風車がシンボルのあじさいの名所「大川原高原」
徳島県西部に位置する県内最後の村、徳島県佐那河内村(さなごうちそん)の標高約1,000mにある大川原高原。大川原高原山頂からは、阿讃山脈や紀伊水道など360度のパノラマが楽しめます。
広さ120haの敷地内には、村営の放牧場や生活環境保全林内に約5haの美しい紫色の花「阿波みつばつつじ」の群生地も。風力発電所「大川原ウインドファーム」もあり、高さ60mの風車が15基設置され、そびえ立つ風車は高原のシンボルとなっています。
一面に3万株のあじさいが咲き乱れる
毎年6月〜7月ごろになると、高原一帯に約3万株のあじさいが咲き乱れ、ブルーに染まった“あじさい畑”となります。大川原高原は土壌の酸性度が強いため、あじさいの花の色は青になりやすいのだとか。空の色とも合わさって、一面が見事なブルーに。
大川原高原は標高が高いため、平地よりも開花時期が遅いので、開花状況を確認してから訪れてください。
広範囲にわたってあじさいが咲くので、ビューポイントもたくさん。お気に入りの場所を見つけてみて。
タイミングが良ければ、一面が雲海に包まれた幻想的な瞬間に出会えることも。天空のあじさいと風車と雲海が織りなす絶景は圧巻です。雨上がりのタイミングがチャンスです。
朝日に照らされてキラキラ輝く美しいあじさいの姿も。夏場の朝夕はヒグラシの鳴き声も重なり、幻想的な雰囲気となります。
プラネタリウムのような美しい星空が広がる
大川原高原は、星空スポットとしても有名です。佐那河内村は、街灯が少なく、満天の星を望める場所が多数あり、その中でも大川原高原は特に綺麗に星空が望める随一のスポット。
あじさいの群生地のすぐ近くには、「大川原高原ヒルトップハウス」があり、大口径500mmの本格的な反射望遠鏡が設置されていて、澄んだ空気の中で天体観測をすることができます。例年7月中旬〜9月上旬には天体観測会が開催されています。
他にも大川原高原ヒルトップハウス内では、風力発電のパネル展示や、地元生産者による野菜などの直売の「あじさい市」も行われています。
無数の星による天の川とあじさいとのコラボレーションも見応えがあります。流れ星に出会えることも。
まるでプラネタリウムのような美しい星空は、きっと忘れられない思い出になるはず。
大川原高原(おおかわらこうげん)/徳島<日本>
大川原高原 基本データ
<住所>徳島県名東郡佐那河内村上
<営業時間>088-679-2115(佐那河内村産業環境課)
<駐車場>あり
行き方・アクセス
<電車&車>JR四国「徳島駅」から車で約50分
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