アラビアで最も大きい塔がある「ニズワ砦」のジグザグ通路に迷い込みたい

オマーンの首都マスカットから車で約２時間。北部ハジャル山地の中腹に位置するニズワは、オマーン第2の都市であり、イスラム初期に首都だった場所。
そんなニズワで、最も有名なモニュメントが、国定記念物でもある「ニズワ砦」です。

17世紀半ばに防衛のために建造された「ニズワ砦」。
城砦の内部にはジグザグと曲がりくねった階段や狭い通路があり、まるで迷路です。

中央には、アラビア半島で最も大きい塔があります。
この塔へと向かう途中には、扉を開くと頭上から熱湯や油が降り注ぐ仕掛けや、落とし穴、石落としなど、外敵の侵入を防ぐトラップが多く仕掛けられていました（現在は使ってないので大丈夫です。看板に、かつて使われたトラップの説明が書かれています）。
塔の上からは、隣接するスークやニズワの街並み、遠くの山など、周辺の景色を一望することができます。

ニズワには、「ニズワ砦」の他にもニズワスーク（市場）やジャブリン城などの観光スポットがあります。
ニズワスークは、規模としてはこぢんまりとしていますが、古き良きアラビアの雰囲気を感じることができると人気です。

親日国であるオマーンは、街の中も清潔で雰囲気も良いので安心して観光できます。ただし、イスラム圏ならではの日本人には馴染みの薄いマナーがあることは忘れずに。
ドバイからニズワやマスカットまでの直通バスがあるので、ドバイとセットで旅の計画を立ててはいかがでしょうか。