“バスと過ごす”がコンセプト。案内所と中型バス車両を一体的にリノベーション
「宇久須案内所」は、以前は鉄道との直通乗車券を販売する「宇久須駅」として愛されてきましたが、2022年3月31日に案内所としての役目を終えました。木彫りの看板を掲げた趣ある木造建物を生かし、地域に新たな魅力を生み出すため、引退した路線バスと一体的にリノベーションし、全国的にも珍しい宿泊施設「ばすてい」が誕生。
ばすていは、現在も使用されているバスの停留所前に位置し、周辺には美しい景観を誇る宇久須海水浴場や港、温泉、地域産業を代表するガラス工房などの観光資源も豊富に存在しています。どこか懐かしい雰囲気を残しつつ、バスの魅力が詰まった、バス好きにはたまらない宿です。
実際に案内所として活躍していた「宇久須駅」や走行していた路線バスの引退した車両に宿泊
路線バス 中型バス車両
伊豆半島各地を走っていた当時のレトロカラーに塗装したバス車両には、3名が宿泊可能。運転席に座ってハンドルや行先表示ボタンの操作を楽しんだり、降車ボタンを好きなだけ何度でも押すなど、普段バスに乗車したときにはできないさまざまな体験が叶います。バス中央から後方では座席を向かい合わせたボックス席やベッドが設置され、移動手段としてのバスとは異なる唯一無二の空間で特別なひとときが過ごせます。
旧宇久須案内所建物
かつて倉庫等として使用されていた部屋は浴室、トイレ、洗面などを備えたベッドルームにリノベーション。ホテルのような落ち着いた空間で2名宿泊可能です。
待合室だった場所は飲食が可能なダイニングルームに。待合室の内装は見た目を引き継ぎ、バスの待ち時間に腰かけていた木のベンチや、図書室のように本を自由に手に取れる本棚も復元。案内所のカウンターや事務室だった場所は調理器具を備え付けたキッチンとなり、当時の名残ある空間で調理や食事が楽しめます。食材は事前予約で、地域の民宿や漁協の協力により海の幸を盛り込んだセットを用意してもらい自分で調理することも可能。
<先着・宿泊者限定>バス愛好者にうれしいノベルティも
宿泊先着500名に押しボタン型のオリジナルキーホルダーをプレゼント。
2023年7月に発売されたカプセルトイバージョンの押しボタンキーホルダー。通常版の音声は「次、止まります」ですが、ばすていオリジナルバージョンは「次も、泊まります」という遊び心のあるアナウンスに変わっています。
詳しくは東海バスHPにて、ご確認ください。
「ばすてい」情報
<住所>〒410-3501 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須249-2
<駐車場>あり(1台)
<宿泊定員>5名 (旧案内所建物2名、バス車両3名)
<チェックイン・チェックアウト>
チェックイン15時から
チェックアウト10時まで
宿泊料金
1等1泊 34,000円(税込)から
※食事の予約は別途料金となります
※東海バス HPから2023年11月10日(金)12時受付開始
行き方・アクセス
<電車・バス>JR「三島駅」から東海バス特急松崎行で約90分、「BP(バイパス)宇久須」バス停下車から徒歩で4分
伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バス特急松崎行で約70分、「宇久須」バス停下車すぐ
- 【お問い合わせ先】
- 東海バス
- www.tokaibus.jp