♛富山県:hammockcafe Amaca(ハンモックカフェ アマカ)
富山県のグランプリカフェは、滑川市の「hammockcafe Amaca」さんです!
選考コメント
GENIC編集長:パフェのワイングラスへの入れ方のセンスがよいこと!今回たくさんのパフェを見ましたが、盛り付けセンスNo.1だと思いました。プリティになりがちなパフェをここまでクールに見せられるのは、フード担当の奥様のセンスあってのこと!ハンモックに揺れながら丁寧にいただきたい♡
hammockcafe Amacaさんに、インタビュー!
今回は、オーナーの坂上さんにインタビューさせていただきました!
GENIC編集部:
おめでとうございます!hammockcafe Amacaさんを、富山県のグランプリに選ばせていただきました!!
坂上さん:
ありがとうございます!おいしいお店が山のようにある富山県の中、このような賞をいただき感激です!!!
GENIC編集部:
坂上さんがカフェをオープンさせようと思ったキッカケを教えてください。
坂上さん:
東京在住時に江ノ島の海の家に遊びにいった際に、ステキなオーナーに出会い、翌日会社に辞表を出し、ひと夏住み込みで働いたことが私の接客業のルーツ、原点です。
そこでは、「俺らは毎日観てる海だけど、お客さんにしたら1年に1回きり。東京から往復3時間かけて100軒並ぶ海の家からうちの店選んでくれたからには、たかが焼きそば1つでも気合い入れて焼けよ!」という恩師の教えがありました。
その教えがあり、hammockcafe Amacaは、駅前や繁華街、大通りに面した、はじめから集客が見込める好立地には出店せず、あえて誰も商売をしたがらないような僻地を選びました。なので、当店はたまたま通りかかってご来店いただいたお客様は一人もいません。
SNSやHPなどで調べて、お店を探して遠くからはるばる来てくれたお客様ばかりです。ですので、楽しみにお越しくださったお客様に対し、常に最高のパフォーマンスでおもてなししております。
GENIC編集部:
物件はどのようにして見つけられたのでしょうか?
坂上さん:
妻の母校である滑川周辺を散策していた際、私が生まれ育った石川県能登半島の漁師町によく似た通りに出会いました。町の雰囲気に一目惚れしすぐに物件を探した所、築100年の蔵を紹介されました。ひと夏限りの海の家を建てて壊すノウハウが多少あったのでここでお店を構えようと決めたのですが…。
GENIC編集部:
築100年!すごいですね。改装してオープンするまで、大変だったのではないでしょうか…
坂上さん:
2017年2月から解体作業に取り掛かり、当初はGWには開店する計画でしたが、結果オープンしたのが11月と…。築100年を舐めていました(笑)。
解体すればするほどボロが出てきて、設計士にも「他の物件に変更したほうがいい」と何度も言われましたが、色んな方の支えがあり、なんとか形にすることができました。
坂上さん:
近所でも、「ずっとオープンしない店」として有名で、毎日作業着で汗だくの私が、ようやくカフェ店員としてお店に立った時には「あんた大工やと思ってたわ」と、近所のおばあちゃん達にからかわれるほど仲良しになっていましたね(笑)。
「僻地でハンモックカフェ??」とはじめの頃は誰一人として話も聞いてくれなかったのが、家族や友人、市役所や商工会、地元の方々と、徐々に応援してくれる仲間が増え、思い返せばまるで少年漫画のようなオープン準備で、とても楽しかったです(笑)。
GENIC編集部:
地元の方々のヘルプがあってオープンされたんですね!店名の由来はなんですか?
坂上さん:
西インド諸島の原語で「アマカ=ハンモック」の意味です。
諸説あるみたいですが、アマカがなまって、アマカ→ハマカ→ハムカ→ハンモックみたいな…。ハンモックそのままの意味にしたくて、「アマカ」にしました。
GENIC編集部:
お店のこだわりポイントやテーマなどがあれば教えてください。
坂上さん:
コンセプトは、〜観て聴いて揺られて〜「5感で楽しむカフェ」。
食べる前から「コレ絶対おいしい!」と思っていただけるよう、視覚や聴覚でも楽しめる盛り付けや接客を心掛けています。
GENIC編集部:
カフェの中にハンモックを取り入れたのは、なぜでしょう?
坂上さん:
飲食店ですので、味覚や嗅覚でお客様にご満足いただくのはもちろんですが、観て聴いて触れて、5感で楽しめるカフェがあったらもっと面白いのでは?と。
お店のコンセプトを考えていた時期に、ちょうど娘が産まれました。どんなに不機嫌でも母親の腕の中でゆらゆらすると眠ってしまう我が子を見て、「揺れる=究極の癒し」とひらめき、座席にハンモックを使用することを決めました。
GENIC編集部:
どの席にも全てハンモックがあるのでしょうか?
坂上さん:
店内レイアウトは、全席がハンモックではなく、1テーブルにあえて1つずつのハンモックを用意しています。ちいさな頃の思い出の中で1番楽しかったことって何かな?って考えた時、私は月に一回の席替えの時間がとても大好きだったことを思い出したからです!料理を待つ時間や食後のご歓談時に、席替えが一つのコミニュケーションになればと。皆さん交替で写真撮影されています!
GENIC編集部:
なるほど。取り合いもコミュニケーションの1つですね!どのようなお客様が多いのでしょうか?SNSを見てご来店されるお客様も多そうですね。
坂上さん:
老若男女さまざまなお客様が来てくださるので、接客していて毎日楽しいです。SNSを見て、県外からのお客様も多いですね。特にインスタ女子やスイーツ男子!!
GENIC編集部:
オリジナリティがあるパフェが、すごくステキです!パフェタイムは15時からということですが、何種類くらいあるのでしょうか?
坂上さん:
「季節を食べるパフェ」と題し現在は1シーズン2~3種類ずつ旬のフルーツを使用した創作パフェを提供しています。当日の朝仕入れたフレッシュな果実は、そのまま食べても十分おいしいのですが、さらにおいしい形で提供したいと思っています。そのため、ランチ終了後に1時間お店を閉めて下準備し、夕方再オープンと、営業形式を2部制にしています。
GENIC編集部:
詰めるときのデザイン的なこだわりはありますか?
坂上さん:
ワイングラスに盛り付けたボリュームたっぷりのパフェは見た目はもちろん食感や食べる順番までをデザインしており、最後まで飽きずにお楽しみいただけるよう工夫してます!パフェのデザインやフードなど、すべて妻が担当しております!
GENIC編集部:
グレーの壁にパフェが映えますね!壁の色や内装のこだわりを教えてください!
坂上さん:
築100年の蔵の入り口や柱などの基本構造は残し、既存の梁(はり)にチェアハンモックを設置しました。
内壁部(通常は白の漆喰)にあえてグレーのモルタルを使用することで日本古来の木造家屋と現代のモルタル建築が融合した空間を目指しました。
主役はあくまで料理ですので、内装や食器選定にはシンプルな配色を心がけました。パフェが映えると言っていただけて嬉しい限りです。
職人さんに古民家再生してもらったカフェではなく、できる限り自分の手で作りたかったので、解体から施工まで職人さんに混ざりながら、自らが現場監督となり9ヶ月かけてリノベーションしたお店のどの部分にも愛着があります。
GENIC編集部:
人気のメニューはなんですか?
坂上さん:
季節を食べるパフェの中でも特にいちごが人気です!
360度かわいい盛り付けと、手作り焼き菓子の食感が人気の理由だと思います。
ジェラートとクリームが溶けて混ざってもおいしく食べられるよう、食べる順番までデザインしています。最後まで飽きずにお楽しみいただけるよう工夫している点も、人気の理由だと思います。
GENIC編集部:
まだ来店されたことがない方に一言お願いします!
坂上さん:
パフェめっちゃデカイです!お腹ペコペコで来てください!!
店舗情報
店名:hammockcafe Amaca(ハンモックカフェ アマカ)
住所: 富山県滑川市瀬羽町1882-1
アクセス:滑川高校より徒歩5分
営業時間:ランチタイム11時~14時(L.O13時)/パフェタイム15時~19時(L.O18時)※水曜は終日パフェタイム11時~18時(L.O17時)
※パフェ人気に伴い、4月から営業時間を変更しました
定休日:火曜日
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各店舗へのインタビューでわかった、お店への熱き想いや、オープンするまでのストーリーもステキ♡
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