アイットベン・ハドゥ
世界遺産の集落
マラケシュから車で乾燥地帯を走ること約4時間。
映画撮影もよく行われる、世界遺産の集落『アイットベン・ハドゥ』。
日干し煉瓦で作られた茶色い建物に圧倒され、まるで自分が小さくなり砂場に入り込んだのか!?と思えてくるほど。
集落の周りにはただただ、広い砂漠地帯が広がります。
アイットベン・ハドゥは小高い丘を背に、四角い建物が集まってピラミッド状の村を構成しています。
20dh(約260円)の入場料を払い、中に入ります。
途中にお土産物屋さんなどがたくさんあり、色々な物が売られています。都会で売っている物とは少しラインナップが変わり、ベルベル人の手作り感満載のお土産が多い印象。
現地の人々はベルベルの民族衣装を着ていて、一気にモロッコ感が♡
見張り窓のような穴。自然のフォトジェニックスポットですね。
わたしは今回見られませんでしたが、日が落ちる時間帯に行くと、一面赤く染まる絶景が見られるそうです♡
移動も旅の醍醐味!
わたしはレンタカーを利用して、アイットベン・ハドゥからトドラ渓谷までドライブしました。
それぞれの街での観光ももちろん素敵で楽しいのですが、移動時間を楽しむのも旅の醍醐味。
進む度に表情を変える大自然や、幾度となく通る名も知らない小さな街で垣間見るモロッコ人の日常生活。
ガイドブックには載っていないモロッコの魅力が、あちこちにたくさんありました。
道に迷って助けてもらったり、日本人が好きだと話しかけてくれたり。車を強引に止められ物を売ろうとしてきたり、警察官と仲良くなっちゃったり…。
バス移動だとついつい見過ごしてしまいがちな「ただの移動時間」が、現地の人の優しさに触れられる素敵な時間になりました。
トドラ渓谷
ロッククライミングの聖地!?
アイットベン・ハドゥから車で約3時間、ティネールという街にあるトドラ渓谷。
赤土の建物ばかりだった景色から、だんだんと渓谷らしい景色に変わってきます。
さすがロッククライミングの聖地と言われるだけあり、岩の迫力に圧倒されること間違いありません!!
すごく小さな街なので、徒歩で十分回れます。
一番上まで見上げていると首が痛くなってしまいそうなほど、高くて大きな岩。
よーく見ると、ロッククライマーが崖を登っている姿が見られます。
いかにも大自然!という感じがしませんか?澄んだ空気が美味しく感じ、しばし日常を忘れられます♡
トドラ渓谷付近のゲストハウス、Maison D'hote la Fleur
トドラ渓谷では「のりこさんのゲストハウス」として有名なゲストハウス、Maison D'hote la Fleur(メゾンドホーテフルール)。
オーナーののりこさんが手作りする日本食が美味しいと、旅人達がそれを目当てにやって来るのだそう。
すごく親切に砂漠までの道のりや、砂漠のホテルへの連絡をしてくださり、安心できました。
トドラ渓谷まで歩いて1、2分で行ける立地の良さも魅力です!
Maison D'hote la Fleur 情報
住所:Ait baha ,tizgui ,todora ,tinghir, Morocco
モロッコ旅は服装に注意!
モロッコの中でも、マラケシュなどの都会とはガラッと雰囲気が変わり、自然豊かなアイットベン・ハドゥとトドラ渓谷。
夏は特に暑い乾燥地帯なので、乾燥対策をしておくのが◎。
モロッコはイスラム教の国で、肌を覆う民族衣装のアバヤを付けていない若者もいますが、女性が肌を露出するのはあまり良くないと言われています。
わたしはモロッコ滞在中、暑くても上着やストールなどを羽織り、写真を撮る時だけ脱ぐなど気を遣うようにしていました。
どこに行っても旅行する土地の文化や風習に敬意を払うことを忘れずに、また日本の良さをたくさんの国の人に知ってもらえたらいいな♡と思います!
zu
大阪を拠点に、MONAモデルとして活動しながら看護師も務める。
休日はアクティブに動き回り、趣味は旅行やカフェ巡り。
Instagramでは、モデルならではのファッションと旅先の写真を発信し、アーティスティックな一面が垣間見られる。
2017年12月、DecologのBLOG OF THE YEAR 2017で『Newブログ賞』を受賞。