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一生に一度は見たい絶景。大自然が生み出す、神々しい「枝折峠」の滝雲

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新潟県魚沼市、奥只見湖(おくただみこ)近くの国道352号沿いにある「枝折峠(しおりとうげ)」。
ここは、雲海が谷へ向かって滝のように流れ落ちる自然現象、“滝雲(たきぐも)”を見ることができるスポットです。
滝雲を見られるベストシーズンやビュースポットなどをご紹介。

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いくつものビュースポットがある峠道

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新潟県魚沼市にある枝折峠は、頂上に日本百名山のひとつ「越後駒ヶ岳」への登山口があり、日本では珍しい滝雲の撮影スポットとして人気があります。

枝折峠は、尾瀬ヶ原の開祖となった尾瀬三郎(藤原頼国)の伝説が残る場所。
高貴な生まれでイケメンと評判だった三郎ですが、一人の女性をめぐって平清盛との恋の争いに敗れてしまいました。都を追われた三郎が、大きな峠に差し掛かり、道に迷っていたところ、行く手に童子が現れ、枝を折って道案内をしてくれた、というのが、枝折峠と呼ばれるようになった由来です。
ちなみに、奥只見湖西端の丘で、尾瀬三郎の像を見ることができます。

雲海が谷に向かって滝のように流れ落ちる絶景「滝雲」

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枝折峠の周辺は、荒岳山などの山々が連なり、その上流に奥只見湖があります。
奥只見湖で発生した霧が谷間に留まり雲海に。谷間を覆いつくした雲海が、やがて山の稜線を越えて、山の斜面へと流れ落ちます。その様がまるで滝のように見えることから”滝雲”と呼ばれています。

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この神秘的な自然現象を見られるのは、9月下旬から11月中旬頃の晴れた早朝。ベストシーズンは、滝雲と紅葉のセットで楽しめる10月中旬から11月上旬です。
前日との寒暖差や湿度、風の強さなども影響するので、観賞には運も必要。
自然相手なので絶対はありませんが、なるべく滝雲を見られるときに訪れたい人は、魚沼市観光協会公式のインスタで、滝雲予想やバスツアーの案内が不定期更新されているので、チェックしてみてください。

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枝折峠の周辺は人工の灯りがないので星空がきれいに見えます。
滝雲は早朝発生することが多いですが、夜間に発生することも。
夜の間ずっと発生しているわけでなく、発生しては消え、また発生するという感じで一定ではありません。
山の天気は変わりやすいので諦めずに、ベストショットを撮れるタイミングをひたすら待つのみです。

峠道をドライブしながら望む、秋の「紅葉」

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高低差のある枝折峠は、場所によって様々な彩りの紅葉を楽しむことができます。
道中では、銀山平温泉あたりの集落を見渡すことも。
奥へ奥へと道を走らせると、秘境感があってテンションが高まります。

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晩秋には、越後駒ケ岳、中ノ岳といった山々の初冠雪を背景に、紅葉を楽しむこともできます。

絶景が広がる道を眺めながら峠ドライブできる「国道352号」

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国道352号は、車1台ギリギリ通れるくらいの狭い道があったり、道路に川が流れているのに橋がかかっていない“洗い越し”があったりする運転の難しい道路。国道ではなく、“酷道”といわれることも。
そんな国道352号ですが、美しい展望やスノーシェッドという雪除けのトンネルなど、車を走らせるのが楽しい道路です。
また、枝折峠の近くには「奥只見湖」や「駒ケ岳」など、合わせて足を運んでみたい絶景スポットがあります。
山道の運転に自信がない人は、毎年10月ごろに開催される、魚沼市観光協会の滝雲を見学するバスツアーを利用して。

枝折峠/新潟県<日本>

枝折峠 基本データ

<住所>新潟県魚沼市灰の又~銀山平
<TEL>025-792-7300(魚沼市観光協会)
<休業日>※例年11月上旬~翌年6月下旬頃まで冬季閉鎖のため、峠に行くことができません。
<駐車場>あり

行き方・アクセス

<車>関越自動車道「小出IC」から奥只見シルバーライン経由で約60分
※奥只見シルバーラインは二輪車通行禁止。バイクの場合は、奥只見シルバーラインに入らず国道352号から向かってください。

魚沼市観光協会 枝折峠
魚沼市観光協会 Instagram

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