チームラボが京都に計画する大型複合施設とは?
京都駅東南部エリアに計画されている、アートミュージアム、アートセンター、市民ギャラリー、カフェ等、地域と世界をつなぐ複合文化施設。
チームラボのアートミュージアムをはじめ、新たな体験型アートセンター「Superblue Kyoto」など、気になる各施設を紹介します。
アートミュージアム
新作をはじめとした、チームラボのアート作品を複数展示予定。
アートミュージアムは、来館者に観賞していただくだけではなく、京都市立芸術大学をはじめとした京都の学生が、作品創造の実験の場として使用できるプラットフォームになることも計画されています。
チームラボのミュージアムには、数百台のプロジェクターやセンサー、ムービングライト、基盤になるコンピューターなど、様々なデジタル機器が世界にも全く類を見ない規模で設置され、互い機器がネットワーク化されています。そして、それらを連動させて動かすためのミドルウェアも独自に開発。デジタルテクノロジーなどを利用した新しいアートや創造的活動において、設備や機材がなければ、作品の実験もできない上に、想像もしにくいという現実的な問題があります。学生には、これらの設備や機材に触れる機会を創出し、デジタルテクノロジーなどを利用したアート、もしくは創造的活動における、設備のある、実践的な教育機会の場となることも目指しているとのこと。
アートセンター
大規模な没入型の作品を展示するために設計されたアートセンター「Superblue Kyoto」。
世界的なアーティストによる大規模な没入型の作品展示や、京都の学生や地域住民の方々とのワークショップなども開催予定です。
市民ギャラリー
京都市立芸術大学の学生をはじめ、京都の芸大生の発表と交流の場となる市民ギャラリーも整備予定。
市民ギャラリーは、多目的スペースとして、活動の場としても利用できるようになるとのこと。
カフェ
巨大なアートの中のカフェも併設予定です。
ニューヨークのメガギャラリーPACEのCEOらが設立した一大アート事業「Superblue」とは?
Superblue(スーパーブルー)は、体験型アートに特化した新しい一大アート事業。
ニューヨークをはじめ、ロンドン、ジュネーブ、香港など世界中に9つの拠点を持つ現代アートの国際的なメガギャラリーPACEのCEOらを中心に立ち上がり、参加アーティストには、チームラボの他に、レオ・ヴィラリアル、グレン・カイノ、ニック・ケイヴ、メアリー・コース、ジャコルビー・サッターホワイト、JR、ク・ジョンア、スタジオ・INI、スタジオ・スワイン、ジェームズ・タレル、エス・デブリン、DRIFT、名和晃平、カールステン・ニコライ、サイモン・ハイデンス、ヤコブ・フスク・ステーンセン、リサ・プノ、ダニエル・ボイド、ランダム・インターナショナル、ジョアニー・ルメルシエ、ラファエル・ロサノ=ヘメル、ミシェル・ロブナーなど、体験型アートの第一人者たちがズラリ。
チームラボは、京都・大阪を基盤とする複数の企業と共に、京都駅東南部エリアに、アートミュージアム、市民ギャラリー、カフェ、アートセンター等、地域と世界をつなぐ複合文化施設を計画。体験型アートセンター「Superblue Kyoto」は、その新しい芸術文化拠点の一つの要素として開設が予定されています。
「Superblue Miami」の展示作品をご紹介
2021年5月20日、フロリダ州マイアミにオープンした、最初のアートセンター「Superblue Miami」は、光と空間をテーマにした作品を制作している現代アーティスト、ジェームズ・タレル。舞台デザイナーであり、光をちりばめた動きのある彫刻作品を制作するエス・デブリン、そしてチームラボによる没入型の空間作品を、長期的に展示。
「Superblue kyoto」ではどのような作品が展示されるのか期待が高まります。
- 【お問い合わせ先】
- チームラボ
- www.teamlab.art