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朝ドラも話題に!「高知県立牧野植物園」は植物愛に溢れる今注目のホットスポット

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植物を心から愛し、自らを“草木の精”と呼び、生涯を植物研究に捧げた、牧野富太郎(まきのとみたろう)博士の業績を顕彰する植物園「高知県立牧野植物園(こうちけんりつまきのしょくぶつえん)」。園内にある3,000種類以上の鮮やかな色や香りに触れれば、心が元気になります。牧野博士がモデルの2023年の朝ドラ『らんまん』についてやアートな建築で有名な牧野富太郎記念館、「ラン展」などの季節のイベントなど、高知県立牧野植物園の見どころをお伝えします。

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植物を愛した牧野富太郎博士の功績を伝える植物園

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高知県立牧野植物園は、高知出身の「日本の植物分類学の父」として知られる牧野富太郎博士の功績を広く伝えるため、1958(昭和33)年4月に高知市の五台山に開設されました。日本における近代植物分類学の礎を築いた牧野博士は、植物を心から愛し、どんな困難にも負けない不屈の精神で日本の植物相の解明に挑み続けました。
牧野博士がモデルとなったNHK連続テレビ小説『らんまん』が2023年春に放送開始されることが決まり、高知県立牧野植物園も話題のスポットとなっていて、盛り上がりを見せています。

牧野博士ゆかりの野生植物など3,000種類以上が、広さ約8haの園内を彩ります。

数々の建築賞を受賞した「牧野富太郎記念館」

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高知県立牧野植物園のメインの建物となるのが、半屋外的空間の「牧野富太郎記念館」。建築家・内藤廣氏の設計で、サスティナビリティー(持続性)という考え方がひとつのテーマ。建物を低くして周囲の環境に溶け込ませるという方針で設計されました。建物は本館と、奥にある展示館に分かれていて、それを長い回廊で結ぶ配置になっています。

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天井・壁には高知県産杉が、外部デッキには高知県産桧が使用されていて、木の温もりで入園者を優しく包み込んでくれます。牧野博士ゆかりの植物を植栽した展示館中庭は、思わずファインダーを覗きたくなります。
植物好きな人だけでなく、建築好きの人をも魅了しているアートフルな植物園です。

眺望抜群の「こんこん山広場」

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2019年春にオープンした新たな憩いの広場「こんこん山広場」。園内の景色はもちろん、近隣にある竹林寺の五重塔、太平洋までもが見渡せる展望デッキがあります。標高131mの、園内で最も高い場所周辺に広がるエリアで、大パノラマの眺望と、吹き抜ける爽やかな風を体感できます。

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また、牧野博士が東京都練馬の自宅に自身で植えたオオカンザクラやヘラノキなどを植栽した「芝生広場」、台湾産ツツジ属を中心にした「花木類のエリア」、季節ごとに一面に草花が楽しめる「草原エリア」があり、四季折々の景色と植物が奏でる絶景が広がります。
こんこん山広場は飲食可能なので、晴れた日はピクニックにぴったり。

牧野博士一色になった「春のフラワーショー」

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春には「春のフラワーショー」が開催され、鮮やかに色づいた春の草花で彩られます。
2022年は、牧野博士の生誕160年を記念し、「牧野博士とめぐる」をテーマに開催。牧野博士の等身大パネルが各所に登場し、フラワーショーやこんこん山広場の見どころを紹介してくれています。まるで牧野博士と一緒にお散歩しているような気分に。牧野博士の集大成『牧野日本植物図鑑』に掲載されている植物を中心にしつらえた、博士の花かごも登場するなど、見どころがたくさん。
開催期間は3月19日(土)〜5月15日(日)。

ジャングルさながらの緑あふれる温室

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高知県立牧野植物園の南園には、遠くからでも存在感を感じさせるガラス張りの「温室」があります。熱帯さながらの室内では、国内外から集めた貴重な植物や色鮮やかな熱帯花木、熱帯果樹など一年を通して楽しめます。
カカオやバニラ、バナナなど、一度は口にしたことのあるような身近な植物もあります。

「ラン展」は毎年人気のイベント

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温室の人気イベントといえば、毎年2月に開催される「ラン展」。温室内がカラフルなランに彩られ、多くの人で賑わいます。
2022年は、温室をまるごと美術館に見立て、温室内を色彩や絵画のジャンルにエリア分けし、ランを絵画のように見せたアートな世界が広がりました。会場の温室へ足を踏み入れた瞬間、花の回廊の鮮やかな色彩と華やかな香りに包まれ、まるで別の世界に踏み込んだかのよう。一面にびっしりに咲き乱れるランは迫力満点です。

牧野博士が愛した桜は昼夜2つの顔で楽しめる

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春には野生種・園芸品種を含め、約40種類もの桜が咲き誇ります。牧野博士は「日本には桜が少ない。春に飛行機の上から見ると下は全部桜で埋まっているというくらいに植えなければ」「日本を桜の国にしなければ」と語るほどに大の桜好きだったそう。
2015年からは桜の開花時期に「桜の宵」が開催されるようになり、イベント期間中は華やかにライトアップされた桜やさまざまな春の花木を楽しめます。
牧野博士が名前をつけたと言われる桜「仙台屋(センダイヤ)」は、高知県立牧野植物園の春のシンボル。水面に映った様子はとても美しく、夜は昼間とは違った幻想的な姿を見ることも。

高知県立牧野植物園(こうちけんりつまきのしょくぶつえん)/高知<日本>

高知県立牧野植物園 基本データ

<住所>高知県高知市五台山4200-6
<TEL>088-882-2601
<開園時間>9:00~17:00
<休園日>年末年始 12/27~1/1
メンテナンス休園 2022/6/27、9/26、11/28、2023/1/30
<駐車場>あり(無料)

入園料

一般 730円(17:00以降は500円)
※高校生以下は無料
※夜間イベント「夜の植物園」「桜の宵」の入園料は730円

行き方・アクセス

<車>高知自動車道「高知IC」から約20分、高知東部自動車道「高知南IC」から約15分
<電車・バス>JR四国「高知駅」からMY遊バス乗車で約30分

高知県立牧野植物園 公式WEB
高知県立牧野植物園 Instagram

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