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【旅するように暮らすデュアルライフ&移住ライフ #3】三浦尚子

世の中の変化とともに、暮らし方も選べる時代に。旅先を決めるように、住む場所だって自由に決めたい。2つの拠点を行き来するデュアルライフ、さらに多拠点生活や新たな土地への移住など、自分らしく生きる場所を見つけた6人をクローズアップ。
#3では、わかめ生産者・編集者の三浦尚子さんのデュアルライフ&移住ライフを紹介します。

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三浦尚子

わかめ生産者・編集者/1991年生まれ、神奈川県出身。大学卒業時に岩手県陸前高田市で漁業アルバイトを経験した後、2014年に移住。マルテン水産で牡蠣やわかめの養殖作業に携わり、今年よりわかめ生産者に。SNS発信やWebメディアで執筆活動も行っている。
愛用カメラ:iPhone SE/RICOH GR Ⅱ

陸前高田で漁業女子してます

「牡蠣の養殖いかだを一望できる、陸前高田市内で一番好きな場所。特に夕方の海は本当にきれい」。

1ヶ月のアルバイトをきっかけに、新卒で漁家に就職

大学卒業時に行った1ヶ月の漁業アルバイトをきっかけに、漁家に就職して6年半が経つ三浦さん。
「実は漁師に興味があったわけではなく、私生活に悩んでいて状況を変えるためのアルバイトでした。初めてづくしの海の作業は、何もかもが驚きと感動。お世話になった漁師さんたちと離れるのがさみしくて、アルバイトを終えて実家に帰ってから1週間後には、また陸前高田に戻りました。とはいえ移住から最初の2年くらいは自信がなく、いつもネガティブ状態。3年目くらいから船舶免許の取得やSNS発信など、自分でできることを増やすことで視野が広がり、少しずつ自信につながった気がします。最初の“迷惑をかけたくない”という消極的な気持ちから、今は“できないことはみんなに頼っていいんだ”という気持ちに変わり、今年から私自身が生産者の立場でわかめの養殖を始めるなど新しい挑戦ができるようになりました。すべて普段お世話になっている人たちのおかげです」。

「実家へ帰省後、電車に揺られて陸前高田へ戻る最中」。

Q.陸前高田の魅力は?

A.人のあたたかさ

「震災から3年目の年に移住したのですが、住むまでは“東日本大震災の被災地”として見ていました。住んでからの印象は、とにかく人があたたかくて優しい。それに尽きます。もともとの気質に加えて、震災で大変だったときにたくさんの人に助けられたことへの恩返しのような気持ちもあるのかな、と思っています」。

「遠野市で、名物のジンギスカンバケツBBQ。塩谷舞さんが主催する“BuzzCamp南三陸”で出会った大切な友人たちと」。

Q.陸前高田で好きな場所は?

A.穏やかな海

「毎日状態が異なり、季節や時間帯によって少しずつ色が変わる海の様子は見ていて本当に飽きません。山々の風景も美しく、陸前高田の自然はカラーパレットのようにいろいろな色があります」。

「休日にシーグラスを拾いに、海岸を散歩」。

Q.“漁業女子”は他にいますか?

A.増えてきてます

「岩手県主催の漁師学校が昨年立ち上がったことで、“漁師になりたい!”と移住してくる若者が増えていると思います。陸前高田では男子ばかりですが、他の市には漁業女子もいます。移住に関しては男女問わず、ここ3~4年でめちゃめちゃ増えた気がします」。

「冬場の牡蠣シーズン中の水揚げ風景。社長がいかだに乗り、牡蠣がくっついているロープを外しているところ」。

Q.自分にとって、漁業とは?

A.救い

「実家で精神的に苦しい出来事があり、少しでもいい方向に向かえたらという思いで陸前高田に来ました。海の仕事に関して何も知らず最初は戸惑いましたが、体を動かして疲れることで悩んでいる余裕もない日々。早朝の海の上から見る朝日や、周囲の人々のやさしさのおかげで健康的な毎日を送れて、その日々に救われたと思っています」。

「昨年オープンした、陸前高田の道の駅。有名な建築家さんの設計らしく、海まで続く道と空間がすごく素敵」。

三浦尚子 Instagram
三浦尚子 Twitter

GENIC VOL.57 【旅するように暮らすデュアルライフ&移住ライフ】
Edit:Satoko Takeda

GENIC VOL.57

テーマは「100人の旅という表現」。
表現者たちのオンリーワンな旅スタイルや、撮欲も満たすひとり旅、旅するように暮らす多拠点生活など、様々な旅する人とその想いに迫ります。

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