menu

<宮崎- saki>OM SYSTEM OM-5で撮る心揺さぶる地元の情景 vol.5

6名のフォトグラファーが、こよなく愛する地元の心揺さぶられるようなシーンを撮り下ろし!
使用機材は、防塵・防滴で、どこにでも気軽に持ち歩ける小型軽量ボディーに、強力な5軸手ぶれ補正や多彩な表現が楽しめる撮影機能を備えたミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」。そして、小型軽量ながら高画質な撮影を可能にするレンズ「M.ZUIKO PRO」と「M.ZUIKO」シリーズ。その地に住んでいるからこそ切り取れる「地元の情景」の作品とともに、「OM SYSTEM OM-5」の使用感や機能、「M.ZUIKO」シリーズの魅力など、お気に入りのポイントを紹介します。
5人目は、 いまだに心が動く瞬間に頻繁にめぐり合えるのが地元・宮崎の魅力だと話す、写真家のsakiさんです。

  • 作成日:

心動く瞬間にめぐり合える地元「宮崎」

10代の頃に趣味で写真を撮りはじめ、現在は何気ない日々を写真に残しているsakiさん。「宮崎は自然に囲まれた、おおらかで美しい場所です。私は山育ちで、子どもの頃から手を伸ばせば自然がすぐそこにある環境で過ごしてきました。だから、地元というと思い浮かぶのは自然の景色ばかり。ずっと変わらずこのままであってほしいと願う場所であり、変わっていくとしたらその姿も残していきたい場所です」。
そんなsakiさんが考える地元・宮崎の魅力とは?「特別なことはないけれど、日々や季節の移り変わりを繊細に感じさせてくれるところでしょうか。生まれてからずっと宮崎で暮らしていますが、いまだに心が動く瞬間に頻繁にめぐり合います。たとえそれが新しく出会った場所ではなく、いつも見てきたものや景色だとしても、昨日と今日では感動が全く違うんです。これぞ宮崎だなと思うのは、雲ひとつない青い空、青い海、背の高いワシントニアパームの続く道やビロウ樹の影など、地元民ながら南国気分を感じられて、無条件に胸が高鳴る景色。あとは、山々や広い田んぼや畑の風景。水をはったばかりの田植え前の水田に夕焼けが映り込むほんの数日間の贅沢を、毎年楽しみにしています」。
今回の撮影に際し、「カメラって、持っているときと持っていないときとでは、瞳に別のフィルターがかかっているのでは?と思うほど目に映るすべてが違いますよね。今回はそれに加え、初めて使うカメラだったので、色々なものがより新鮮に感じていつも撮っている風景も違った輝きに見えました」と話してくれました。sakiさんがOM-5で切り取った「地元の情景」をお楽しみください。

sakiさんがOM SYSTEM OM-5で切り取った宮崎の情景

ビロウ樹越しに見る海がお気に入り

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/5.6 SS:1/250秒 ISO感度:200

【Scene】
周囲1.5kmほどの小さな島、青島を望む海岸の散歩中に撮影。「この海岸沿いは、晴れた日に散歩するととても気持ちのいいお気に入りの場所。ビロウ樹越しに見る海が大好きで、来たら毎回撮ります。この日は雲のない晴天で花粉も凄かったのですが(笑)、宮崎らしい風景を切り取ることができました。南国の空気感がポイントです」。

【Shooting】
「海を広く、風景を歪みなくクリアに撮影したかったので単焦点レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROを選びました。明暗差の激しいシーンですが、白飛びも黒つぶれもせず感動しました。私の好きな宮崎の景色がそのまま美しくおさめられたと感じます」。

透明感のある冬の海と真っ青な空をシンプルな構図で

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/2.8 SS:1/2500秒 ISO感度:200

【Scene】
真っ青な空と美しい海に惹かれて、こちらも青島で撮影。「この海岸にはよく面白い形の流木が流れ着いています。この日もぽつんと流木があったので、良い小道具になってくれました。海というと夏のイメージですが、実は冬のほうが透明感があり綺麗なので、冬の海の良さが伝わればいいなと思って撮りました」。

【Shooting】
「ビロウ樹越しの写真同様、M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROで。なんといっても、発色の良さに驚き!ナチュラルに見たままの色を捉えています。シンプルな構図が、美しい海と空を引き立てていると思います」。

いつもと違う目線で、優しく印象的に切り取ったチューリップ

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:1/8000秒 ISO感度:200

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:1/3200秒 ISO感度:200

【Scene】
春らしさを感じた散歩中の道沿いを撮影。「通ったことのない道を探してはぶらりと歩くのが好きなのですが、そんな散歩中に見つけた場所です。宮崎は行政や個人が一体となって花にあふれた景観を築く花の街。花による街づくりが地元の人々に深く根付いているので、道沿いにはたくさんの花壇があり、季節ごとに多様な種類の花を楽しむことができます。チューリップは冬が来る前に植えて、寒さに耐えてやっと春に花を咲かせるので、春を迎える喜びにあふれているイメージがあり、大好きです。いつもと視点を変えたくて、ローアングルで撮影してみました。普段見上げることのない目線からのチューリップで気に入っています」。

【Shooting】
「バリアングル式液晶モニターのおかげで、普段は難しい地面すれすれからのローアングルも無理なく撮影できました。チューリップを優しく印象的に切り取って、春らしさを感じられる1枚になったと思います。前ボケで柔らかい雰囲気を作りたかったのと、奥行きを出したかったので、レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROを選びました」。

心にじんとくる素朴な風景と、春特有の湿度を感じられるよう表現

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:20mm(35mm判換算 40mm) 絞り:f/5.6 SS:1/160秒 ISO感度:200

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:1/3200秒 ISO感度:200

【Scene】
「川沿いを通りかかったとき、橋脚下に自生した菜の花が広がっているのを見つけて、素朴で素敵な風景だなと感じシャッターを切りました。歳を重ねるごとに、このような素朴な風景により目が留まります。派手ではないけれど心にじんとくるようなところが、私に地元を感じさせます」。

【Shooting】
「この日は、曇り空からごく薄く陽の光が透けていて、牧歌的な風景が春らしい霞んだ空気をまとっていました。1枚目の写真は、この春特有の湿度を感じられるように、柔らかな雰囲気で撮影したいと思ったのと、なるべく余計な情報は入れず橋脚と菜の花だけの画にしたかったので縦構図に。少し高さのある場所から動かずに画角を探って撮影したかったので、ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを選びました。
2枚目は単焦点レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROを使って撮影した、セルフポートレートです。OM SYSTEMの公式アプリ、「OI.Share」を使用して、スマートフォンをリモコン代わりに撮影しました。特別な機材がなくても、アプリを使用して手軽に操作できるのは魅力的です」。

「星空AF」で捉えた、春らしい優しい星空

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:8秒 ISO感度:2500

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:8秒 ISO感度:1600

【Scene】
自宅から1分の、いつもの撮影スポットで。「撮影期間中、新月期で晴れたのはこの日だけ。春は空気が霞んでいるので星景撮影に向いているとは言えないのですが、薄雲の合間を狙いました。コンディションは良くないながらも想像以上に素敵な星空が撮れ、OM-5の実力を感じました。ここに写っている木は季節によって葉を茂らせたり枝だけになったりと、色々な表情を見せてくれます。私の星景撮影には欠かせない友達のような存在です。大きな星はあまりないけれど、春らしい優しい星空を見てほしいです」。

【Shooting】
「星空AF」機能を使って撮影。「通常、星の撮影時にはピント合わせに苦労するのですが、星空AF機能を使うと自動で星にフォーカスを合わせてくれるので、とても便利でした。操作も簡単で、撮影までの準備時間が大幅に短縮されます。星景撮影のためF値の小さい明るい広角レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROを選び、ソフトフィルターを使用して撮影しました」。

ぐるぐる星空写真を撮るため、北天の空を撮影

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/1.2 SS:4秒×225回(900秒) ISO感度:1600 ライブコンポジット

【Scene】
同じく家からすぐの撮影スポットで。「コンポジット(比較明合成)する星空は方角によって全く表情が変わりますが、今回は北極星を中心にぐるぐるの写真が撮れる、北天の星空を選びました。雲が出てきたので長時間とはいきませんでしたが、それでも十分面白い写真が撮れたと思います。肉眼で星空を見ても気づきにくいけれど、この写真は星ひとつひとつの色が違うことがよくわかる、お気に入りの1枚です」。

【Shooting】
OM-5の搭載機能で一番楽しみにしていた「ライブコンポジット」と、「星空AF」の機能を使って撮影。「普段コンポジット用にインターバル撮影するときは、時間がかかるので車内で待機するのですが、OM-5はカメラ内で自動的に合成してくれるので、モニター上で光跡が伸びていく様子が楽しくて撮影中もずっとモニターを眺めていました。F値が小さく明るいM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROのレンズで、ソフトフィルターを使用しました」。

宮崎の少し早い春の景色

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 焦点距離:150mm(35mm判換算 300mm) 絞り:f/5.6 SS:1/250秒 ISO感度:400

【Scene】
自宅の庭で撮影。「撮影期間中にソメイヨシノの開花は間に合いませんでしたが、庭の早咲きの桜が咲いてくれたので、心躍らせながら撮影しました。早咲きの桜ならではの濃い色合いに惹かれます」。

【Shooting】
「レンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIをセレクト。桜を際立たせてインパクトのある写真にしたかったので、望遠側で撮影しました。ズームレンズならではのボケ感が狙い通りです。背景と桜の色の対比が気に入っています」。

早朝の「地元の海」で幻想的なグラデーションに包まれる

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/3.5 SS:1/200秒 ISO感度:200

読み込み中

レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO

【Scene】
木崎浜で撮影。「いつも気が向いたら立ち寄って、何をするわけでもなくぼーっとしたり、お気に入りのパン屋さんでパンを買ってきて堤防に座って海を見ながら食べたり。今でこそ毎日サーファーがあふれるスポットですが、ここは昔から、私にとっては観光地ではない本当の意味での地元の海です。この日は、朝焼けを撮りたくて、早起きして海に向かいました。宮崎は太平洋側なので焼けた海を見ることができるのは朝だけ。刻一刻と変化していく空と海の色を逃さないようにとシャッターを切りました」。

【Shooting】
「日の出前のわずかな時間、空が美しいグラデーションを見せます。朝焼けの色が海に溶け出して滲むようにリフレクションした風景が、幻想的で気に入っています。シルエットのみの被写体が、この瞬間をより魅力的に見せてくれていると思います。小型軽量のOM-5は、早朝の海での撮影にもとても便利でした。撮影してみると、この時間帯らしい空と海の曖昧な表情や色を、素直にしっかりと捉えてくれていたので感動しました」。このシーンを動画にも残したいと思ったというsakiさん。「AM5:52、日が昇って視界が一気にオレンジ色に染まりました。波と私を繋ぐような朝日のラインがとても綺麗で、動画で残したいと思い縦位置動画で撮影しました。よく見ると、遠く水平線を小さな船が横切っています」。

撮影モード:絞り優先 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 焦点距離:17mm(35mm判換算 34mm) 絞り:f/2.8 SS:1/1600秒 ISO感度:200

【Scene】
日の出を迎えた木崎浜で撮影。「日の出からしばらく経つと、空と海はさらに変化してさわやかな朝の色に。カメラを構えると、さっきまで隣で準備運動していたサーファーたちが、一気に朝日の方へ向かって波の中を進んでいきました。大きな波が引いた後の濡れた砂浜が、深い星空のように綺麗で、眩しい朝日との対比が美しいなと惹かれました」。

【Shooting】 
「朝の海をダイナミックに表現したくて、あえて空はほんの少し入る程度で、海が画面いっぱいになるような構図で撮影しています。手前の砂浜の、吸い込まれそうに深い色や、向かってくる波のひとつひとつの躍動感も気に入っています」。M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROで撮影。「砂浜から引いていく波のひとつひとつの模様も繊細に捉えられていて感動しました。きらきらと反射する光が、たった今自分がこの場所に立っていて、この海が目の前に広がっているように感じさせてくれます」。

sakiさんが「OM SYSTEM OM-5」を使ってみて感じたこと

「 何よりも軽い!手にしたときに、びっくりしました。小型・軽量なだけでなくグリップ感も良く、ダイヤルやボタンも慣れるととても使いやすいため直感的に操作できて、初めて使うカメラだと思えないほど手になじみました。撮りたい瞬間は突然やってくるものですが、起動から撮影までのスピード感も素晴らしいです。モニターにタッチすれば狙った場所に素早くピント合わせができて、そのままタッチでシャッターを切ることもできます。片手でカメラを持って撮影してみましたが、全く手ぶれすることなく撮影できました。撮りたい一瞬を逃さないカメラだと思います」。sakiさんが一番気に入ったのは、ライブコンポジット機能。「液晶モニターのライブビューで星の光跡が伸びていくのには感動しました!これまで私が行っていた、リモコンを使用してインターバル撮影したものを後からPCでコンポジットして…という手間が、OM-5ならカメラと三脚があれば撮影しながらカメラ内でコンポジットまで出来てしまうという、この手軽さは大きな魅力です。星景撮影のハードルがぐっと下がるので、これからトライしたいという方にとてもおすすめです。
春とはいえ深夜はまだ気温が低かったのですが、バッテリーの持ちがとても良かったのも印象に残っています。日中の平常使用時にも感じていましたが、モニターをずっとオンにしていても不思議なくらい減りません。バッテリーを気にしながら撮るというストレスがないのは、デジタルカメラとしてかなりポイントが高いです。
キットレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIは、 どんなシーンでもカバーできる焦点距離で、これ1本あれば普段の撮影に、旅行に、と幅広く活躍するのでは?と思います。望遠側でもピントがすぐに合い、手ぶれもしません。軽くて非常に使い勝手のいいレンズだと思います。M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROは、開放のにじむようなボケ感がとても美しいレンズです。解像度も高く、被写体にかなり近づくこともできるので、私が普段からよく撮影する花や植物の撮影にもってこいでした」。
OM-5は目に見えるものをより美しく表現してくれるカメラだと話すsakiさん。「カメラ好きな方を満足させてくれるような高性能で、シーンモードや多彩なアートフィルターなど、これから本格的にカメラをはじめてみようという方にも楽しくてトライしやすい機能がたくさん搭載されています。カメラは持ち歩いて撮って楽しいのが一番なので、ぜひ皆さんにもOM-5を体感してもらいたいです」!

「OM SYSTEM OM-5」商品情報

OM SYSTEM OM-5 14-150mm II レンズキット

キット内容:
ボディー(カラー:シルバー/ブラック)
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
オープン価格

sakiさんのお気に入りレンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO

美しいボケと解像力を両立し、優れた描写力を発揮する開放F1.2の大口径広角単焦点レンズ。

希望小売価格:220,000円(税込)

「OM SYSTEM OM-5」の詳細、ご購入はこちら
「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」の詳細、ご購入はこちら

sakiプロフィール

写真家。宮崎県出身。10代の頃に趣味で写真を撮りはじめ、8年前よりInstagramに投稿を始める。
傍らにある何気ない日々を写真に残している。

saki Instagram

おすすめ記事

6名のフォトグラファーがOM SYSTEM OM-5で撮る心揺さぶる地元の情景

多彩な撮影機能を小型軽量の防塵・防滴ボディーに搭載!ミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」発売

次の記事