宮崎「桃源郷岬」の一面に咲くあじさいが梅雨の時期を鮮やかに彩る

広大な敷地に咲き乱れる200万本のあじさい

桃源郷岬は、日向灘を一望できる遠見半島東端に位置する自然豊かな花公園で、敷地は東京ドーム4個分、約20万㎡の広さを誇ります。梅雨の季節になると、公園内に青や白、ピンク色など色とりどりのあじさいが約2万株、200万本咲き誇り、そこにはまさに桃源郷のように美しい風景が広がります。
あじさいの他にも桃や桜、藤などが植えられ、四季折々の花々が楽しめます。また、絶滅危惧種である「オオバネムノキ」の群生や、世界三大花木「ジャカランダ」が見られる、日本でも珍しい場所です。

桃源郷岬は宮崎県門川町で自動車販売業を営む川崎清郷さんの私設庭園。1998年ごろから整備を始め、今では全国でも指折りのあじさいの名所となっています。
例年5月下旬〜6月下旬の期間で「あじさい祭り」が開催され、あじさいの絶景を見ようと全国各地から多くの観光客が訪れます。

桃源郷岬の見どころはあじさいと海の共演

あじさいの花畑を一望できる展望台が設置されていて、眼下に広がるブルーの日向灘とカラフルなあじさいとの美しいコントラストを楽しめます。

天気の良い日は空のブルーも綺麗で、さらに彩り鮮やかな景観に。

桃源郷岬のあじさいは、「セイヨウアジサイ」や「ガクアジサイ」、「ウズアジサイ」など約80種類。種類によって違う形や色を楽しみながら、お気に入りのあじさいを見つけてみて。

小道に咲くあじさいも見応えがあり、シャッターを切る手が止まりません。

日本有数のパワースポットの一つとしても

大昔、この海域に住んでいた大亀が姿を変えたと伝えられていて、手を合わせると長寿（幸福）になると言われている、「長寿岩（亀岩）」を望むことも。
また、桃源郷岬あたりには、古代から天馬に乗った神々が舞い降りたと言われており、国内有数のパワースポットとなっています。石灯篭にお祈りすると開運、縁結びのご利益があるそう。