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サンタの国・フィンランドの幻想的なクリスマススポット

Visit Finland(フィンランド政府観光局)が、フィンランドのクリスマススポットを紹介。「サンタの国」と言われるフィンランドで、本物のサンタに会えるのでしょうか?来年2019年は日本とフィンランドが外交関係樹立100周年を迎えます。この機会にフィンランドを訪れてみては。

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サンタの国・フィンランドで過ごすクリスマス

いよいよクリスマスシーズンが到来。
12月になるとフィンランド人たちは「ピックヨウル」(pikkujoulu)と呼ばれるクリスマスパーティーで友達や同僚たちとホリデーシーズンをお祝いし、各地が楽しい雰囲気に包まれます。

クリスマスは、フィンランド人にとって家族で集まる大切な時間です。
クリスマスイブには、みんなでお昼からヨウル(クリスマス)サウナに入ります。
そしてサウナの後には、クリスマスハム、ルタバガ(カブの一種)やニンジンのキャセロール、星形がかわいいクリスマス・パイ、ジンジャークッキー、グロッギと呼ばれるホットワインなどのスペシャルディナーを楽しみます。
ディナーの後はお楽しみのクリスマスプレゼントタイム♪

クリスマスシーズンは、翌年の1月6日の公現祭まで続き、美しいクリスマスのイルミネーションが街を彩ります。

フィンランドの幻想的なクリスマススポット

公式クリスマスストリートで素敵なプレゼント探し

(C)Helsinki Marketing

ヘルシンキの公式クリスマスストリート、アレクサンテリンカトゥのライトアップは、戦後の大変な時期に希望の光をともすものとして1949年に始まりました。元老院広場で開催されるヘルシンキ・クリスマス・マーケットは、ヘルシンキで一番昔からあり、一番人気のあるクリスマスマーケットです。

ヘルシンキ・クリスマス・マーケットには、100以上の美しい手作りギフトやクリスマスオーナメント、地産の魚や肉、総菜などを売るお店が並び、サンタクロースが毎日やってきます。
広場の真ん中には子供たちが無料で楽しめるメリーゴーランドが設置され、懐かしい雰囲気を演出します。広場には、特設のクリスマス・サウナも設置されます。

大聖堂と美しいクリスマスの情景を眺めながらグロッギ(ホットワイン)を味わってはいかがでしょうか。きっとフィンランドでしか味わえないクリスマスを満喫することができるでしょう。

▪️ヘルシンキ・クリスマス・マーケット(Tuomaan markkinat)
開催日:2018年12月1日〜12月22日
場所:元老院広場

▪️クリスマス・マーケットのサウナ
開催日:2018年12月1日〜12月22日(水・木・金 15:00-20:00、土・日 14:00–19:00)
利用料:5ユーロ(タオル代含む)

12月13日は聖ルチアの日!冬の光を祝う「光の聖人」パレード

(C)Visit Finland & Esa Siltaloppi

クリスマスの時期にフィンランドで行われる大きなイベントのひとつ、首都ヘルシンキの聖ルチア祭。元々はスウェーデンから伝わったお祭りですが、毎年ヘルシンキ大聖堂では大きなセレモニーとパレードが行われます。

聖ルチアはキリスト教の殉教者の一人です。キリスト教が迫害されていた時代に貧しい人々に全財産をつぎこみ施しを与えたことを罰せられ、処刑されました。
キリスト教が伝承される前の北欧諸国では、この時期は冬至の祝祭「光の祭り」が執り行われていました。聖ルチアもラテン語で「光の聖人」という意味であることから、二つの異なる背景を持つお祭りが結びついた、北欧ならではのお祝い事となっています。

ルチア祭では毎年大聖堂で17時に少女が一人選ばれ、頭にキャンドルの冠をかぶり、白い衣を着てルチアに扮し、「聖ルチア」の歌を歌います。ルチアの後ろにはその他の精霊として美しい少女たちが後に続き、大聖堂からの階段を降りて街をパレードします。

▪️聖ルチア祭
開催日:2018年12月13日(パレードは18:00ごろから元老院広場より開始)
場 所:ヘルシンキ大聖堂、元老院広場、アレクサンテリンカトゥ、マンネル ヘイミンティエ、エテラ・エスプラナーディ、マーケット広場

伝統のクリスマス平和宣言の街、トゥルク

(C)Visit Turku & Esko Keski-Oja

アウラ川の河口にある、フィンランドの古都トゥルクは、ヘルシンキから電車で2時間ほどの南西部にある都市です。
トゥルクでは、毎年クリスマスイブの正午に、旧大広場に面したブリンカラ・ホールのバルコニーでクリスマス平和宣言が行われることが伝統となっています。トゥルク市民のみならず、フィンランド全土の人々が毎年テレビ中継で、この様子を見ながら、クリスマスの幕開けをお祝いするといいます。
毎年トゥルク大聖堂で巨大なクリスマスツリーに明かりが点り、トゥルクの公式クリスマスストリート、ユリオピストンカトゥ(Yliopistonkatu)には、花飾りとクリスマスライトのデコレーションが施されます。
旧大広場で行われるクリスマスマーケットでは、クリスマスにちなんだ食べ物やクラフト雑貨などが並んだお店が軒を連ね、コンサートなどの催しも行われ、楽しい時間を過ごすことができます。

▪️旧大広場クリスマスマーケット(Vanhan Suurtorin Joulumarkkinat)
開催日: 2018年12月1、2、8、9 、15、16 日(11時–17時)
場所:トゥルク 旧大広場(Old Great Square)

ポルヴォーで童話の世界に迷い込む

(C)Visit Porvoo

ヘルシンキからバスで1時間弱の場所にある小さな中世の街ポルヴォーは、1年中童話の世界に迷い込んだかのようなメルヘンチックな街ですが、クリスマスシーズンはさらにチャーミングに変身します!
川沿いにあるカラフルな木造の建物にはクリスマスのデコレーションが施され、石畳の道にはクリスマスライトが並びます。雪が降ればまさに冬のウィンターワンダーランド♡

街の中には地元のアーティストが作ったクラフトを扱ったショップやカフェ、チョコレート屋さんもあり、ゆったりした時間を過ごすのにおすすめの街です。
12月1日にマーケット広場でのセレモニーでクリスマスシーズンが幕を開け、お祝いの雰囲気は12月いっぱい続きます。

広場では昔ながらのクリスマスマーケットが開催され、昔のコスチュームを身にまとった人々が地域のハンドクラフトや食べ物を販売しています。それとは対照的にアートファクトリーでのクリスマスマーケットは、現代的で、デザイン製品などを多く扱っています。
古き良きフィンランドのクリスマスやハンドクラフトを見てみたいという人は、ポルヴォーのクリスマスマーケットを訪れてみて。

▪️ポルヴォー・クリスマスマーケット(Porvoon joulumarkkinat)
開催日: 2018年12月8、9日(10:00- 18:00)
場所:ポルヴォー旧市街 マーケット広場

▪️ポルヴォー・アートファクトリーのクリスマスマーケット(Taidetehtaan joulumarkkinat)
開催日: 2018年12月14、15、(10:00- 18:00)、16日(10:00- 16:00)
場所:ポルヴォー アートファクトリー (Läntinen Aleksanterinkatu 1, 06100 Porvoo)

サンタクロースが住む町で、サンタクロースの起源に思いを馳せる

(C)Visit Finland & Kimmo Syväri

世界でたった一人の本物のサンタクロースは、フィンランドのラップランドに住んでいます。
サンタクロースの家は、もともと、フィンランドのラップランドの神秘的な場所、コルヴァトゥントゥリ(フィンランド語で、「耳の山」を意味する)にありました。
その場所は、わずか数人の人にしか明かされていませんでしたが、1985年、サンタは、ラップランドの首都、ロヴァニエミにオフィスを構えることにしたのです。ロヴァニエミは、2010年にサンタクロースの公認ホームタウンとなりました。
真冬の青い光、何にも邪魔されない静寂、雪に覆われた山の木々は、本物のクリスマスに欠かせないものです。美しい北極圏でサンタの伝説に思いを馳せるクリスマスはいかが。

▪️ロヴァニエミ サンタクロース・オフィス
営業日:年中無休( ※ただし開館時間は季節により異なります)
場所:サンタクロース・ヴィレッジ内

ニュースの出典元:Visit Finland(フィンランド政府観光局)

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