撮影OK！「大塚国際美術館」で世界のアートを体感

大塚国際美術館は、大塚グループが創立75周年記念事業として建設した陶板名画美術館。原画に忠実な色彩・大きさで作品が再現されているため、実際の名画を見るような迫力を味わえます。

展示数は、26カ国190余の美術館が所蔵する、約1000点。日本にいながら世界中の作品を原寸大で一度に楽しめるのが魅力の一つです。国内最大級の館内には、地下3階から地上2階まで、西洋美術の変遷がわかるよう系統ごとに展示されています。

大塚国際美術館のシンボル的な存在でもある、「システィーナ・ホール」。ミケランジェロが４年半かけて描いたシスティーナ礼拝堂の天井画と、祭壇画として５年かけて描いた「最後の審判」が再現されています。ここは、作品だけでなく建造物などの環境空間ごと再現した「環境展示」という展示方法になっており、立体的な空間を全身で感じることができる、大塚国際美術館の見どころの一つです。

同じく環境展示の「スクロヴェーニ礼拝堂」も、必ず見ておきたい展示の一つ。天井の青色がとても美しく、まるで本物を見ているかのような圧倒的な世界観に惹き込まれます。スクロヴェーニ礼拝堂で結婚式を挙げることもできるので、気に入った際には候補にしてみるのもいいですね。

モネが集大成として晩年に描いた「大睡蓮」は、「自然光で見て欲しい」というモネの願いを実現し、屋外に展示されています。色が経年劣化しない陶板の強みを活かした、大塚国際美術館ならではの強み。天候や季節の光の移り変わりで見え方が変わり、訪れる時期によって変化を楽しめるのも魅力です。
※2023年2月7日（火）～3月12日（日）の期間は、床張り替え工事があります

６月中旬〜9月には、周りの池にモネが愛した睡蓮が咲き、展示とともに美しい景色を楽しめます。睡蓮は朝に咲きはじめ、14時頃には閉じはじめるので、午前中に訪れるのがベストです。

池に面した「カフェ・ド・ジヴェルニー」では、アートスイーツ「ムンクのどら焼きセット」が大人気！阿波晩茶付きで、鳴門金時餡と小倉餡がたっぷり詰まったボリューム満点のメニューです。ランチメニューもあるので、お昼時や休憩がてらに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大塚国際美術館は写真撮影だけでなく、作品にそっと触れることも可能です。原画を忠実に再現しているので、質感や筆遣いなども体感してみてください。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」や、ゴッホの「ひまわり」、ムンクの「叫び」、レオナルド･ダ･ヴィンチの「モナ・リザ」など、誰もが知っている世界の名画を、より身近に、より深く感じられる素晴らしい機会です。

館内はとても広く、1日かけて楽しめる美術館です。見どころも多いため、時間がない人は前もって回るコースを決めておくのがおすすめ。大塚国際美術館のマップ＆ガイドには各エリアのモデルコースが紹介されているので、参考にするのも◎。
※定時ガイド「見どころ40分ガイド」は休止中です

＜住所＞〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
＜TEL＞088-687-3737
＜営業時間＞9時30分～17時（入館券の販売は16時まで）　
＜休業日＞月曜休館（祝日の場合は翌日）
※1月は連続休館あり、その他特別休館あり、8月無休
＜駐車場＞無料（最終入庫時間15:50）

一般　3,300円
大学生　2,200円
小中高生　550円

＜車＞神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から鳴門海峡方面（左折）約3分
＜電車＞最寄り駅JR「鳴門駅」から路線バス・タクシーで15分、JR「徳島駅」から路線バスで52分
＜高速バス＞新幹線「新神戸駅」から高速バスで約2時間
＜飛行域＞「徳島空港」から路線バス・タクシーで約30分

※ 本記事内のInstagramの写真は、アカウント所有者より許可を得て掲載しております。