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写真家・鈴木さや香の写真展「かまくらかたおもい」が東京・三葉堂寫眞機店Galleryにて開催

人気のレンズフィルター「アルプスパンチ!」と「なついろパンチ!」をマルミ光機と共同で開発した写真家・鈴木さや香の撮り下ろし写真展「かまくらかたおもい」が、三葉堂寫眞機店(みつばどうしゃしんきてん)Galleryにて、2023年7月29日(土)~8月29日(火)に開催。
写真家・鈴木さや香が切り取った鎌倉の風景の写真とともに、ご本人からのメッセージ、写真展の詳細を紹介します。

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鎌倉の日常で、ふとした時に見つけてしまう刹那の光景と言葉を集めた写真展

「アルプスパンチ!」と「なついろパンチ!」は、写真好きの間で熱く密かな広まりを見せているマルミ光機のフィルタ―。TVや雑誌などでも取り上げられ、量販店でも特設のスペースが設けられているなど、多くの反響を呼んでいます。

「アルプスパンチ!」「なついろパンチ!」は、開発からすでに3年時間を共にしていますが、やっと手に馴染んできた感覚があると、鈴木さや香は語ります。そんなじゃじゃ馬フィルターでの作品群です。

2013年より鎌倉観光協会のHPにて掲載されていたフォトエッセイ「かまくらかたおもい」の復刻ともいえる同シリーズ。鎌倉の日常で、ふとした時に見つけてしまう刹那の光景と言葉を集めた展示を楽しめます。

写真展会場では、プリントの販売もされます。
ぜひ、写真展に足を運んで、直接作品にふれてみてください。

かまくらかたおもい

愛しいものを大事にするのは
どうして難しいのだろう
誰かが言った
青い空に白い月

山が聞こえた?

枯葉がこすれる音も
草木が揺れる音も
目をつむったら頼りない 山の上の柔い色も
あなたに届くだろうか
あなたへ写るだろうか

手をかざして
太陽の温度 漏れた光で赤く見えた

海が聞こえた?

砂をさらう小さな音も
波がくだける大きな音も
凛と冷たい空気漂う 浜辺の朝のやさしい色も
あなたに届くだろうか
あなたへ写るだろうか

気づいたときには季節は移ろい
跡形もなく消える


街が聞こえた?

卵を焼く油の音も
道路に響くタイヤの音も
匂いと湿度と思い出が混ざり 陽の傾く切ない色も
あなたに届くだろうか
あなたへ写るだろうか

届かなくても それじゃあまたね
必ず明日はやってくる

白い月が静かにずっと
ずっとずっと それを見てる

鈴木さや香

鈴木さや香 写真展「かまくらかたおもい」情報

開催日時

2023年7月29日(土)~8月29日(火)11:00~19:00
定休日:水曜日

会場

三葉堂寫眞機店Gallery
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-32-6

三葉堂寫眞機店
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行き方・アクセス

<電車>JR、京成線、日暮里・舎人ライナー「日暮里駅」東口から徒歩で約6分

協力:marumi

アルプスパンチ なついろパンチ!フィルタ―

2022年のCP+にて話題のフィルターとして発表され、同年4月より発売された解像度を著しく落とす加工がされたフィルタ―。コーティングや色ガラスなどで独特な色味をあじわえる不思議なフィルターシリーズとして注目されています。
まるで工芸品のように職人がひとつひとつ手作りしている点も、今までにないタイプのレンズフィルターです。

マルミ光機:アルプスパンチ!、なついろパンチ!

鈴木さや香 プロフィール

Photographer /写真家
写真と暮らし研究所 代表理事/ Atelier Piccolo 経営者
東京造形大学環境造形学部卒業。映像演出家・葉方丹、写真家・山岸伸に師事し、2012年独立。広告写真を撮る一方で、作品を撮り続け、日常で空白になってしまう記憶にやわらかく焦点をあてた写真作品を発表している。
また写真プリントを暮らしに溶け込ませる独自の活動を行うため、鎌倉の極楽寺に「Atelier Piccolo」というお店を営む。TVやラジオなどに出演し、画像で終わらせない写真プリントの楽しみ方などを伝えている。
老舗フィルターメーカーのマルミ光機と一緒に「アルプスパンチ!」「なついろパンチ!」を共同開発。

<著作>
「日常写真を楽しむノートブック」(インプレスブック)、
私写真集「あなたが目を閉じるとき 私の躯を感じるでしょう」、
Photo note「2通目のLetter」などがある。

<フォトエッセイ>
EOS Kiss BRAND SITE「君をカメラで」
your EOS.「私の愛すべきもの #02 暮らし」など。

鈴木さや香 Instagram
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