第4回:海でみつけたもの 編
海編のつづき...
この日は海に落ちているものを撮影しようと決めて歩いていました。
傘 、紙、ラジオ体操のちらし
ダンベル?、車輪のついた木の板
ガラスのボトルの上の部分だけのもの
こうしてみると、ここにいたいものとそうではないようなものがある。次から次へと発見する遊びの名人と過ごしていると、私はとってもたのしいのです。
ここで水遊びをしているカニをみていたら、時間を忘れてのびのびしていたいなぁ、今日は学校や仕事に行きたくないなぁと思う気持ちがとてもよくわかる。ひなたぼっこをして、なが〜い体にして、眠たいから寝る。気持ちに素直な生き物の動きをみると安心するのは、そんな彼らにいつもあこがれを持っているからなのだろうと思います。
出かける前についつい夢中になると、支度や準備がぎりぎりになってしまうことがあるのですが、それをわかっていても私はなかなか改善できません。
ある時はかばんに縫い付けた布が片方だけほどけてしまっていて、時間がないとわかっていながら、ここまでここまでと(ほんとうに言い聞かせているのか...?)縫い始めてしまったり。「なんとかなる」ではなく、「なんとでもなる」の心に近いと、身近なひとに言われたことを思い出しました。
福地桃子
1997年生まれ、東京都出身。姉にカメラを借りたのをきっかけに写真を撮るようになり、カメラ歴は5〜6年。
2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』に夕見子役で出演して話題に。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、日本テレビシンドラ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』(是枝裕和監督)日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』などに出演。
今後は、NHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』をはじめ複数の作品に出演予定。