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講座:ぼけ感のある写真を撮っていこう
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「復習がてら基本的なことを紹介しつつ、ふだん私がどのように撮影をしているかを紹介していこうと思います」というAyaneさんの言葉で始まった講座のテーマは「写真にぼけ感を出すには」。さっそくその内容を紹介します。
ぼけ感を出すのはF値(絞り)
F値とは、レンズから入る光の量を調整するもので、「絞り値」とも言われます。数値が小さいほど取り込む光の量は多くなり、大きくなるほど光の量は少なくなります。露出にもかかわるものですが、写真のぼけ具合の調整にも大きく関係しています。
「そこまで厳密に数字とぼけの関係を知る必要はなくて、“数値を小さくする(=開ける)ほどぼける”と覚えておけば大丈夫。逆に数値を大きくする(=絞る)ほど、被写体全体がくっきりと写ります」とAyaneさん。
Check!
☑ 開ける(ぼける)
☑ 絞る(くっきり)
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ぼけ写真は美しく、ついどこまでもぼかしたくなりますが、海外の街並みやシンボリックな塔など、旅先で風景を撮るときはあまりF値を小さくし過ぎずに撮るのもポイントだそう。同時に注意したいのが、開放時(一番小さいF値にしたとき)のピントだとAyaneさん。「まつ毛にはピントが合っているけれど瞳はもうぼけているなど、レンズを開けるほどピントの合う範囲は狭くなっていきます。それが意図したぼけであるのかどうか、注意が必要。自分がどう表現したいかで、F値を変えていくようにしましょう」。
レンズを使いこなそう
焦点距離の異なるレンズをそれぞれ使いこなすことで、さまざまな表現が可能になります。表現を考える上で、知っておきたいレンズで得られる効果は下記。
Check!
☑ 写る範囲を変える
☑ 広がりのある写真は広角レンズ、圧縮感のある写真は望遠レンズ
☑ よりぼかしたい場合は単焦点レンズ
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「旅先で撮ることが多く、荷物を増やしたくないという理由から、実際に使っているレンズはズームレンズが多いです。ほしい焦点距離をカバーしようとすると、単焦点レンズだと5本くらい持っていきたくなっちゃうけれど、ズームレンズならだいたい3本に収まる。ソニーのズームレンズはすごく軽くて、片手で持てちゃう。重宝しています」。
おすすめの小道具
「ある程度撮影を重ねていくと、いつものパターンみたいになってきてしまうのですが、そこに小道具をプラスすると、変化が生まれます。おすすめは、ベールやスカートなど、“風になびく”もの。あとシャボン玉も、写真にいい変化をつけてくれます」。
Check!
☑ ベール
☑ シャボン玉
☑ スカート(チュールスカートがとくにおすすめ!)
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「もう桜が咲いているところもあったので、実際に講座の内容を楽しみましょう」とAyaneさん。講座を終えて、α7C IIにレンズ「FE 35mm F1.8」を装着し、実際に撮影を楽しむフォトウォークへ繰り出します。
実践:講座で学んだことをフォトウォークで再現!
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フォトウォークのスタートは、海岸沿いの公園に咲く河津桜を取り入れて、モデルのRINOAさんの撮影から。RINOAさんに立ち位置などの指示を出しながら、まずはAyaneさんがデモンストレーションを見せ、それに参加者も続きます。
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桜の木の隣には柵があり、また桜の木自体も小さめであったことから、「レンズが35mmだと少し広いかな」とAyaneさん。そこで使ったα7C IIの機能が「APS-Cモード」です。トリミングの要領で約1.5倍にクロップすることができ、約50㎜の画角で撮影が可能に。余計なものを写し込まず、写真を桜で埋めることができました。
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場所を移動し、海沿いの遊歩道に並ぶ花壇に咲いた色とりどりの花を見て、インスピレーションがわいたAayneさん。RINOAさんに海をバックに立ってもらい、花壇越しに撮影を始めます。
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続いては、ベールを使った撮影へ。「Amazonで1000円くらい」と笑うAyaneさんですが、写真を作品へと昇華する効果は絶大なものがありました。参加者も、この日一番といえるくらい夢中になって撮影を楽しんでいるようでした。
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Ayaneさんのアイデアを享受しつつ、撮影の仕方を見たり撮った写真を見せてもらったりしながら、参加者もたくさん撮影をしました。モデルの撮影ができるとは思っていなかった参加者も多く、貴重でうれしいひと時に。あっという間に時間が過ぎ、最後にみんなで記念撮影をしてイベントは終了となりました。
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手にしたカメラは、自由に楽しめるフルサイズ「α7C II」
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Ayaneさんをはじめ、参加者全員に渡されたカメラはα7C II。昨年10月にソニーから発売されたフルサイズミラーレス一眼カメラです。α7Cのコンセプトである小型・軽量を受け継ぎながら、静止画・動画における撮影領域のさらなる拡大を実現。より高い階調表現や忠実な色再現性能、低ノイズ性能など、抜群の信頼を置くことができます。また、AI処理に特化した「AIプロセッシングユニット」が搭載され、より高精度な被写体認識が可能に。人物はもちろん、動物や昆虫、乗り物など、幅広い被写体においても優れたAF機能を発揮します。どこへでも手軽にフルサイズの描写力を持ち運ぶことができるシステムでありながら、性能に一切妥協することなく、ソニーが培ってきた最先端技術が惜しみなく搭載された一台です。
参加者がα7C IIで撮った1枚
イベント当日に参加者が撮影したお気に入りの1枚を紹介していきます!
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「モデルさんの笑顔やポーズがとっても素敵なのでこの1枚を選びました。お花の前ぼけも入れて春の横浜らしい写真になったと思います。Ayaneさんに直接いろいろ教えていただき、実際の撮影風景も見られてとても勉強になりました。モデルさんを撮影させていただけるとは思っていなかったのでとても貴重な経験でした。α7C IIは軽くてオートフォーカスが速くてびっくりしました!」(akiさん)
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「構図や光の入り方などを意識して撮影しました。イベントでは、レンズの焦点距離や絞りなど、知識としては持っていてもよくわからなかった実際の使い方まで知ることができ、良かったです」。(csports85さん)
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「ベールの色がきれいに撮れて安心した1枚です。Ayane先生の視点や撮影に使っているレンズや小物を知ることができ感激でした。α7C IIで撮影するのは初めてだったため操作に戸惑いましたが、リアルタイム認識AFのおかげでピントをカメラが合わせてくれるので大変助かりました。とくに、ベール越しの伏せた瞳にも反応してくれたので感動しました」。(y.u.i.さん)
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「普段あまり人を撮らないのですが、モデルさんの表情が素晴らしかったのとAyaneさんのセッテイングのおかげでなんとか人並みに撮ることができました。フォトウォークという名前から街中のスナップをイメージしていましたが、まさか素敵なモデルさんの撮影とは思いませんでした。緊張の中、楽しく撮影させていただきました。α7C IIは軽くてAF性能も良く気に入りました。購入を検討しています」。(すーちゃんさん)
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「レースが風になびきながら、後ろからの陽の光に照らされたところがとてもきれいで撮影しました。イベントはあっという間でしたが本当に楽しかったです!Ayaneさん、RINOAさん、スタッフの皆さん、ありがとうございました」。(ましゅーさん)
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「RAW設定を忘れてしまったのですが、JPEGでもきれいに色を出せ、最近お気に入りのフィルム調現像がマッチしていい雰囲気となり、気に入った1枚。α7C IIは小型軽量で取り回しも良くきれいに写る。旅行には最適だと思います」。(もっちーさん)
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「冬らしい青空の日だったため、青空をメインにした作品を考えました。モデルさんの魅力を引き出しつつ、青い空が印象的となるよう構図を考えました。初めてα7C IIを使いましたが、とても小さくて取り回しが良くて、今後も使いたいと思えるカメラでした。普段からSonyのカメラを利用しているので、旅行用のカメラとして迎え入れたいです!」。(霜月ジョーさん)
毎日持ち歩けるフルサイズα7C II
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メモリーカード、バッテリーを含めて約514gと小型・軽量で、1日持ち歩いても疲れ知らず。旅、日常スナップなどさまざまなシーンで活躍するカメラです。シルバーとブラックの2色展開。
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Ayane
フォトグラファー/映像クリエイター
ウユニ塩湖に行くためにカメラを買ったことがきっかけで写真にハマり、子どもの頃からの夢だった研究職を2年で捨て、オーストラリアでフリーランスフォトグラファーとなる。1年間で200組以上を撮影し、帰国後もクライアントワークを行う傍ら各SNSで写真や映像についての発信も行い、総フォロワー数は135万以上。
2022年には会社を設立し、写真・映像やPhotoshopを使ったアート作品など幅広く手がけている。