越前打刃物の共同工房「タケフナイフビレッジ」
「タケフナイフビレッジ」は、刃物に関する歴史的な資料が展示されているほか、工場内の作業を無料で見学することができる刃物の総合観光施設。
ナイフや包丁、鎌などの刃物を現地価格で購入したり、「体験教室」でマイ包丁を作ったりすることもできます。
アートな展示やショッピングが楽しめる新館
2020年8月にOPENした新館は、特徴的な三角屋根の建物が2つ並んでいます。
新館には、さまざまなデザインの包丁を使ったオブジェの常設展示が。壁や床が鏡張りになった空間は、変わったリフレクション写真が撮影できると、撮影スポットとして注目を集めています。
このオブジェは、金沢市にある「金沢21世紀美術館」での2006年展示を再現したもので、福井県出身の世界的なデザイナー・川崎和男の作品。
インダストリアルデザイン・プロダクトデザインから、伝統工芸品、人工臓器、宇宙空間といった幅広い分野のデザインを手掛け、海外の有名な美術館に永久展示もされている巨匠です。
円筒の個性的な建物の中でモノ作り見学
円筒形のユニークな建物は工房になっていて、伝統の鍛造技術を見学できます。
職人さんが金属を機械で叩いたり、削ったり。工房ならではの熱気や雰囲気を感じることができます。
越前打刃物の新年恒例の「初打(はつうち)」
「初打」は、毎年元旦0時に行われている神事です。
白装束姿の職人たちが、約700年前から伝わるという古式鍛錬を再現。「今年が良き一年になりますように」という気持ちを込めて、赤くなった鉄をカンカンと叩く職人たちの姿を見ていると、厳粛な気持ちになります。
タケフナイフビレッジでは、他にも、その時期だけのイベントが開催していることがあるので、ぜひ足を運んでみてください。
タケフナイフビレッジ/福井県<日本>
タケフナイフビレッジ 基本データ
<住所>福井県越前市余川町22-91
<TEL>0778-27-7120
<営業時間>9:00~17:00
<休業日>年中無休 (年末年始を除く)
<駐車場>あり(20台)
行き方・アクセス
<車>北陸自動車道「武生IC」から約10分
<電車・バス>JR西日本「武生駅」から福鉄バスで約20分。入谷線「味真野神社前」下車、徒歩で約10分
<レンタルサイクル>JR西日本「武生駅」から約1時間
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