北欧に関するアンケート調査
北欧発祥の雑貨、家具などは日本に広く浸透して、生活の豊かさ、学力の高さで有名な教育方針などについてテレビで目にする機会も多くあります。
国連が発表している「世界幸福度ランキング」では2018年が1位フィンランド、2位ノルウェー、3位デンマークと、北欧が3位までを占めています。
しかし、そんな北欧について、地理的には日本と遠いこともあり、知らないこともまだまだ多いかもしれません。
そこで、今回、阪急交通社が実施したアンケート調査の結果を紹介。
※なお今回は北欧の中でも、同じツアー上で巡ることの多い4ヵ国(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド)に絞ったアンケートとなっています。
【調査概要】
有効回答数:550名
調査期間:2019/1/18~2019/1/19
調査対象:全国、 20代以上の男女
調査手法:Webアンケート
地図上で北欧4ヵ国の場所を正しく答えられる人は約4割
北欧とひとくくりで語られることが多いこともあり、今回対象とする4ヶ国それぞれの国がどこに位置するかは知らない人も多いかもしれません。
正解は、A:ノルウェー、B:スウェーデン、C:フィンランド、D:デンマーク
回答結果は以下です。
デンマークが47.5%と少し正答率高めですが、いずれも40%前後と同じような正答率になっています。
「わからない」の割合もほぼ横並びで40%台。
なお、4ヶ国全ての正解者は約30%、全てわからないのが38%となっていて、4ヶ国全てわかるか、どこもわからないかという人が多いようです。
一番有名なのはムーミン! 最下位は「世界一まずいお菓子」?
次に、北欧と関係の深い言葉をいくつか挙げ、それぞれについて「北欧と関係があるのを知っているか」の調査。
フィンランドのムーミンが1位でした。
2位のIKEA(イケア)はスウェーデンが発祥。3位はノーベル賞。ノーベル賞設立の遺言を残したアルフレッド・ノーベルはスウェーデンの発明家で、授賞式はスウェーデンとノルウェーで行われています。4位のアンデルセンはデンマーク出身の童話作家です。
知名度最下位となってしまったサルミアッキは「世界一まずいお菓子」として有名。
同じくまずい(日本人に合わない?)お菓子としてリコリスが挙げられ、これも北欧で親しまれているお菓子ですが、このリコリスに塩化アンモニウムを加えたのがサルミアッキです。
北欧の絶景といえばフィヨルド! 写真でわかる?
Q.この絶景写真が、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの内どこの国のものか知っていますか?
という質問は、以下のような結果に。
「よく知っている」=6.9%
「知っているつもりだが自信はない」=26.0%
「知らない」=67.1%
この写真の場所はノルウェーのフィヨルドです。
写真だけではわかりづらいかもしれませんが、フィヨルドという言葉自体は地理の授業などで覚えている方も多いでしょう。
フィヨルドとは、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のこと。中でも世界最長のソグネフィヨルドは全長200kmを超える長さとなっていて、写真のような絶景続きのクルーズも楽しめます。
ノルウェーはクルーズによるフィヨルド観光以外にも、車窓からの絶景が楽しめるベルゲン急行とフロム鉄道、デザイン性の高い遊歩道や展望台も整備された18か所の観光ルートである「ナショナルツーリストルート」、冬にはオーロラなど、絶景に巡り合える機会が数多くあります。
こんなにそっくり!?な国旗の知名度はスウェーデンが1位!
北欧4ヵ国の国旗は、どれも似たデザイン。
それぞれの国名がわかるでしょうか。
正解は、A:フィンランド、B:スウェーデン、C:デンマーク、D:ノルウェー
どの国旗にも十字が描かれていますが、これは「ノルディック・クロス」と呼ばれ、デンマークの国旗が最初に作られました。
ノルウェーはかなりデンマークに近く、白い十字の上にある青い十字はノルウェーの海を表しているとか。
フィンランドの白色は雪、青は湖を、スウェーデンの青は空、金はキリスト教・自由・独立を表すそうです。
「知っているつもりだが自信はない」が「よく知っている」の数よりも多いのは、このようにそれぞれの国旗が似ていて、区別しづらかったからという面もあるかもしれません。
そんな中、IKEAのコーポレートカラーとしても使われているスウェーデンの国旗の知名度が一番高くなっています。
ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、それぞれの国の本当の魅力は行ってみないとわかりません。
国境を越える際の手続きが必要なく、一度の旅行で4ヶ国の観光を満喫できるというのも、北欧旅行の良さ。
緑にあふれ、美しい街並みが思う存分楽しめる夏、オーロラを見たり犬ぞりを楽しんだりできる冬と、季節ごとにも異なる楽しみがあります。
ニュースの出典元:株式会社 阪急交通社