オマーンの砂漠に現れるオアシス
砂漠地帯のオマーンには、いくつかのオアシスがあります。
オアシス=砂漠地帯でリフレッシュする場所というイメージでしたが、調べていくうちに実は泳げることが分かり、今回絶対訪れて泳いでみたい!と思いました。
結論!!カラカラの暑い砂漠の中にあるオアシスで泳ぐのは最高です!
私は空港でレンタカーを借りてオマーンのオアシス巡りをしました。
オマーンは日本に比べて道路が広く、運転しやすいと思います。
Bimmah Sinkhole ビマ・シンクホール
ビマ・シンクホールはマスカット空港から1時間半、ハウィヤット・ナジム公園(Hawaiyat Najm Park)の中にある天然プールです。
公園内にあるので整備されています。
駐車場もフリーなので荷物を置いて軽装でいけます。
整備された公園を進んでいくと巨大な隕石が落ちたかのような穴が。
深さは20メートルほどあるとのこと。
観光客や地元の人たちで賑わっていました。
オアシスの中には、野生のドクターフィッシュがたくさん泳いでいました。
水の中に足を入れることも可能なので、足の角質を食べてもらう体験もできちゃうかも!?
Wadi Shab ワディ・シャーブ
先ほどのビマ・シンクホールから車で30分ほどの場所にある、ワディ・シャーブ。
Tiwiという町にあるこのオアシスは、オマーンに来たら必ず訪れて欲しい場所の一つです。
ここは、岩山に挟まれたオアシスです。オアシスだけでなく壮大な断崖絶壁という景色を見ることもできます。
自然の神秘を感じられる名所です。
高架下にある入り口から撮った写真。
ほとんどの駐車場が無料です。
ワディ・シャブを訪れる際は、崖の上から眺めるだけではなく、ぜひ歩いてエリア探索をしてほしいです。
奥に進めば進むほど、壮大な景色を見ることができるからです。
まず、川の反対側まで船で渡ります。料金は往復で1人1リアル。
(1リアル=約270円/2018年3月時点)
反対側についたら、45分ほど渓谷や川沿いを歩きます。
オマーンはものすごく暑くてカラカラに乾燥しているので、水分補給を忘れずに。
滑りやすい石などもあるので、歩きやすい靴を履いていくことをおススメします。
途中、岩を登ったりと、予想外にちょっとハードなトレッキングでした。
道に迷いそうになりながらも真っ直ぐ進んでいくと、
水辺が現れます。
たくさん歩いた後に見つけたオアシスに感動しました!!
ここでは、私も泳ぐことができました。
砂漠の渓谷の地で泳ぐのは、ビーチやプールとは違っていて不思議な気持ちでした。
カラッとした気候の中、オアシスで泳ぐのは、最高に気持ちよかったです!!
ここから更に15分ほど奥へ進み、岩を登って滝まで行くことができます。
泳いでいく場合は、途中深くなっているので気をつけてください。
ワディシャーブの断崖は高く、私が行った時間帯は太陽が隠れてしまいましたが、光が水に差し込んだら綺麗なエメラルドグリーンに。
本当に暑いので、辿り着くまでは少し大変かもしれません。
でもこの景色を見る価値はあると思います!
Wadi Bani Khalid ワディ・バニ・ハリッド
オマーンの内陸部にあるオアシス、ワディ・バニ・ハリッド。
マスカット空港から車で3時間ほどです。
今回紹介する3つのオアシスの中でもっとも空港から遠い場所にあります。
砂漠地帯の峠を下ると現れる秘境。
草木もほとんど生えていない岩山と大地という景色が一変し、大量のヤシの木に囲まれた水辺が現れます。オアシス!!という言葉にぴったりの場所です。
ナツメグの木や雑草が生いしげり、砂漠地帯ということを忘れてしまいそうなほど。
駐車場から5分ほど歩いてワディ・バニ・ハリッドへ。
途中聞こえてくる水のせせらぎが気持ち良く感じられます。
進んでいくと巨大な池が現れます。
ちょっとした軽食を楽しめる場所もありました。
ドライブの休憩にぴったりの場所です。
奥に進むと、上流へとつながる洞窟などがあり、探検できます。
周りを見渡すと、改めて自分がすごい場所にいると実感させられる、素敵な場所でした。
ワディ・バニ・ハリッドは、個人的にオマーンの中で1番好きなオアシス。
観光客が少なく、落ち着いた雰囲気です。
少し遠いですが、行く価値はあると思います。
番外編!?オマーンの定番スポット
首都であり空港がある街でもあるマスカットから、車で2時間の観光地、ニズワ。
シンドバッドの舞台となったオマーンの、アラビックな世界を堪能できます。
ニズワは陶器が有名です。可愛い壺がたくさん売られています。
フォートと呼ばれる、昔からあるお城の中にも入ることができます。
私は手持ちのお金が足りず、中に入れませんでしたが…外から見る景色も素晴らしい!
オマーンには、この他にも素敵な観光地がたくさんあります。
オマーンは、その独特な雰囲気がとっても気に入って、また絶対リピートしたいと思う国でした。
日本から遠くて文化も違う分からないことだらけの中東・オマーンですが、心が豊かな人々や、落ち着いた色味の建物に魅了されました。
非日常の異国をみなさんにも味わってほしいと思います。
ぜひ参考にしてください。
プロトラベラー AOI
2016年よりミツバチワークスに所属し、プロトラベラーとして活動を開始、年間20回以上の旅をしている。
キュートなビジュアルとは対照的に、いくつもの種類のカメラやガジェットを使いこなし、自身の世界観がたっぷり詰まった旅写真をInstagramにポストしている。