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六甲山に立つ大きな樹「六甲枝垂れ」の魅力

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一本の大きな樹のような自然体感展望台「六甲枝垂れ」。標高約880mの六甲山上に位置する展望施設「六甲ガーデンテラス」の中にある、人気のスポットです。夜になるとライトアップされ、神戸の1000万ドルの夜景とともに絶景が楽しめます。また、暑い夏を涼しく過ごせる「冷風体験」もおすすめです。

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自然体感展望台「六甲枝垂れ」

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「六甲枝垂れ」は、神戸市街が一望できる“自然体感展望台”。天然氷と風を利用した夏の「冷風体験」や冬の「氷の切り出し」など、景観を望むだけではなく、六甲山の四季折々の自然エネルギーとその美しさに触れられるスポットです。

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六甲枝垂れは、 「六甲山上に立つ一本の大きな樹」というコンセプトのもと、建築家・三分一博志氏により設計され、2010年に完成しました。
枝垂れをイメージした直径16mのドーム状のメッシュフレームに覆われており、ステンレスパイプとヒノキの短い枝材を、人の手で編むように組むことで自立しています。上部にいくほど密に組まれていて、まるで本物の樹木のようです。

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赤く染まる美しい夕焼け空をフレーム越しに眺めると、とてもロマンティック。
夕方以降は六甲山頂は冷え込みが厳しくなるので、防寒対策をしておくと安心です。
夕暮れを堪能したあとは、六甲ガーデンテラス内にあるレストランで食事を楽しむこともできます。

四季折々の楽しみ方がある

六甲枝垂れでは、夜になると1000万色以上の色彩表現ができる最新のLED照明を使った、六甲山光のアート「Lightscape in Rokko」が開催されます。メッシュフレームを内側から照らし、六甲山の四季をライティングで表現しています。
2021年のテーマは「枕草子」。清少納言が記した、日本人が昔から親しんできた四季折々の情景を、4パターンのライティングで表しています。

各季節のライティングについて、昼間の楽しみ方も併せて紹介します。

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春バージョン「春はあけぼの」:夜が明ける頃、山の際の辺りが少し明るくなって、だんだんと白んでいき、紫がかっている雲がたなびく様子を表現。
桜の雰囲気も感じられるライティングです。2021年は5月いっぱいで終了しています。

昼間は六甲ガーデンテラスのエリア内に咲いた、様々な花を楽しめます。六甲山頂はふもとより平均気温が約5℃低いため、開花状況が異なり、遅い時期まで見頃が続きます。

夏バージョン「夏は夜」:夏の夜、月が明るい情景。暗闇に蛍が多く、またはほんの数匹が飛び交ってぼんやりと光って飛んでいく姿や、雨の日の様子を表現。
期間:①7月1日(木)~7月15日(木)の土日/ ②7月16日(金)~7月31日(土)の毎日/③8月1日(日)~8月31日(火)の毎日
時間:①19:00~20:00(19:30受付終了) / ②19:00~20:30(20:00受付終了)③19:00~21:00(20:30受付終了)
※新型コロナウイルス感染拡大防止の為、時間等を変更する場合があります。

昼間は木漏れ日体験を楽しんで。ヒノキのフレームが、夏の強い日差しを和らげたり、雨が直接振り込むのを防いだりしてくれます。展望台の内部に入って「冷風体験」を楽しむのも。

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秋バージョン「秋は夕暮れ」:夕日が差し込んで山の端にとても近くなっているときに、烏が寝床に帰ろうと数羽、飛び急ぐさま、列隊を組んで飛ぶ雁などが見える姿を表現。
期間:9月1日(水)~10月31日(日)の毎日
時間:17:00~21:00(20:30受付終了)
※9月の平日は~19:00(18:30受付終了)

昼間は紅葉狩りを楽しめます。六甲山は紅葉スポットが多く、六甲山頂から見る景色は圧巻です。山頂まで行くロープウェイからは、眼下に広がる紅葉を見渡すことができます。

冬バージョン「冬はつとめて」は、まだ2021年の詳細が発表されていません。気になる人は随時公式WEBをチェックしてみて。
冬の澄んだ空気の中で、よりきらめきを増す夜景と六甲枝垂れの幻想的な光景のコラボレーションは圧巻です。

昼間は、フレームに雪が積もって六甲枝垂れ全体が白く染まった姿が見られます。気象現象がそろえば、結晶化した樹氷を見られることも。
また、展望台南部にはガラス張りの「陽室」があり、晴れた日は太陽の力で部屋があたためられ、暖を取ることができます。

六甲枝垂れの魅力は展望台だけじゃない!

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展望台の幹にあたる部分にある、椅子に座って冷風を体験できる部屋「風室(ふうしつ)」。風室までは、螺旋状のスロープ回廊を歩いて行きます。

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展望台の地下には「氷室(ひむろ)」があり、冬の間に氷棚で作られた氷を、夏まで保存。夏には、氷室から流れるひんやりとした空気や冷水を楽しむことができる「冷風体験」ができます。風室内にある椅子のひじ掛けから、冷たい風が吹き出します。
この仕組みにより、暑い夏を自然の力だけを使って涼しく過ごすことができ、真夏でも風室内は20°C程度。
ヒノキの香りとともにひんやりと心地よい空間を体感してみて。「冷風体験」ができるのは、氷室内の氷が溶けてなくなるまでの間です。

冬には氷棚にできた天然の氷を切り出して氷室に運び入れる「氷の切り出し」が行われ、その様子を見学することができます。この日は、通常一般公開していない氷室が特別に公開されます。

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風室の床面にある「融氷水盤(ゆうひょうすいばん)」。天井部からの雨水や、氷室に保管されている氷が太陽のエネルギーによって溶ける融氷水が溜まります。
夏至の時期には、正午ごろに太陽光が真上から差し込むことで、幻想的な光の模様が現れます。この現象を見られるのは一年を通して夏至の時期のみなので、お見逃しなく。

六甲ガーデンテラス(ろっこうがーでんてらす)/兵庫県<日本>

出典: chigusa.66ten

神戸市灘区六甲山町五介山1877-9
<行き方・アクセス>
電車&バス:阪急「六甲駅」・JR「六甲道駅」・阪神「御影駅」各駅から神戸市バスで「六甲ケーブル下駅」下車、六甲ケーブルに乗車し「六甲山上駅」下車
<入場料>
エリア入場料:無料
六甲枝垂れ入場料:大人(中学生以上) 310円、小人(4歳~小学生) 210円

六甲ガーデンテラス 公式WEB
六甲ガーデンテラス Instagram

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