初夏の大石公園の風物詩“紫の絨毯”
河口湖の北岸にある大石公園は、湖畔の遊歩道に沿って四季折々の花々が咲き誇り、湖と富士山と一緒に眺めることのできる絶景スポット。広い無料の駐車場もあり、家族連れのドライブスポットとしても人気です。
毎年初夏になるとラベンダーが河口湖を美しい紫色に彩ります。河口湖には約10万株ものラベンダーが植えられていて、裾野まで広がる雄大な富士山とラベンダーとのコラボレーションは圧巻。その様子を写真に残そうと、カメラを持った人たちが集まってきます。朝焼け時はドラマチックに染まった風景を切り取れるため、早朝から訪れる人も多くいます。
大石公園には開花時期の異なる数種類のラベンダーが植えられているため、長い期間でラベンダー鑑賞が可能です。
ラベンダーが一面に咲き誇る様子はまさに紫の絨毯。風に揺られると、柔らかく心地の良いフローラルな香りに包まれ、心身共に癒されること間違いなしです。
大石公園は、ラベンダーが咲く時期に合わせて開催される「河口湖ハーブフェスティバル」のメイン会場の一つ。イベント開催中は、特設テントで地元の農産物や屋台が並び、多くの人が訪れます。大石公園内にある「河口湖自然生活館」には、富士山と河口湖を一望できるカフェやテラスを併設。富士山グッズや山梨のお土産を取り揃えたショップもあるのでラベンダー鑑賞後に立ち寄ってみて。
2023河口湖ハーブフェスティバル 基本データ
開催期間:2023年6月24日(土)~7月17日(月)
開催会場:大石公園・八木崎公園
開催時間:9:00~17:00
お問い合わせ:
<平日>8:30~17:15 TEL:0555-72-3168(富士河口湖町観光課)
<土日祝日>9:00~17:00 TEL:0555-72-6700(富士河口湖総合案内所)
また、2023年7月1日(土)20:00~は、「富士山・河口湖山開きまつり花火大会」が開催され、富士山を背景に打ち上がる花火を、大石公園からも楽しむことができます。ハーブフェスティバル期間中に開催される、富士山の山開きを祝う花火大会で、昭和52年から続く催しです。
大石公園で見られる季節の花々
湖畔沿いには全長約350mにわたって「花街道」が続き、90種類以上の四季折々の花々が見られます。さわやかな湖畔の風を感じ、富士山や季節の花々を眺めながら散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
菜の花:4月下旬~5月下旬ごろ
春の季節には色鮮やかな黄色のお花、菜の花が咲きます。春の訪れを感じさせてくれ、またビタミンカラーの黄色を見ると元気がもらえます。同時期には色とりどりの芝桜も咲くので、あたり一面がカラフルに。
ネモフィラ:5月上旬〜6月上旬ごろ
菜の花とほぼ同時期に見られるネモフィラ。“ネモフィラブルー”と澄んだ空の青色との美しいグラデーションが見どころです。
バラ:6月上旬ごろ〜
ラベンダーが見頃を迎える少し前の時期から秋まで、長い期間で楽しめるバラ。大石公園内にはバラ園があり、ガゼボやアーチを覆うように咲いたりなど、イングリッシュガーデンのような雰囲気です。
コスモス:8月~9月ごろ
心地よく爽やかな風が吹き始める夏の終わりには、淡いピンクや白色のコスモスが咲きます。
コキア(緑):8月〜9月ごろ
紅葉の季節の前には、ふわふわとした緑色のコキアが辺りを爽やかなグリーンに染めます。手を伸ばしてみると、もふもふとした柔らかな触感。真っ赤に染まったコキアも素敵ですが、フレッシュなグリーンのコキアも魅力的です。
コキア(赤):10月中旬〜下旬ごろ
それから、コキアに花が咲き、全体的に少しずつ黄色みを帯びてきて、紅葉のシーズンになると真っ赤に染まります。丸々とした赤いコキアがずらりと並んだ様子は、なんだかかわいいです。
雪化粧した富士山と真っ赤なコキアと紅葉の競演。「これぞ日本の秋!」と思える光景です。
花が咲かない冬季も
11月~4月中旬ごろまではお花は咲いていませんが、この時期にしか見られない景色があります。
ラベンダーの苗に雪が降り積もり、ずらりと並ぶたくさんの“コブ”。
冬は空気が澄んでいるため、富士山が一番綺麗に見える季節でもあります。風がない日は、雪化粧した富士山が湖面にリフレクションし、「逆さ富士」に出会えることも。
大石公園(おおいしこうえん)/山梨<日本>
河口湖自然生活館 基本データ
<住所>〒401-0305 山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585
<TEL>0555-76-8230
<営業時間>
・ショップ 9:00~18:00 ※10月~2月は17:30まで
・カフェ 9:00~17:00(LO 16:30) ※10月~2月は16:30まで(LO 16:00)
・ジャム作り体験(1日7回)最終受付16:00 ※現在お休み中
<休館日>年中無休(年末年始営業時間の短縮あり)
※悪天候により臨時休館あり
※twitterにてお知らせあり
<駐車場>あり(無料)
入園料
無料
行き方・アクセス
<車>中央自動車道「河口湖IC」から約14分/「富士吉田IC」から約15分
<電車・バス>富士山麓電気鉄道「河口湖駅」から富士五湖周遊バス(レッドライン)乗車で約32分、「河口湖自然生活館」から徒歩ですぐ
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