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"フォトジェニックか"が大事!?いま注目の日本の美術館ランキング!撮影OKの美術館も

阪急交通社より、一年間で最も検索された美術館名のランキングが発表されました。最近では作者や作品という観点以外に、フォトジェニックかどうか、新しい体験ができるかどうかが人気を左右する要素に。ランキングと共にそれぞれの美術館の魅力もご紹介!

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フォトジェニックな美術館が人気♡

日本全国、数々の美術館には、国内のみならず海外からも観光客が多く訪れます。観光地周辺に位置することも多く、旅行プランの一つに美術館を組み込む人もいるはず。
そんな美術館ですが、最近では作者や作品という観点以外に、フォトジェニックかどうか、新しい体験ができるかどうかといった点が人気を左右する要素にもなっているよう。

今回、阪急交通社から、一年間で一番検索された美術館名のランキングが発表されました。
一般的な美術館では展示作品の性質上、館内撮影NGとなっている場合が多いものの、ランクインした美術館の多くは、フォトジェニックな場所や作品が用意されていました。

撮影OKな美術館も人気!

1位は大塚国際美術館。2位足立美術館の「日本庭園」、6位金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」なども撮影スポットとして有名ですが、大塚国際美術館は全館内で撮影可能(フラッシュや三脚の使用が不可など条件はあり)。

このようなスポットは、撮影が可能である楽しさに加え、SNSやメディアでも露出しやすいという特徴があるよう。それではランキングと共に、それぞれの美術館の魅力などを紹介します。

対象:2017年8月~2018年7月における、阪急交通社のサイト内検索数
*該当美術館の関連キーワード(「大塚国際美術館」であれば「大塚美術館」、「金沢21世紀美術館」であれば「21世紀美術館」など)も含めて集計されています。

美術館名の検索数ランキングはこちら!

1位:大塚国際美術館<徳島県鳴門市>

『モナ・リザ』や『ヴィーナス誕生』などの名画が1000点以上展示されているものの、それらは全て陶板(陶器の板に原画を忠実に再現したもの)という、ユニークな美術館「大塚国際美術館」が1位。

鑑賞ルートはなんと全長4キロ。世界各国にある有名名画を原寸大で一度に見ることができるとあって人気を集めています。システィーナ礼拝堂天井画、モネの『大水連』など、環境空間ごとに再現した展示も。館内は撮影OKとなっているので、気に入った名画を背景にした記念写真の撮影も楽しむことができます。

住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
アクセス:徳島空港からバスで約30分、JR徳島駅からバスで約70分
営業時間:9:30~17:00(入館は16:00まで)
月曜休館(祝日の場合は翌日)
※その他の休館日は公式サイトにて確認してください
入館料:一般3,240円、大学生2,160円、小中高生540円

2位:足立美術館<島根県安来(やすぎ)市>

横山大観をはじめとする近代日本画コレクションと、見事な日本庭園で知られる島根県にある美術館。創設者である足立全康(ぜんこう)が蒐集(しゅうしゅう)した横山大観の名画は120点にも及び、北大路魯山人の陶芸や現代日本画、童画、漆芸、木彫なども展示されています。
もうひとつの目玉は5万坪に及ぶ6つの庭園。アメリカの日本庭園専門誌で「15年連続日本一」となるなど、日本人観光客はもちろん、海外の観光客からも高い人気を集めています。館内のショップでは、日本画、日本庭園、童画などをモチーフにしたオリジナルグッズも販売しています。

住所:島根県安来市古川町320
アクセス:JR安来駅から無料シャトルバスで約20分
営業時間:夏季(4~9月)9:00~17:30/冬季(10~3月)9:00~17:00
※年中無休
※新館のみ、展示替えのため休館日あり
詳細は公式サイトにて確認してください
入館料:大人2,300円、大学生1,800円、高校生1,000円、小中生500円

3位:大原美術館<岡山県倉敷市>

ギリシャ神殿風の外観が目を引く大原美術館は、倉敷美観地区(町並保存地区)にある、日本初の西洋美術中心の私立美術館です。
本館、分館、工芸館など複数の建物で成り立っており、ゴーギャンやセザンヌ、モネなど貴重な名画を多数所蔵。なかでも非常に価値があり高い人気を誇るのは、エル・グレコの『受胎告知』です。
倉敷駅から徒歩15分とアクセスしやすい点も魅力です。

住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
アクセス:JR倉敷駅から徒歩で約15分
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)
※その他の休館日は公式サイトにて確認してください
入館料:一般1,300円、大学生800円、小中高生500円

4位:岡田美術館<神奈川県足柄下郡>

箱根・小涌谷にある岡田美術館は2013年開館と比較的新しい美術館で、日本や中国など東アジアを中心とした美術品が常時約450点展示されています。喜多川歌麿の肉筆浮世絵の大作「深川の雪」や重要文化財に指定されている渡辺崋山の「虫魚帖(ちゅうぎょじょう)」といった日本の貴重な絵画のほか、中国古代の青銅器や幻の青磁・汝窯の鉢など幅広い時代・分野の美術品を鑑賞することができます。
また、風神・雷神の大壁画『風・刻(かぜ・とき)』を見ながら100%源泉かけ流しの足湯に浸かることができるなど、箱根ならではの演出も。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
アクセス:小田急線箱根湯本駅からバスで約20分
JR小田原駅からバスで約40分
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※会期中無休(12月31日・1月1日休館)
入館料:一般2,800円、小中高生1,800円

5位:箱根ガラスの森美術館<神奈川県足柄下郡>

美しいガラス作品の展示を行う箱根ガラスの森美術館では、15世紀から現代に至るまでのヴェネチアングラスを鑑賞することができます。館内だけでなく庭園に屋外展示されている作品もあり、庭園からは大涌谷が一望できるなど見どころ満載となっています。
ガラスの体験工房では、砂を吹き当ててグラスに絵を入れるサンドブラストなどが体験可能です。ヴェネチアングラスやスワロフスキー社製クリスタルガラスなどを購入できるミュージアムショップもあります。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
アクセス:小田急線箱根湯本駅からバスで約20分
JR小田原駅からバスで約40分
営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
※毎年、成人の日の翌日から11日間を休館
入館料:大人1,500円、大高生1,100円、小中生600円

6位:金沢21世紀美術館<石川県金沢市>

円形の建物が特徴的な金沢21世紀美術館は2004年の開館以来、国内外の観光客が訪れる人気スポット。多くのコレクションが所蔵されていますが、中でもレアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』が有名です。人が水中にいるように見えたり、その下に入れたりし、写真撮影も(この作品は)OKとなっています。

こどもも興味を持って楽しめる展示品や体験スペースがあり、親子連れの姿も多く見受けられます。また、近隣には「兼六園」や「石川県立美術館」などの観光スポットがあり、併せて観光する人が多いようです。

住所:石川県金沢市広坂1丁目2番1号
アクセス:JR金沢駅からバスで約10~20分
営業時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:展覧会によって異なるため、詳細は公式サイトにて確認してください

7位:三鷹の森ジブリ美術館<東京都三鷹市>

三鷹の森ジブリ美術館は、2001年に開館したスタジオジブリをモチーフにした美術館で、現在でも連日入館チケットが完売してしまうほどの人気ぶりです。
受付にはトトロ、二階にはネコバス、屋上にはロボット兵など、館内はジブリ映画でお馴染みのキャラクターに多数出会うことができます。
また、映像展示室ではジブリ美術館でしか観ることのできない15分ほどのオリジナルショートムービーを上映。
入館は1日に4回、日時指定の予約制となっているので事前にチケットを購入するのをお忘れなく。

住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83
アクセス:JR三鷹駅から徒歩で約15分、バスで約5分
営業時間:10:00~17:30(最終回入場は16:30までに入場)
※火曜休館、その他の休館日詳細は公式サイトにて確認してください
入館料:大人1,000円、中高生700円、小学生400円、幼児100円

8位:佐川美術館<滋賀県守山(もりやま)市>

佐川美術館は佐川急便の創立40周年を記念して設立された美術館で、日本一大きい湖、琵琶湖のほとりにあります。
日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂吉左衞門(らく きちざえもん)の作品を中心に展示されていますが、注目すべきは館内をぐるりと囲むようにある水庭。まるで水に浮いているように見える外観は、フォトジェニックなスポットとして近年注目を集めています。
また、水庭の下にある小間と水庭に浮かぶ広間からなる茶室も必見で、ガイドツアーや茶会などのイベントも人気があるそう。

住所:滋賀県守山市水保町北川2891
アクセス:JR堅田駅からバスで約15分、JR守山駅からバスで約30分
営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:一般1,000円、大高生600円

9位:松本市美術館<長野県松本市>

長野県松本市にある松本市美術館は、同市出身の芸術家である草間彌生(やよい)の作品を多く展示している美術館。JR松本駅から運行しているバスにも草間彌生のトレードマークである水玉模様が施されています。2018年3月~7月まで草間彌生展が開催されていたため、館内は水玉だらけに。オリジナルグッズの販売もあり、国内外の草間彌生ファンが多数来館しました。
展示室内での撮影は原則として禁止されていますが、野外展示作品は撮影OKなので、玄関横の水玉オブジェの前で記念撮影することが可能です。

住所:長野県松本市中央4-2-22
アクセス:JR松本駅から徒歩で約12分、バスで約4分
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)、年末年始
※詳細は公式サイトにて確認してください
入館料:大人410円、大高生200円

10位:徳川美術館<愛知県名古屋市>

愛知県名古屋市にある徳川美術館は、徳川家康の遺品を中心に大名道具1万点以上を展示する美術館で、「源氏物語絵巻」など国宝9点、重要文化財59点を所蔵。
2018年4月~5月には、特別展「華ひらく皇室文化―明治宮廷を彩る技と美―」を開催し、皇太子さまが鑑賞されたことで話題を呼びました。
ミュージアムショップでは、徳川の家紋が入ったグッズが多数販売されており、徳川ファンに人気があります。また、隣接する徳川園では園庭散歩を楽しむことができます。

住所:愛知県名古屋市東区徳川町1017
アクセス:JR名古屋駅からバスで約25分、JR大曽根駅から徒歩で約10分
営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)
入館料:一般1,400円、大高生700円、小中生500円

ニュースの出典元:株式会社 阪急交通社

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