伝説のパワースポット“聖域の岬”
日本三大パワースポットは、静岡県・富士山、長野県・分杭峠、石川県・珠洲岬。
その一つである珠洲岬は、能登半島の最先端にあり、地球規模のサイクルで岬に集まる大地の気流と、南からの海流(暖流)、北からの海流(寒流)が集結して交わる、自然界のパワーが集中する場所で、“聖域の岬”とも呼ばれています。
“聖域の岬”付近で汲んだ水は、100年経っても腐らないという言い伝えも。
そんな珠洲岬には、絶景を見渡せる「空中展望台スカイバード」と、神秘的なパワースポット「青の洞窟」があり、多くの人が訪れる人気スポットとなっています。
このエリアに入るには入場券が必要なので、購入して入りましょう。
空中展望台スカイバードの1階には、崖から突き出した空中展望台があり、その長さは9.5m。空から珠洲岬を見下ろしている感覚になれます。
下に見えるのは「よしが浦温泉 ランプの宿」。1579年に創業した歴史ある老舗旅館です。絶景を楽しみながら、贅沢な一夜を過ごせます。
コバルトブルーに輝く「青の洞窟」でパワーチャージ
珠洲岬の見所、もう一つは美しい青の世界に浸ることのできる、青の洞窟。
青の洞窟といえば、イタリアのカプリ島が有名ですが、日本の珠洲岬にもあったのです。
珠洲岬の青の洞窟は、奥行き約100m・高さ約20m。500万年もの歳月をかけて自然が作り出したパワーホールへと歩いていける遊歩道として、平成26年に整備されました。
この洞窟には源義経が奥州へ向かう際、強風を避けて逃げ込んだという伝説があります。この伝説から、“舟隠しの洞窟”とも呼ばれています。
空中展望台スカイバードから青の洞窟までは歩いて約10分。
展望台を楽しんだ後は、入場券を購入した際に渡されたヘルメットをかぶり、坂道を下って歩いて行きます。海岸まで辿り着くと、洞窟へと続く赤いトンネルがあり、トンネルを潜って奥まで進みます。
洞窟内は、ひんやりとした空気で、神秘的な空間。自然が作り出した景観が目の前に広がります。また、洞窟内に押し寄せてくる波の音が響き渡り、自然のパワーをより一層感じます。
天気などの条件が合えば、洞窟内には透き通った光が差し込み、美しい青の世界を見ることができます。洞窟内はブルーにライトアップされており、その光によってさらに青く輝き、非日常的な雰囲気。
夕日のきれいな時には、青色とはまた違う幻想的な表情に変わります。
洞窟内には、岩に掘られた仏像や、岩の上に座っている仏像などもあります。
この洞窟は、養老二年(712年)に現在のインドから来た法道という仙人が天へ登るための修行をし、強靭なパワーを習得した洞窟として世に知られました。近年ではどんな願い事も叶うと言われるようになり、多くの人が訪れるパワースポットとなっています。
波打ち際にある白い石は、拾ってパワーストーンとして持ち帰ることが可能。
青の洞窟は、縁結びや金運、学問など多くの願いが叶うと言われています。願いを込めながら拾ってみましょう。
青の洞窟(あおのどうくつ)/石川県<日本>
石川県珠洲市三崎町寺家10-11
<行き方・アクセス>
車:能越道「のと里山空港IC」から車で80分
電車:北陸鉄道「北鉄金沢駅」より「珠洲鉢ケ崎行」バス乗車、終点下車後タクシーで15分
<入場料>空中展望台スカイバード+青の洞窟
大人:1500円
小学生以下:200円
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