宝積寺駅は1899年に開業し、2008年に建築家・隈研吾が設計した駅舎に改築されました。同じ年に鉄道デザインの国際デザインコンペティション「ブルネル賞」で建築部門の奨励賞を受賞しています。
駅舎の階段をあがると、宝積寺駅一番の特徴とも言える、木材で埋め尽くされた天井がお出迎え。幾何学模様の木材は迫力がありながらも、合間から入る光が木材のあたたかさも感じさせてくれます。
改札を出た先の連絡通路にも、天井いっぱいに木材が広がっています。アーチ形の天井は窓側に沿って低い位置まで木材がデザインされており、より迫力を感じられます。大きな窓からは光がしっかりと取り込まれ開放感があり、まるで美術館のような雰囲気。栃木県宇都宮市で採掘される石材「大谷石」で作られた椅子で、一息つけるようになっています。
宝積寺駅は切り取り方によって様々な表現ができ、写真好きにはたまらないスポット。色んな角度から撮影して、表現の幅を広げる練習をしてみてはいかがでしょうか。また木材の合間には照明が組み込まれており、夜間のライトアップでは昼間と違った雰囲気を楽しむことができます。
※撮影時は駅利用者の迷惑にならないよう気を付けましょう
東口には隅研吾が「光と風が突き抜けるイメージ」で設計した「ちょっ蔵広場」があり、街の案内所や食堂、休憩所などが入っています。建物には大谷石が使用され、モダンな雰囲気が◎。内側から体感できる、格子から入り込む光の美しさも必見です。宝積寺駅は建築物を見る楽しみ、撮影する楽しみが味わえる栃木県のおすすめ駅です。
宝積寺駅(ほうしゃくじえき)/栃木県<日本>
<住所>
栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺
<電話番号>
050-2016-1600
<行き方・アクセス>
車:
東北自動車道「上河内SIC」から 10.2km
東北自動車道「宇都宮IC」から 11.9km
日光宇都宮道路「徳次郎IC」から 12.8km
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