市指定文化財「武家屋敷旧田村家」
上級武士の生活ぶりが覗ける
武家屋敷旧田村家は、大野藩の家老を務めた田村又左衛門家の屋敷跡で、主屋を解体復元したものです。
主屋は文政10(1827)年の大火「おねば火事」で類焼した後、武家住宅に改築。県内でも数少ない近世の武家住宅の一つであり、大野藩上級武家屋敷の様子を残している、市指定文化財です。
2015年から一般公開されおり、屋敷の中に入って当時の暮らしぶりをうかがうことができます。
期間限定の風車棚は人気フォトスポット
武家屋敷旧田村家には期間限定で風車棚が設置されます。2021年の設置期間は4月22日(木)~11月3日(祝)。
屋敷前と庭先に合計500個以上の風車を備えた風車棚がお出迎え。2021年は新たに駐車場から玄関までのアプローチに1000個以上の風車と立看板の風車棚が2台設置されています。ずらりと並ぶ風車が、屋敷までの道のりを華やかに演出。
風が吹くたびにクルクルと色とりどりの風車が回り、その様子は可愛らしく涼しげです。
ぜひチャレンジしてみたいのは、浴衣姿でのショット。
伝統ある武家屋敷で、日本の昔ながらの玩具である風車をバックに撮る和服姿の写真は、雰囲気がグッと増します。
大野市観光協会で、さまざまな絵柄の和傘がレンタルできるので、その傘をさして写真を撮るのもおすすめです。
こちらは風車を撮るカメラにピントを合わせた一枚。
風車も前から撮ったり、後ろから撮ったりなど、さまざまな切り取り方を楽しんでみて。
風車は100円で購入することができます。手に持って写真を撮ったり、自分へのお土産にも。
歩いて約5分のところには、幕末期に大野藩の財政再建に大きな功績を残した家老、内山良休・隆佐兄弟を輩出した内山家の屋敷「武家屋敷旧内山家」があります。
旧田村家の風車棚と同期間で夏障子が設置されており、こちらも涼を感じるスポットに。
あわせて訪れて、より一層歴史を感じてみて。
武家屋敷旧田村家(ぶけやしききゅうたむらけ)
福井県大野市城町7−12
<行き方・アクセス>
電車:JR「越前大野駅」から徒歩で約20分
<入場料>
大人:300円
小人(中学生以下):無料
<風車棚設置期間>
2021年4月22日(木)~11月3日(水)
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