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【勝ちに行く美容 Vol.05】顔の額縁

奥村真理子<連載コラム>毎週金曜日更新
自らを"皮膚の変態"と呼ぶ
スキンケアマニア奥村真理子39歳が説く
勝つための美容論!

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【勝ちに行く美容 Vol.05】顔の額縁

思わずアイパッドに指先を触れ確かにそう聞こえたか、どうしても確認したくて10秒前に巻き戻した。

GENICで連載するようになり、誌面で拝見していた大屋夏南さんのコラムニストとしての活躍を知り、さらにYouTubeを見た時だ。

「どうする?」
カリスマ美容師のどんな髪型にするかの問いかけに
「男の子みたいに!」
との回答に驚いて思わず私はもう一度確認したのだ。

サクサクと短く髪を切り揃えられていくと確かにその美しいフェイスラインが際立ち、黒目がちな瞳は更に潤んで見えた。

その昔、「髪の毛は顔というアート作品を縁取る額縁よ。だから大切にしないとだめよ」
と、腰まであるサラサラのブラウンヘアを持つ人に教わったことをふと思い出す。

神様に選ばれた美貌を持つ人たちと同じ東京都キラキラ区で生きていくのを選んだからには、ふいに横に並んだ瞬間に自分をみすぼらしく感じないように、平凡なアートは美しい額縁に納めるに限ると思っている。

そして、もう一つ、頭皮もとても大切。
だが、当たり前に老化する。
しかし、何も変化を感じない年頃の時は手入れを疎かにしがちだ。

ここ数年、頭皮にカラー剤をつけるのをやめた。
必ず7ミリ以上頭皮から離してグラデーションにするか、馴染みやすい黒に近い色を頭皮から離して染めている。
自宅での頭皮のケアも欠かさない。

頭皮の老化は、おでこのシワや瞼のたるみとなって突然現れるからだ。

逆に言えば、頭皮をケアすれば、出来てしまったあと治すことが難しいシワやたるみを予防することができる。

使いきれないアイシャドウやリップにかけるお金を少し、ヘアケアに回すだけで充分だ。

あなたが素敵だなと思う人のヘアスタイルをもう一度見直してみて!
美しいアートに何とも映えるような、その人らしい額縁に納めているはずだ。

そして、自分に問いかけて欲しい。
自分の顔をアートして考えた時、どんな額縁に納めるのがふさわしいか。
その額縁はきちんとメンテナンスされているかどうか。

【勝ちに行く美容】バックナンバー

奥村 真理子

「趣味は皮膚」というスキンケアマニア。 様々なスキンケアアイテムを実際に利用して事実をレポートするインスタグラムは、アカウント開設からわずか8ヶ月で20,000フォロワーを獲得。
株式会社PETTERSの取締役としてアパレル会社を経営、2児の母でもある。

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