見た目や名前では難しい、、日本人へのおすすめはコレ♪
日本から近く手軽に行ける台湾は、海外旅行先として人気です。2,000人以上を対象にした事前アンケートでも、2割以上の人が台湾旅行の経験があり、2回以上訪れたことのある方も約7%ほどいるのだとか。
台湾旅行が人気の理由は、グルメにもあります。台湾旅行者の約8割が訪れる夜市には無数の屋台が並び、台湾ならではの料理が食べられます。料理の種類は豊富で、店ごとの味くらべを楽しむ人も多いようです。
一方で日本人としては普段食べなれない料理も多く、見た目だけでは味の想像がつかないこともあります。そこで、実際に台湾の夜市を訪れた日本人が、食べておいしかった、もしくは苦手だった料理について調査してみました♪
【調査概要】
回答数:224名
対象:台湾の夜市で料理を食べたことのある方(都道府県、性別、年齢問わず)
調査手法:Webアンケート
台湾夜市における定番の料理を15個選出。対象の料理について、「大変おいしかった」「おいしかった」の割合、「大変苦手だった」「苦手だった」の割合の高さからランク付け。
台湾夜市でおいしいかった料理ランキング
1位 胡椒餅(フージャオビン)…豚肉と葱を皮で包んで焼いたもの
2位 鹽酥雞(イエンスージー)…台湾風唐揚げ
3位 魯肉飯(ルーローファン)…豚肉を煮汁ごと掛けた丼物
4位 麺線(ミンシェン)…細い麺をスープで煮込んだもの
5位 排骨(パイクゥ)…スペアリブ
1位 胡椒餅(フージャオビン)
胡椒をきかせた豚肉のあんと葱を生地に包み釜で焼いた、台湾で定番の食べ歩きグルメ「胡椒餅(フージャオビン)」。夜市を歩けば、この胡椒餅を売っている屋台に必ずと言っていいほど出くわします。屋台ごとにさまざまなバリエーションあり、餡に使われているのがブロック肉だったり、細かい挽肉だったり、味付けが甘めだったり、スパイシーだったり。食べ比べをするのも楽しいです。
2位 鹽酥雞(イエンスージー)
衣をつけた鶏肉をカラっと揚げた台湾風唐揚げの「鹽酥雞(イエンスージー)」。鹽酥雞を扱っている屋台では、他にサツマイモやブロッコリーなどの野菜をはじめ、イカ、魚肉ソーセージなどを合わせて販売しています。自分の食べたい具材を選んで注文すると、その場で揚げてくれるので出来立てアツアツが食べられます。揚げてからスパイスを振りかけてくれるのですが、赤唐辛子やニンニクの有無を選べる屋台もあり、自分好みにカスタマイズすることが可能です。
3位 魯肉飯(ルーローファン)
「魯肉飯(ルーローファン」は、細かく刻んだ豚肉を甘辛いタレで煮込み、煮汁ごとご飯にかけた台湾屋台で定番のグルメです。日本人にも馴染みのあるいわゆる丼もので、トロトロのお肉と濃いめの味付けがご飯にマッチし、食が進みます。屋台によって、白菜などの野菜やメンマ、煮玉子などをトッピングできます。
4位 麺線(ミンシェン)
「麺線(ミンシェン)」は、そうめんのような細い麺をとろみのあるスープで煮込んだもの。スープのベースは鰹だしなので、日本人の味覚にもマッチします。具材はホルモンや牡蠣が使われることが多く、トッピングとしてパクチーを使用する屋台もあるようです。また、ラー油やおろしニンニク、黒酢、赤唐辛子などを入れて、味を変えて楽しむことができます。
5位 排骨(パイクゥ)
「排骨(パイクゥ)」は、骨付き肉に片栗粉をまぶして揚げたスペアリブのこと。醤油や八角などを混ぜたタレに漬け込んでいるので、独特な風味があります。屋台によって八角が隠し味程度~かなり強い風味を感じるものなど幅がありますので、八角が苦手という方は少し注意が必要かも。
排骨をご飯にのせて食べる「排骨飯」も定番メニューで、タレのしみ込んだお肉がご飯にもビールにも合うと日本人にも人気です。
台湾夜市で苦手だった料理ランキング
1位 臭豆腐(チョウドウフ)…発酵汁に漬け込んだ豆腐
2位 香腸(シャンチャン)…台湾風ソーセージ
3位 蚵仔煎(オアチェン)…カキ入りのオムレツ
4位 滷味(ルーウェイ)…台湾風おでん料理
5位 豬血糕(ズーシエガオ)…豚の血ともち米をブロック状にしたもの
1位 臭豆腐(チョウドウフ)
豆腐を発酵液に漬けて作る「臭豆腐(チョウドウフ)」は、その刺激的な臭いが特徴で、台湾人でも好き嫌いが分かれるグルメです。アンモニア臭が強く、食べ終わった後も口の中にその臭いが残ってしまうほど。臭豆腐はそのままの状態で食べるのが一番臭いがきついのですが、素揚げや煮込み料理などにすれば、臭いはかなり抑えられるそう。まずは、素揚げからチャレンジしてみるといいかもしれません。
2位 香腸(シャンチャン)
「香腸(シャンチャン)」は、肉を腸詰めにした、いわゆるソーセージのことで、見た目は日本のものと変わりません。ただし、少し甘みのある味付けがされています。この甘みが苦手という日本人も多いようですが、粗挽きのお肉はジューシーで食感も良く、ハマる人にはハマるグルメです。屋台では串に刺した状態で売られていることが多く、食べ歩きに向いています。
3位 蚵仔煎(オアチェン)
「蚵仔煎(オアチェン)」は、牡蠣入りのオムレツに甘めのあんがかけられた台湾屋台の代表的なグルメです。表面はパリパリ、中はふわっとしたオムレツには、白菜や春菊などが入っています。牡蠣がふんだんに使われていますので、牡蠣自体が苦手という方には厳しいかもしれません。
4位 滷味(ルーウェイ)
「滷味(ルーウェイ)」は、日本でいうところのおでんのようなグルメで、練り物や海鮮、お肉、野菜、インスタントラーメンなど具材が豊富です。屋台では、店前に具材が並べられていますので、自分の食べたいものを選んで注文します。注文してから専用の鍋で茹でてくれる屋台が多いので、少し時間がかかりますが出来立てを食べることができます。
5位 豬血糕(ズーシエガオ)
「豬血糕(ズーシエガオ)」は、豚の血ともち米をブロック状にして蒸したもので、台湾ではおやつ感覚で食べられています。屋台では、タレにつけてからピーナッツの粉をまぶしたものを串に刺して販売していることが多いようです。豬血糕自体にはほとんど味はなく、タレとピーナッツの味しかしないそうなのですが、豚の血を食べる習慣のない日本人にとってはかなりインパクトの強いグルメです。
まとめ
一番おいしかった料理、一番苦手だった料理についての割合でなく、数の集計において答えてもらった結果、一番おいしかった料理の1位は「胡椒餅」と変わらないものの、苦手なもの1位となった「臭豆腐」が、一番おいしいかった料理でも3位に入っていました。臭豆腐がおいしかった感想としては、「独特な匂いがあったが、日本では食べられない料理で美味しかった」「好みの味だった」「案外ぺろっと食べられた」などがあり、合うか合わないかは人それぞれのようです。いろいろ試してみて自分なりの一番おいしいものを探すのも台湾旅行の楽しみかもしれませんね♪
ニュースの出典元:株式会社 阪急交通社