新田桂一
フォトグラファー 1975年、東京生まれ
文化服装学院アパレルデザイン科卒業後、1997年に渡米。2000年にアメリカのファッションフォトグラファーであるテリー・リチャードソンに師事。
2006年に帰国し、現在では日本を活動拠点とし、数々の音楽・ファッション・カルチャー誌、グローバルブランドのキービジュアルを手がけている。さらには自らが世界的著名人に変装し撮影するセルフポートレイトプロジェクト「100K」をはじめとしたオリジナリティ溢れる先駆的なアイデアとパッショナブルな作風で精力的に作品を発表し、常に第一線を走り続けている。
2016年から2020年までIPC(国際パラリンピック委員会)×WOWOWパラリンピックドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のキービジュアルを担当。2018年には第49回講談社出版文化賞写真賞を受賞など日本におけるビジュアルシーンを牽引し、写真を通じて新たなクリエイティビティの可能性を広げている。
伊勢谷友介
1976年 東京都出身
東京藝術大学在学中にモデルデビュー。俳優として多数の映画賞を受賞。2003年映画「カクト」で監督、脚本、主演をつとめる。
新田桂一が伊勢谷友介に魅了され合作が実現
日常に起こる様々な出来事に対して強かに生きること、惑わされることのない気丈な心であり続けることを重きに置いた個展「Shit Happens」。本展では俳優など多才に活躍する伊勢谷友介を被写体として、伊豆を舞台にポートレート作品を撮りおろし。新田桂一が伊勢谷友介氏の人柄、役者としての在り方に魅了され合作が実現、フォトグラファーと役者という2人の表現者が魅せる瑞々しい数々の共作が展示されています。
新田桂一が表現する色彩の変遷は被写体の感情と呼応し、そこに流れる時間の移ろいと情調を漂わせる。朗らかな笑み、凛とした眼差し、情緒的な横顔、様々な表情を引き出し、その連続性のある描写に広がる一瞬の輝きをシャッターに収めていく。被写体から溢れでるパーソナリティは新田桂一が持つ共感的知性と、これまでに多様なシーンを切り取ってきた彼の視点と距離感で構成されている。予測不可能な自然界の中でも飾り気なく躍動的な構図を織りなす写真は、日々を過ごす私たちへ強く正直に生き抜くための手がかりを示しているようにも見える。時として訪れる心のわだかまりに臆する事なく、偶発的に起こる感情を愛しみ育むことで人間としての揺るぎない信念を築くことができるだろう。
写真展「 Shit Happens」情報
開催日時
2024年2月8日(木)~ 2月19日(月)11:00~20:00
入場料
無料
会場
AND COLLECTION Contemporary Art
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズB2F
行き方・アクセス
<電車>東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」A2出口から徒歩で2分
- 【お問い合わせ先】
- AND COLLECTION Contemporary Art
- and-collection.com