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自分に優しくするのは甘えなのか?/夏南の法則Vol.143

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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自分に優しくするのは甘えなのか?/夏南の法則Vol.143

ずっと前から妙に心を揺さぶられたり、腹が立ったりすることがあって、最近ジャーナリングしながらそれについて真っ直ぐ向き合ってみました。

書いている手が追いつかなくてフラストレーションを感じるほど、自分の思ってることや感情がドドドっと溢れてきて、あっという間に1時間ほど経っていました。

知りたかったのは、なぜこんなに影響を受けるのか?何が原因なのか?解決する方法はあるのか?の3つ。とにかく、実態を掴んで対処したかった。

計5ページの文字たちから浮き上がってきたのは、自分の不満や葛藤を人に投影して、勝手に腹を立てる、という「空回りが激しすぎるぞ」とツッコミたくなるような真相でした。

なぜこんなことが起きるのか、めちゃくちゃシンプルに言うと、自分に優しくできてないから。

“自分に優しくする”というとなんだかワガママを言っているような、自分を甘やかしているような感じがしてしまいますが、実はそうじゃない。

自分に優しくできてない時は、人にも優しくできないことが多い。忙しすぎたり心がささくれていたりすると、心が狭くなって気が尖ってイライラしやすく、要らんことを言ってしまうのもだいたいこういう時。

確かに引き金になるのは外的要素かもしれないけど、その源となっているのは自分の内側でくすぶっているものであるケースが多い。

なので円滑な人間関係を築いたり、生きやすい生活環境を作ったりするには、自分の心を丁寧にメンテナンスして健やかな状態を維持するのが必要不可欠です。

だから自分に優しくする。自分の中の奥底からする小さな声や体から送られてくるメッセージを無視しない。

やらなきゃいけないことだけじゃなくて、やりたいこともやる。

“我慢する”以外の選択肢も自分に与えてあげる。

誰かの期待に応えるだけじゃなくて、自分の人生を生きる。

そうやって自分の気持ちや意見を尊重することで、人の気持ちや意見も自然と尊重することができるようになるはずです。

私ばっかり…と卑屈な気分になってしまう時や、人のするあれこれが許せない気持ちになってしまう時は、自分への優しさが足りていないサインかも。

それらを上手くキャッチして、適切な心のお手入れを忘れないようにしたいものです。

素敵な1ヶ月でありますように♡

プロフィール

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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