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【福地桃子の立ちより話】第9回: 馴染みのある味 編

福地桃子<連載コラム>第2・第4金曜日更新
福地桃子がうつしたあらゆる世界
いきものたちとの時間を記録したコラム

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【福地桃子の立ちより話】第9回: 馴染みのある味 編

こんにちは。
突然ですが、みなさんはおにぎりの具材、何が好きですか?

ここのところ舞台のお稽古の合間や帰りに、おにぎりを食べるという習慣ができました。
小学生の頃にお弁当で持っていっていたような、直径4センチくらいの小さなおにぎりを2つか3つ持っていきます。

持っていかなかった日でも誰かがお裾分けしてくれることがあり、健康維持のためにとにかくこまめに食べることを心がけています。

母が作ってくれたおにぎり

わたしの最近のお気に入りの具材は、鮭、肉味噌、梅干しなど。
そしてお弁当としては持っていけないですが、ここのところ、ますの筋子の醤油漬けで作るおにぎりがこんなに美味しかったんだということに驚きました。

母の出身が北海道なので、小さい頃から馴染みのある筋子の味だったのに、温かいご飯からほとばしる筋子のプチプチが1日の疲れを跳ね飛ばしてくれます。

夏場なのでなかなか持っていくことはできないのですが、元気をもらえる美味しさを是非みなさんにもお裾分けしたい!と思うくらい、元気を与えてくれる存在です。

着ているものでもお気に入りというのがあるのですが、昔から流行りよりも、
身に纏うものだからこそ着ていて心地の良いものを自分で選んできたように思います。
子どもの頃に母が選んでくれていた洋服は、柄に柄を合わせた独特なスタイルで「パジャマみたいな服着ているよね」と言われることがよくありました。でも、特に嫌がる様子はなかったようで、気に入って着ていたんだと思います。

拾った石とマニキュア

数年前に母から譲り受けた下駄。鼻緒を替えて履いています

下駄も気が付いたら自分の足に馴染んできました。カラフルな足元は、履いている自分さえも笑わせてくれて、気持ちも明るくなるのです。

福地桃子

1997年生まれ、東京都出身。姉にカメラを借りたのをきっかけに写真を撮るようになり、カメラ歴は5〜6年。
2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』に夕見子役で出演して話題に。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、日本テレビシンドラ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』(是枝裕和監督)日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』などに出演。
今後は、NHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』をはじめ複数の作品に出演予定。

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