『GENIC』12月号の特集1つめはハワイ!
GENIC WEB編集部:
10/20発売の雑誌GENICの特集はなんでしょうか。
藤井:
「ハワイ」と「写真加工」の2つです。32ページ増やして、それぞれ大特集しています。
価格はいつもと同じなので、ものすごくお得号です!!
GENIC WEB編集部:
気になる2つですね!まずは、なぜ今回ハワイ特集になったのでしょうか。
藤井:
わたしが『GENIC』の編集長になって1周年号だからです(笑)。
わたし自身、ハワイが大好きで30回以上行っているほどのハワイラバーなので、編集長に就任した時から、ハワイ特集はやりたいと思っていました。
でも就任当初の『GENIC』ではやれなかったんです。
「私が伝えたいハワイ」ができる雑誌ではないな、と感じていたから。
この1年、「日本が注目する世界」ではなく、「世界が注目する世界」を、〝写真〟を通して伝える雑誌にしたい、そんな思いで、『GENIC』を少しずつ変えてきました。
そして、自信を持って大好きなハワイを扱えるような雑誌になったな、と前号で確信できたので、満を持して!!!今回ハワイを特集することにしました。
「日本が注目するハワイ」ではなく、「世界が注目するハワイ」をたっぷり紹介しています。
GENIC WEB編集部:
編集長もハワイ取材に行っていますが、ハワイ取材は大変でしたか。
藤井:
取材よりも、企画のほうが大変でした。
「とうとうハワイ特集するよ!!」と編集部に言い切ったものの、『GENIC』としてハワイ特集でやるべきことってなんなのか?という1番大切な回答がまだ出ていなかったので。
ハワイって、他の場所と違って、多くの人が「憧れ」だけで終わらせないで、実際に行くことができちゃうところ。
だから、ハワイ特集には「ガイド的要素」を入れなければ成立しない、ということは最初から思っていました。
『GENIC』は写真でいろいろを見せるのが得意な雑誌ですが(笑)、今回ばかりは「情報」をきちんと扱うべきだ、と。
でもでもでもでも単純なガイドにはしたくない。
さてどうしよう!?どうするべき!?
って感じで、『GENIC』でやるべきハワイ特集の「切り口」を探し出す作業が1番大変でしたね。
実際の取材や撮影で大変なのは、朝早い、とか、暑い、とかそんな程度のことなんで(笑)。そこまでの準備のほうが重要だし大変!
GENIC WEB編集部:
『GENIC』でやるべきハワイ、の回答はなんだったのでしょう!?
藤井:
「今、ハワイでやるべきGENICなコト」を写真で提案し、その写真を実際に撮るためのガイドをつける。が答えだな、と。
「この写真を撮りたい」というモチベーションを与えてあげることが『GENIC』の使命だし、そのモチベーションがあれば、エリアをまたいで行動するのが『GENIC』の読者。だから、エリア別ガイドは『GENIC』では必要ない。
・海に向かってブランコに乗ってるGENICな写真→ここに行けば撮れるよ!
・ヤシの木と撮ったGENICな写真→ここにこんなヤシの木あるよ!
・オシャレなカップを持った写真→いま1番新しいカップはこのお店だよ!
という「写真」から、場所やお店をガイドする、というスタイルです。
世界中から、最新のハワイのGENICなコトやモノの情報を集めて、22個の提案と、45箇所のガイドを作りました。
また、ガイドの他に、ハワイ通なインスタグラマーにハワイでの過ごし方を聞いた「MY SECRET HAWAII」、ロコのインスタグラマーのうらやましいトロピカルライフに密着した「THE COMFORTABLE HAWAIIAN LIFE」もあります。お楽しみください。
GENIC WEB編集部:
この記事を読んだ人だけが楽しめる、裏話があったら教えてください
藤井:
風船の写真!
撮影場所に運ぶのに、クルマが風船でパンパンになって人が乗れなくなって苦労しました。買いすぎました(笑)。
誌面で是非チェックして、これ乗用車に載せたんかい!と心の中で突っ込んでください。
それから、今回、ハワイ撮影のモデルとして、ハワイのインフルエンサーでありフォトグラファーであるKe'alohiさん、プロトラベラーの羽石杏奈を起用したのですが、杏奈の撮影中にテラスハウス ALOHA STATEに出演していたアノ噂のちかこちゃんが遊びに来てくれたんです!
なので、飛び入りで参加してもらっちゃいました。どこに写っているか…ぜひ探してみてください。
GENIC WEB編集部:
表紙について教えてください。
藤井:
今回の表紙は、@helloemilie さんのマウイ島の写真です。
ハワイ特集だから、ハワイの写真にしたかったんですが、「え?ここハワイなの!?」というような、いい意味で読者を裏切る写真にしたくて、こんな表紙にしてみました。
特集2つめは、みんな気になる写真加工!
GENIC WEB編集部:
気になる2つめ、写真加工の特集についても教えてください。なぜカメラ誌で加工をテーマに!?
藤井:
写真って作品だと思うんです。そこにあるものをそのまま写しだすのがいい写真というわけじゃない。
撮った写真を編集することはプロのカメラマンだってやるわけですし、「加工しすぎ!」なんて意見もチラホラ聞こえてきますが、全然悪いことじゃない。
「自分っぽさ」や「自分のカラー」を出すことは、素敵な作品にするために必須のことだし、手を加えることで思い通りの写真にできれば、その分、もっとカメラや写真が楽しくなる。
カメラ誌だからこそ、もっと写真が楽しくなることはどんどん提案していきたいし、詳しく取り扱うべき!と考えました。
もちろん、ベースになる写真も重要です。
なので、7月20日に発売した前号『GENIC』vol.43では「GENIC的 優しすぎるカメラの取説」として、カメラの使い方を特集しました。それがあった上での、加工講座です。
「in GENIC Style」という同じタイトルを付けているのもそのためで、もっと写真を楽しむ『GENIC』的提案の第2弾、という位置付けです。
GENIC WEB編集部:
写真加工の仕方はよく他の雑誌でも取り上げられてますが、今回の特集が「GENIC的」なのはどういったところですか。
藤井:
「どうして私の写真は、あの人の写真みたいに素敵にならないんだろう?」という、カメラ女子なら必ずぶつかったことのある悩みを解決する、というテーマを全体に掲げました。
そこで、「完全保存版 GENIC流!加工教室」では、あなたの写真に足りない加工はこれだ!と言い切って、7つの加工をbefore after付きで提案しています。
加工自体は簡単なものですが、実際によくある写真で説明しているので、「自分に足りてない加工」がよくわかるようになってます。
そして、「本当に知りたかった! 人気インスタグラマーの最強加工テクニック」
では、読者にとった事前アンケートで「加工を知りたいインスタグラマー」に名前のあがった上位の方たちに出ていただいているので、「本当に知りたかった」は過言ではないんです!
加工もすごすぎて、ちょっとここでは説明できないくらいの濃さです。
アンケートで悩みの多かった、インスタグラムのギャラリーの統一感、についても教えてもらっています。
『GENIC』最新号は女のコの大好きが詰まってる!
GENIC WEB編集部:
ハワイと写真加工特集以外の見どころを教えてください。
藤井:
ずっとやりたいなーと思っていた「ニッポンのGENICスポット」も今回ちょっとした特集を組んでいます。
作ってたら、国内旅行がしたくなっちゃって、今号が出来上がったその足で北海道に行ってきました(笑)。みなさんも、見たらすぐ週末にニッポン再発見、したくなるはずです!
あとは、女のコが永遠に好きな「ピンク」の企画もあります。世界にはこんなにたくさんピンクな風景があるんですね。可愛さ満点。見てるだけで目が♡になっちゃいます。
前号に引き続き、アイスクリームのページも!
今、話していて自分でびっくりしましたが、ハワイ、写真加工、ニッポン、ピンク、アイス、ですよ。GENICな女のコの大好きが詰まりすぎてますね(笑)。
絶対に読んでいただきたいです!
最新号『GENIC vol.44』はAmazonで購入できます
"完全保存版 写真加工教室&最新ハワイ"の2大特集を32ページ拡大号でお届け!
『GENIC 2017年 12月号(vol.44)』は、全国の書店、Amazon、家電量販店などで購入できます。
※書店ではカメラコーナーにあります。店頭にない場合は、書店でお取り寄せも可能です。
発売日:2017年10月20日(金)
藤井利佳(フジイリカ)
ミツバチワークス株式会社 取締役
ラジオ番組の制作からキャリアをスタートし、webメディアの企画運営、雑誌・書籍の創刊、監修、イベントのプロデュースなど、多くの女性向けコンテンツのクリエイションとサービスのディレクションを手がける。
2005年、ミツバチワークス株式会社に創立メンバーとして参画。以後、国内最大級のガールズブログサイト「Decolog」のディレクションのほか、東京・大阪・名古屋・福岡で2万人を動員した「ガールズフリーマーケット!」のプロデュース、雑誌『女子カメラ』の監修及びリニューアルプランニング、旅行書籍『GENIC TRAVEL』の創刊、カップルがハートを送りあうことでコミュニケーションをする非言語アプリ「ハートイズイン」のディレクション、新職業「プロトラベラー」の開発など、多岐の分野に渡りそのクリエイティビティを発揮している。
雑誌『GENIC』の編集長には2016年9月に就任。2017年4月より、GENIC WEBの編集長も兼任している。