フランス北西部ノルマンディー地方に位置するエトルタは、フランスの印象派の画家たちに愛された街のひとつ。石灰岩の断崖が有名ですが、アートと植物のコラボが楽しめる「エトルタ庭園」も観光には外せないスポットです。
もともとエトルタ庭園は、フランスの女優マダム テボーが、友人のクロード モネに影響され、モネの作品を反映した庭園を作ろうと決めたことが始まり。
2017年に造園家アレクサンドル グリヴコのチームによって、庭園の歴史的、芸術的要素と、現代建築のアイディアを融合させた、新たな庭園がオープンしました。
この奇妙なアートは、その時に造られた庭の1つ「ジャルダン エモーションの庭」。表情豊かな彫刻アートが植物の上にゴロゴロと配置されているんです。
何をモデルにしているかわかりますか…?
実はこのアート、マリー アントワネットが所有していた、フランス初の牡蠣養殖場をモデルにしているんです。
植物は海中の世界の風景と牡蠣の生息地が表現されており、表情豊かな彫刻アートは海に住む人々の様々な気分が表現されています。
一度目にすると忘れられないほどインパクトが強く、独特の世界観に引き込まれます。
生まれ変わった庭園はミシュランのグリーンガイドで一つ星を獲得、「Great Gardens of the World」のリストに入るなど、時を超えて再び注目の的に!
クロード モネが描いたことでも有名な「アヴァルの門」と「針岩」の絶景を眺められる「ジャルダン インプレッションズの庭」も必見です。
エトルタ庭園(Les Jardin d’Étretat)/エトルタ<フランス>
Avenue Damilaville, 76790 Étretat, France
フランスのおすすめスポット
世界中のフォトスポットを地図で!
※ 本記事内のすべての個人写真は、アカウント所有者より許可を得て掲載しております。