アメリカ・カリフォルニア州にある「デスバレー国立公園」は、アメリカで最も低地にあり、最も暑く、最も乾燥した国立公園。全米最大の国立公園と言われるデスバレーは、岩手県とほぼ同じ大きさです。
「死の谷」の名のとおり過酷な場所のように感じられますが、アメリカの雄大な自然と歴史を感じることができる、不思議でユニークな景色を撮影できるスポットです。
「アーティスト パレット(Artist’s Palette)」は、緑や水色、紫などのカラフルな山肌を眺めることができる、 デスバレーの中でも人気のフォトスポット。
アーティスト パレットの小さな駐車場からはあまりカラフルな山肌が見えないので、素敵な写真を撮影するためには、カラフルな山肌に向かって山道を歩く必要があります。
訪れる時間は、午後遅くから日没までがベストです。
デスバレー国立公園の見晴らし台の中でも最高のパノラマを望めるスポット「ダンテズ ビュー(Dante's View)」。公園全体を見渡すことができ、デスバレーのスケールの大きさを実感します。
撮影するならブルーアワーの時間帯がおすすめです。
映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のロケ地となったことでも有名な山裾に広がる広大な砂丘「モスキートフラット砂丘(Mesquite Flat Sand Dunes)」。サンドボードが楽しめるスポットとしても人気です。
写真は、日の出前や日没後のブルーアワーの時間帯や、満月の下で撮るのがおすすめ。
特に、日の出の時間帯は、足跡も風も人も少なく、砂丘の稜線に光が当たる角度が完璧です。
満月の夜の砂丘は神秘的な美しさですが、暑い季節にはガラガラヘビがでることもあるのでご注意を。
デスバレー国立公園には他にも、塩湖が干上がってできた白の世界「バッドウォーター」、ひとりでに動く石がある「レーストラック」、悪魔じゃないとゴルフができない場所と言われる「デビルズゴルフコース」などの個性的なスポットがたくさんあります。
公園内にはキャンプ場やホテルがあり、ハイキング、サイクリングなど数々のツアーやアクティビティを楽しむことができます。
一年中訪れることができる人気の観光スポットですが、夏に行くなら事前準備はしっかりと。
夏のデスバレーは地球上で最も暑い場所のひとつとして知られていて、最高気温が50度以上になることもあり、一部のキャンプ場やホテルは5月中旬~10月中旬まで閉鎖されています。
過ごしやすい気温の10月中旬~4月頃に訪れるのがおすすめです。
デスバレー国立公園(Death Valley National Park)/カリフォルニア<USA>
Death Valley National Park, Death Valley, CA 92328
<行き方>
ラスベガスから車で約3時間。
ロサンゼルス国際空港から車で約4時間半。
<入場料>
車両:7日間30ドル
オートバイ:7日間25ドル
徒歩または自転車:7日間15ドル
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