新しくなった「島根県立美術館」の見どころ
島根県立美術館は、水との調和をテーマにした美術館。ほかにも、島根ゆかりの美術、浮世絵を中心に、日本の絵画や版画、工芸、西洋絵画、国内外の写真、彫刻などを収集・展示しています。
アート鑑賞はもちろん、小さな子ども連れでも楽しめる工夫や、北斎作品をARフォトで撮影できるなど、幅広い層が楽しめる美術館にリニューアルしています。
1.コレクションを楽しむ
・「水を画題とする絵画」をゆったり鑑賞できる「水辺の展示室」新設
・展示室2は、北斎コレクションを常時30点程度展示する「北斎展示室」にリニューアル
2.かぞくでたのしむ
・毎日10時~12時は、新「家族の時間」に。0歳児からの子ども連れの家族は、こどもといっしょの鑑賞優先時間や、コレクション展の観覧無料などのサービスがあります
※事前申込不要
・「つくるたのしむアートスタジオ」にてワークショップを開催
※申込方法は、島根県立美術館の公式HPにて確認を
・キッズライブラリーにて、オリジナルアニメーションの「見つける旅の絵本 安野光雅」常時上映
3.PC ・スマホで楽しむ
・収蔵品データベースの拡充
・スマホで葛飾北斎の絵と記念写真を撮ることができる、ARフォト「北斎ガチャ」を配信
企画展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花とともに生きる動物たち」
「島根県立美術館」再開館後初の企画展、世界中で1000万人以上を動員した「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」とチームラボのアート作品「花と共に生きる動物たち」が、7月1日より開催。
「共創」をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむ《世界とつながったお絵かき水族館》、《光のボールでオーケストラ》などを展示。
《グラフィティネイチャー 山と谷、レッドリスト》と《世界とつながったお絵かき水族館》で描いた絵のオリジナル缶バッジをその場で作れる「お絵かきファクトリー」も楽しむことができます。
「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花とともに生きる動物たち」情報
<開催期間>2022年7月1日(金)~8月28日(日)
<開館時間>10:00~日没後30分(※展示室への入場は日没時刻まで)
<休館日>7月5日、7月12日、7月19日(いずれも火曜日)
観覧料
<前売券>※コレクション展とのセット販売のみ
一般 1,650円/大学生 1,400円/小中高生 800円
<当日券>※現金払いのみ
一般 1,850円/大学生 1,600円/小中高生 900円
国内外では有数の規模を誇る「北斎コレクション」を常設展示
リニューアルにより、葛飾北斎の作品を常時鑑賞できるようになった「北斎展示室」。
島根県には、北斎の作品だけでも1600点以上、その弟子の作品や資料を合わせると2500点以上所蔵しています。
富嶽三十六景や「北斎漫画」のような有名作品だけでなく、北斎の各年代を辿ることができる作品があり、画家人生をたどることができます。
「富嶽三十六景」のなかでも特に人気が高い「三役」と呼ばれる、「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」もそろっています。
「島根県立美術館」は、現在、1点しか確認していない作品や、北斎が亡くなった朝に出された死亡通知書など、世界的にも貴重な作品の宝庫です。県外不出の作品も。
「鍾馗図」は、北斎が「叢春朗(くさむらしゅんろう)」を号した34、35歳頃の作で、「春朗」の落款をもつ肉筆の本画(完成作品)としては現存唯一という貴重な作品です。
【企画展予告】永田コレクションの全貌公開<一章>北斎ー「春朗期 」・ 「宗理期」編
北斎に関する個人コレクションとしては世界屈指の 規模をを誇る 「永田コレクション」を2023年から2026年にかけて公開予定。
県外不出のコレクションのため、島根県でしか見ることができません。
<開催期間>
前期:2023年2月3日~2月27日
後期:2023年3月1日~3月26日
島根県立美術館 詳細情報
島根県松江市袖師町1-5
<開館時間>
【10月〜2月】10:00〜18:30
(展示室への入場は18:00まで)
【3月〜9月】10:00〜日没後30分
(展示室への入場は日没時刻まで)
<休館日>毎週火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
観覧料
<コレクション展>一般 300円/大学生 200円/小中高生 無料
<企画展>展覧会により異なります
行き方・アクセス
<電車・徒歩>JR西日本「松江駅」から徒歩で約15分
<電車・バス>JR西日本「松江駅」から松江市営バス「南循環線内回り」で「県立美術館前バス停」下車
<車>山陰道「松江西ランプ」から約5分
- 【お問い合わせ先】
- 島根県立美術館
- www.shimane-art-museum.jp