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【福地桃子の立ちより話】第1回:祖母と鎌倉散策 編

福地桃子<連載コラム>第2・第4金曜日更新
福地桃子がうつしたあらゆる世界
いきものたちとの時間を記録したコラム

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第1回:祖母と鎌倉散策 編

福地桃子です。皆さんこんにちは。
このたびGENIC WEBのこのページで、連載コラムを始めさせていただくことになりました。

わたしは普段、歩いているときにうつした写真を、ひとに送ることが好きで写真を撮りたくなります。
たとえば、旅先ではみたまんまその土地の空気を直接届けられているような気がしてわくわくします。

歩いていて「なぜか気になる」というものを撮ったとき体のなかにあったわたしの興味を知ることが出来る。
気がついたらそれを自分へのおみやげとして持っていて、嬉しいものになっていることがよくあります。

ベルを撫でるおばあちゃん

ついこの間、祖母の思いつきで鎌倉へ行ってきました。
お店をめぐりながら「この色のスカートが綺麗だね」「ぽこぽこした刺繍糸が可愛いね... 」と、二人で居る時のいつもの会話をしました。
祖母は北海道に住んでいるので、普段は電話したりメールで写真を送ったりして、気持ちを交換しています。会ったときには 「おばあちゃんと好みが似ているんだわ」と言ってくれます。

おんなじような温度をキャッチしていて心地が良い。 意識をしていないところで、自分の気持ちが落ち着くときなのです。

このコラムを始めるにあたって。

わたしが写真を撮りたくなるときの気持ちとおんなじように、どうしてなのか?口では説明することが難しいことがあります。

たとえば、ものをみて素敵だなあと思うとき。それはひとつひとつちがうものだけれど、きっと、そのときの自分に落ち着く風合いがあるのです。そのときどき、自然に反応して受け取るということをしているのだと思います。

この連載ではそんなふうに感じた体験やおもいを、素直に書き留めてみようと思いました。全10回、どうぞ立ちよってみてください。

10年目のバナナケーキ
バナナケーキを作るのが好きで気がつけば10年ずっと作り続けています。だれかとおやつ交換をするときのわたしの定番です。

福地桃子

1997年生まれ、東京都出身。姉にカメラを借りたのをきっかけに写真を撮るようになり、カメラ歴は5〜6年。
2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』に夕見子役で出演して話題に。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、日本テレビシンドラ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』(是枝裕和監督)日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』などに出演。
今後は、NHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』をはじめ複数の作品に出演予定。

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