自分の原点を記録しておく」という点では、写真以外の企画も盛り込んでいます。3月4日金曜日に発表します。
写真展 詳細
Saya Seto photo exhibition
DIX[ディス]
Le voyage pour trouver des 10% restantes
<会期>2022年3月5日(土)10時〜20時~2022年3月6日(日)10時〜19時
<会場>Oak Cube
<住所>東京都渋谷区神山町12-3
<行き方・アクセス>
JR/東京メトロ渋谷駅、千代田線代々木公園駅、小田急線代々木八幡駅からそれぞれ徒歩約10分
瀬戸沙耶
1996年3月1日生まれ、神奈川県横浜市在住。普段は広報部で働く会社員。
21年6月にCURBON Photo Collegeへ入学し、本格的に写真の勉強を始める。カメラを仕事にすべく、日々奮闘中。SNSでは女性ポートレートを中心に投稿しているが、作品撮り、テーブルフォト、日常写真など、撮影ジャンルは多岐にわたる。愛機はCANON EOS R。
食べることが大好きで、休日は美味しいものレーダーを頼りに街を散歩する。