季節や時間帯によって様々な表情を見せてくれる絶景トンネル
一番見たい風景は、トンネルの終着点「パノラマステーション」
雄大な柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩壁と、その間を流れるエメラルドグリーンの清津川が美しい清津峡。
「清津峡渓谷トンネル」は、そんな大自然が生み出した絶景を安全に観賞できるよう1996年10月に誕生しました。
もともと景勝地として知られていた清津峡が、フォトスポットとして爆発的に人気となったきっかけは、新潟県越後妻有(えちごつまり)地域で3年に一度開催される世界最大規模の国際芸術祭「大地の芸術祭」。その大地の芸術祭の作品のひとつとして、2018年にリニューアルされてから。
リニューアルしたのは、中国出身の建築家、マ・ヤンソンが率いる「MADアーキテクツ」。「Tunnel of Light」と名付けられた作品は、自然の「5元素(木、火、土、金、水)」がモチーフ。トンネル内のどの作品もフォトジェニックですが、特にトンネルの最奥にある「パノラマステーション」がフォトスポットとして人気となり、来場者数が激増しました。
パノラマステーションは、トンネル内部はミラー状になっていて、床は一面に沢の水が張られています。
床の両端は水が浅くなっているので、濡れてもよい靴か、はだしで奥まで歩いて行きましょう。
鏡面のようなリフレクションは撮るのにコツがいるものですが、ここではどんな風に撮っても水面に反射するよう設計されているので、誰でも簡単に幻想的で美しいリフレクション写真が撮影できます。
近未来感のある第三見晴所でアートと自然を満喫
最奥の「パノラマステーション」の他に、トンネル内には3つの見晴所があり、清津峡を眺めることができます。
近未来を思わせるライトが印象的な第三見晴所のアート。
ユニークなライトを使ってアートな撮影にチャレンジしても、引きで奥行きを生かしても素敵に撮影できます。
まるで美術館??アートなトンネル通路
トンネルの全長は750m。見晴所までひたすら暗いトンネルを突き進むわけではなく、随所に楽しい仕掛けが施されています。
「色の表出」と呼ばれる通路では、展望台ごとに5つの異なる色の光と、生き物の鼓動のような音楽が響き、ミステリアスで不思議な空間が演出されています。
また、通路には動物のモチーフや足跡などの隠しポイントもあるので探してみてください。
清津峡(きよつきょう)/新潟県<日本>
新潟県十日町市小出癸2119-2
<清津峡渓谷トンネル 利用料>
大人(高校生以上) 800円(※)
子供(小・中学生) 400円
※「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」の会期中(2021年7月25日~9月12日)は特別料金となります。
※繫忙期は事前予約制になります。清津峡 公式WEBで確認ください。
<営業時間>
清津峡渓谷トンネル受付:
8:30~16:30
清津峡エントランス:
9:00~16:00
<行き方・アクセス>
バス:JR東日本「越後湯沢駅」から森宮野原行き急行バスで約25分。
車:関越自動車道「塩沢・石打IC」から約20分。
※混雑予想、交通規制は清津峡Twitterなどでご確認ください。
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