山を登った先に現れる素敵な古民家カフェ「茂庵」
茂庵へは、吉田山山頂休憩広場から吉田神社方面へ徒歩2分。車で行く際も、吉田山のふもとに停め、最終的には徒歩でお店まで行くことになります。
ちょっとしたハイキングを楽しみながら進んでいくと、木々が生い茂った中に風格ある古民家が。
建物は「茂庵(旧谷川茂次郎茶苑)」として国の登録有形文化財に指定されています。
カフェとして使用されているのは旧点心席の部分。敷地内には茶室・静閑亭、田舎席、待合もあり、全てが大正時代に作られた歴史ある建物です。
コンセプトは“市中の山居”
「市中の山居」とは、茶の湯の用語で、日常の中に非日常の空間を取り込み、その空間と時間を楽しむ、ということを表します。茂庵は「市中の山居」をキャッチフレーズとしており、西に京都大学、百万遍、東に銀閣寺、と人々の行き交う町中にありながら、どこか遠くの別世界へ来たような感覚になれるところです。
元々茶苑だった茂庵では、今も残っている茶室にて毎週火曜日にお茶のお稽古が行われています。また、茶碗作りワークショップや寄席などのイベントも随時開催されています。
曜日限定メニューのフルーツサンド
茂庵でぜひ食べて欲しいのは、土日祝のみ&数量限定の季節のフルーツサンド。
食べるのが勿体無いと思うほどの美しい見た目。中にはふんだんにフルーツがサンドされています。挟まれるフルーツは季節によって変わるので、何度も訪れて食べたくなります。
ランチにぴったりなピタパンサンドやこだわりのケーキも
ランチにおすすめなのが、具材を選べるピタパンサンド。
副菜2品、スープ付で、レギュラーサイズとハーフサイズから選べます。
山道を歩いたあとの、少し疲れた体に染み渡るようなケーキも魅力的です。夏には人気のかき氷が登場。
ランチメニューもスイーツメニューも月ごとに変わるので、公式WEBでチェックしてみて。
レトロな店内からは絶景が望める
レトロな雰囲気漂う店内は、たくさんの窓ガラスに囲まれており、絶景を目の前にして食事やドリンクを味わうことができます。
京都の山々や、京都の街並みまでもが見渡せます。
茂庵への行き方やアクセスについて
茂庵へ行くには4つのルートがあります。神楽岡コース、北参道コース、真如堂コース、吉田神社コースの4つ。
お店がおすすめしているのは神楽岡コースです。最寄りのバス停からは徒歩約15分。途中には、茂庵を作った谷川茂次郎氏が手がけた大正モダンな住宅群を通ります。
途中に設置されているマップを手がかりに進みましょう。
お店に着くまでの風情のある道のりも、茂庵の楽しみ方のひとつです。茂庵に着いたら、非日常な空間で、美味しい空気と素晴らしい景色を思う存分楽しんで。
茂庵(もあん)/京都<日本>
茂庵 基本データ
<住所>京都府京都市左京区吉田神楽岡町8
<TEL>075-761-2100
<営業時間>11:30〜18:00(L.O 17:00)
<定休日>毎週月曜日・火曜日(祝日営業、翌平日休業)
<駐車場>なし
※2021年10月末に専用駐車場が閉鎖。近隣のコインパーキングも数少ないので、公共交通機関の使用がおすすめ
行き方・アクセス
<バス>京都駅から市バス乗車、「浄土寺バス停」または「銀閣寺道バス停」 下車、徒歩約15分
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