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新年はチェコで迎えよう!チェコ共和国で体験できるユニークな伝統やイベントを紹介

年末年始の予定はもう決まった?もしまだなら、チェコ共和国も候補の一つにおすすめ。クリスマスが過ぎるとチェコでも新年を迎えるお祝いムードが広がります。そこで、12月末から1月に体験できるユニークな伝統やイベントを紹介。年末はチェコで美しい街並みの中、新年最初の乾杯の声を上げてみては?

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盛大な花火と共に迎える新年

幼子イエスからのプレゼントやごちそう、家族と過ごした華やかなクリスマスの雰囲気は年末に向けて徐々に薄れてゆき、新年を迎えるまではチェコは静穏な空気に包まれます。

そして来る年を祝う12月31日。クリスマスが家族と共に過ごすイベントである一方、大晦日は友人と共に楽しく過ごします。
特に新年を迎えた瞬間には、大きな花火を背景に、乾杯の声が鳴り響きます。

暖かい室内で新年を迎えたい方には、格式高い劇場での大晦日特別プログラムがおすすめ。
プラハのエステート劇場では、New Year’s Eve with Mozartを上演。
ドン・ジョバンニやフィガロの結婚などモーツァルトの代表作のアリアや名シーンを堪能するとともに、美味しい食事、アーティスト達との乾杯を楽しめます。
極め付けはなんといっても舞台上でのダンス。ついさっきまで見ていた舞台上で新年初のダンスを楽しむことができます。

一風変わったチェコ新年の風習

元旦は日本と同様チェコでも祝日で、多くの人は前の晩の疲れを癒すために休んでいます。
新年と言えば、新年の抱負を語るのは外せません。でも、チェコの新年の風習は一風変わっています。

例えば、元旦の昼食の定番は鳩を用いたメニューなのですが、これはその年の幸運が飛んでいかないようにと願っているのです。
他には、レンズ豆を用いた料理。レンズ豆を食べれば食べるほど、金運が向上するかも?チェコのレストランで味わってみては。

ミステリアスな暗号?“K+M+B+”

新年にチェコの町を歩いていると、“K+M+B+”の文字を玄関の上に発見することがあります。
これは唯の落書きではなく、1月6日にお祝いされる「東方の三賢者」と呼ばれる風習の印。

「東方の三賢者」とは、生まれたばかりのイエス・キリストの元に、彗星に導かれて東方から遥々やってきた三賢人が特別な贈り物を捧げた、という聖書のエピソードが元になったイベントです。

お祭り当日は、3人の少年が東方の三賢人に扮して町をパレードする様子が見受けられます。
その容姿は特徴的で、王冠を被り、白いケープやマントを着て、ひとりは顔を黒塗りに。

多くの場合このパレードの目的はチャリティーですが、同時に家々を訪問し、1年の幸運を寿ぎます。
冒頭の文字の意味は定かではないですが、ラテン語で「キリストが祝福した家(Christus Mansionem Benedicat)」もしくは、三人の賢者の名前(Kašpar, Melichar and Baltazar)のイニシャルだともいわれています。

もしこの日をプラハで過ごすのであれば、マラー・ストラナ広場からカレル橋を通って、旧市街広場まで行われるパレードを鑑賞するのがおすすめ。
旧市街広場に到達すると、大規模なコンサートが行われます。

もしくは、凍てつくヴルタヴァ川で泳ぐ三賢人とやる気満々の仲間たちと共に寒中水泳を楽しむのもも、チェコらしいお祝いの仕方かも。
もちろん、カレル橋で両方を同時に見ることも可能◎

ユネスコ無形文化遺産「マソプスト」

1月6日は、謝肉祭「マソプスト」が始まる日。
ご馳走を食べたり、音楽に合わせて踊ったりして楽しむこの祭りは、イースターの初日まで続きます。
現代の人はクリスマス後もあってか、そこまで盛んにお祝いすることはありませんが、地方では昔ながらの方法でお祝いするところもあります。

「マソプスト」と言えば、プラハから東に150km、フリンスコのカーニバルは外せません。
ユネスコの無形文化遺産に登録されているフリンスコのカーニバルは、1月31日から二週間に渡って開催。

そこでは、昔ながらの伝統儀式やマスク、衣装などを体験できます。
また、マソプストには欠かせない甘いドーナツのコブリハ(Kobliha)や名産の蒸留酒スリヴォヴィツェを楽しめます。
フリンスコでのユニークな伝統を体験するのもおすすめです。

ニュースの出典元:チェコ政府観光局

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