全国夏祭り関連ツアー申込者数ランキング
威勢のいい掛け声、祭囃子(まつりばやし)、豪華な山車においしい屋台…。今年も全国各所で開催される夏祭り。祭りの様子がよく見られる観覧席などは事前の申し込みが必要な場合もあり、早目に予定を立てるのがおすすめ。
中でもどんな夏祭りが人気なのか、昨年度の夏祭り関連ツアー申込者数ランキングをご紹介!
1位:東北夏まつり【青森県、秋田県、山形県、宮城県】
昨年に続き、東北夏まつりが1位となりました。
巨大なねぶたに圧倒される「青森ねぶた祭」には、毎年延べ200万人以上が訪問。国重要無形民俗文化財にも指定されている「秋田竿燈(かんとう)まつり」は、総数約10,000個の提灯が使われた竿燈が見どころです。各団体が揃いの浴衣を着て、5~6個の花飾りのついた笠を手に持ち踊るのは「山形花笠まつり」。パレードの最後尾には飛び入りコーナーもあります。「仙台七夕まつり」は、3,000本を超える大きな笹飾りが圧巻!
★2018年度の開催期間
青森ねぶた祭:2018年8月2日(木)~8月7日(火)
秋田竿燈まつり:2018年8月3日(金)~8月6日(月)
山形花笠まつり:2018年8月5日(日)~ 8月7日(火)
仙台七夕まつり:2018年8月6日(月)~8月8日(水)
2位:阿波おどり【徳島県】
一時期赤字問題等で開催も危ぶまれた阿波おどりですが、2018年も無事開催が決定。
阿波おどりは400年の歴史を持ち、県内各所で開催されますが、特に参加連(踊りのグループ)1,000組を超えるともいわれる徳島市阿波おどりには、毎年約130万人が訪問しています。阿波おどりには、荒々しい男踊りと上品な女踊りがあり、その違いにも注目!
★2018年度の開催期間:2018年8月12日(日)~8月15日(水)
3位:おわら風の盆【富山県】
賑やかさではなく、幻想的な雰囲気が魅力とされる「おわら風の盆」。浴衣やはっぴ姿の男女が編み笠をかぶり、おわら節という歌に合わせて三日三晩踊り歩くお祭りです。
「おわら」という言葉の由来には、「おわらひ(大笑い)」説、「おおわら(大藁)」説、「おわらむら(小原村)」説など複数の説があるそう。そして「風」というのはこの時期の台風を意味しており、台風を避け豊作を祈願するという由来があると言われています。
★2018年度の開催期間:2018年9月1日(土)~9月3日(月)
4位:祇園祭【京都府】
八坂神社の祭礼である「祇園祭(ぎおんまつり)」。その始まりは1100年前とも言われています。1カ月にも及ぶ長い期間の中で、神輿洗(みこしあらい)、山鉾巡行(やまほこじゅんこう)、神幸祭(しんこうさい)、花傘巡行(はながさじゅんこう)などさまざまな行事が行われる、大きな規模のお祭りです。特に目玉となる山鉾巡行では、「ホイット、ホイット」など、独特な掛け声で祭りを盛り上げます。
それぞれが異なる歴史、装飾を持つ、長刀鉾(なぎなたほこ)、霰天神山(あられてんじんやま)、郭巨山(かっきょやま)といった33基の山鉾も見どころのひとつです。
★2018年度の開催期間:2018年7月1日(日)~7月31日(火)
※山鉾巡行は7月17日(前祭)と24日(後祭)
5位:よさこい祭【高知県】
昭和29年、当時の不景気風を吹き飛ばそうと開催されたのが始まりの「よさこい祭り」。正調と呼ばれ、「よっちょれ、よっちょれ」というフレーズが印象的なオリジナルとなる踊り、振り付けがあるものの、自由なアレンジが許されているのが特徴です。約2万人とも言われる踊り子が個性的な衣装に身を包み、さまざまなジャンルの音楽に合わせて踊ります。
最終日に開催される全国大会で、どのチームが優勝するかという結果も気になるところです。
★2018年度の開催期間:2018年8月9日(木)~8月12日(日)
6位:相馬野馬追【福島県】
馬に乗った甲冑姿の武士たちの行列があり、その姿のまま競馬が行われ、御神旗を奪い合う神旗争奪戦へと続く一連の行事が楽しめる「相馬野馬追(そうまのまおい)」。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。
★2018年度の開催期間:2018年7月28日(土)~7月30日(月)
7位:五山送り火&春日大社中元万燈籠【京都府、奈良県】
京都各地にある5つの山それぞれが「大文字」「左大文字」「妙法」「船形」「鳥居形」の形に、午後8時から順に点火する「五山送り火」。当日は見物客で混雑しますが、阪急交通社のツアーではホテルの屋上から観られます。奈良の春日大社で約3000基の燈籠全てに火が入れられる「春日大社中元万燈籠(ちゅうげんまんとうろう)」も併せて楽しむことができます。
★2018年度の開催期間
春日大社中元万燈籠:2018年8月14日(火)~8月15日(水)
五山送り火:2018年8月16日(木)
8位:毛馬内盆踊り・花輪ばやし・西馬音内盆踊り【秋田県】、新庄まつり【山形県】
秋田県三大盆踊りの一つに数えられ、踊り手が男女ともに手拭い(豆しぼり)で頬被りをするのは「毛馬内(けまない)盆踊り」です。絢爛豪華な屋台が囃子とともに練り歩くのは「花輪ばやし」。そして、子供も楽しめる「音頭」と、哀愁の漂う「がんけ」が交代に行われるのは「西馬音内(にしもない)盆踊り」。約260年の歴史がある「新庄まつり」では、精魂込めてつくられた山車が巡行します。
以上の4つの祭りを巡るツアーが8位となりました。
★2018年度の開催期間
毛馬内盆踊り:2018年8月21日(火)~8月23日(木)
花輪ばやし:2018年8月19日(日)~8月20日(月)
西馬音内盆踊り:2018年8月16日(木)~8月18日(土)
新庄まつり:2018年8月24日(金)~8月26日(日)
9位:あおもり10市大祭典【青森県】
青森市、引前市、黒石市など青森県10市(とし)それぞれにおけるお祭り、郷土芸能、物産、食などが一同に会する贅沢なイベント。青森ねぶた祭り、弘前ねぷたまつり、八戸三社大祭をはじめとする全国的に有名なお祭りを一度に見ることが可能です。毎年開催場所が変わるこのイベントですが、今年は青森市で開催が予定されています。
★2018年度の開催期間:9月22日(土)~9月23日(日)
10位:岸和田だんじり祭り【大阪府】
だんじり(西日本でいう山車)が街中を豪快に駆け回る「岸和田だんじり祭り」。曲がり角を猛スピードのまま曲がっていく「やりまわし」や、だんじりの屋根に立つ大工方(だいくがた)が、うちわを持って踊りながら方向の指示を出す姿にも注目が集まります。安全にだんじりを観覧することができる有料の桟敷席も用意されており、小さなこどもや女性の方も安心です。
★2018年度の開催期間:2018年9月15日(土)~9月16日(日)
※9月祭礼。試験曳きは除きます。
ニュースの出典元:株式会社 阪急交通社