安藤忠雄ワールドを堪能できる「淡路夢舞台」のカメラに収めたくなるスポット

撮影意欲を掻き立てられる「淡路夢舞台」で何を”切り撮る”

神秘的な光の十字架をフィルムと心に焼き付けたい「海の教会」

コンクリート打ちっ放しの天井から差し込んだ光が十字架を描き出す「海の教会」は、世界的建築家・安藤忠雄の作品。
淡路夢舞台にあるホテル「グランドニッコー淡路」の２階にあり、挙式中でなければ、夕方まで開放されていて自由に見学できます。
安藤忠雄の教会三部作といわれている光の教会（大阪）、風の教会（兵庫）、水の教会（北海道）には含まれていませんが、淡路夢舞台を訪れたら是非ともこの目で見たい美しい教会です。

ここはダンジョン？それとも神殿？ワクワク感が止まらない「空庭」

グランドニッコー淡路から、百段苑へと向かう途中にある「空庭」と呼ばれるスポット。
ダンジョンのような、神殿のような、人によって捉え方が変わる不思議な空間です。
淡路夢舞台は、あちこち寄り道したくなるスポットがたくさんありますが、階段が多いので歩き慣れた靴で訪れるのがベスト。

立体迷路のような不思議な花壇「百段苑（ひゃくだんえん）」

「百段苑」は、山の斜面に沿って階段状に100個の花壇が並ぶ庭園で、安藤忠雄が阪神淡路大震災被災者への「祈りの庭」として設計したもの。
花壇は３つのブロックに分かれていて、それぞれ季節に応じたテーマの植物が植えられています。
晴れた日には、公園の向こうに大阪湾が一望できます。

百段苑には、エレベーターがあります。
このエレベーターの頂上は、階段がつらい人だけでなく、カメラ好きさんは行くべきスポット。
エレベーターから百段苑へと、ガラス張りのプリッジがかけられて、まるで大阪湾に入り口があるみたいな不思議な風景が”切り撮れ”ます。
また、ここから百段苑の全景をきれいに撮影できるので一石二鳥でおすすめです。

どの角度から撮っても絵になる「円形フォーラム」

淡路夢舞台の中でもっとも人気がある「円形フォーラム」。
文字通り円形の壁とスロープに囲まれた筒状の空間は、下から円い空を見上げたり、突き出た展望スペースから景色を楽しんだり。

ここで撮ってくださいと言わんばかりに突き出している通路。

安藤建築の造形美をもっと堪能したいなら「楕円フォーラム」もおすすめ。円形フォーラムとは、山回廊と海回廊で結ばれています。
２つのフォーラムは、夜になるとライトアップされて、昼間とは違う幻想的な空間を楽しむこともできます。

2000年に開催された博覧会「ジャパンフローラ2000」から20周年を記念して、2021年の春と秋に開催されることになった「淡路花博20周年記念花みどりフェア」。春期は、2021年5月30日まで開催予定です。
円形フォーラムには、招待作家である彫刻家・西村正徳の作品が。直径８ｍもある黄色い巨大傘は、西村正徳の代表作です。
無数の穴があいている傘の下にいると、光の雨が降りそそぐような感覚になります。
イベント期間中は他にもアートな展示があちこちにあるので、チェックしてみてください。