一度は見たい幻の絶景「八幡平ドラゴンアイ」
秋田県と岩手県にまたがる八幡平の頂上付近で見ることができる、八幡平ドラゴンアイ。八幡平山頂付近に位置する「鏡沼(かがみぬま)」の自然現象によってできる、神秘的な景色です。
冬の間に沼を覆うほど積もった雪と、春になって沼に流れ込む雪どけ水が絶妙なバランスを保ったときに“開眼”します。
この眼のような景色が龍の眼に似ていることから“ドラゴンアイ”と呼ばれています。
“開眼”時期は短い
八幡平ドラゴンアイの開眼時期は、気象条件等により、時期が前後する場合がありますが、例年5月下旬~6月上旬ごろです。
春になり、周辺部と中心部が雪どけすることでドーナツ状になり、まるで眼のような姿になります。
完全な眼の形になった状態の期間はさらに短く、数日間とも。限られたときにしか見ることのできない、貴重な絶景。この時期を逃すと次の年まで見ることができなくなりますのでご注意を。
最新のドラゴンアイの状況は八幡平市観光協会のHP「ドラゴンアイ情報」にてご確認ください。
八幡平ドラゴンアイまでは、八幡平山頂駐車場から歩いて約20分。まだ雪が残る登山道を歩くので、長靴や防水スニーカーなどを履いて。
登山道を歩いた先にある、神秘的な光景に感動すること間違いなしです。
初めての方はガイド付きのツアーを利用するのもおすすめ。
八幡平ドラゴンアイは沼です。開眼している時期は、沼の雪どけが進んでおり、沼へ下りることは大変危険です。設置されているロープの沼側には決して立ち入らないように。
夜になると満天の星が広がります。ドラゴンアイと天の川のコラボレーションでより一層、幻想的に。
ドラゴンアイのシーズンオフはトレッキングを楽しむ
高山植物を見ることができる八幡平は、県内外からトレッキングを楽しむ人々が訪れる人気スポットでもあります。八幡平は平らな台形状の地形なので、山頂周辺のトレッキングコースは初心者にもおすすめ。
約100万年前に生まれた火山が連なるこの地は、火山帯独特の自然で覆われており、どこまでも広がるなだらかな高原は、「天然の火山博物館」とも呼ばれています。
また、複数の火山で形成されている八幡平だけに、周辺には多くの温泉があります。トレッキング後は、雄大な大自然の中にある温泉に浸かって、ゆっくりと癒しの時間を。
ドラゴンアイの近くには「ドラゴンの涙」も
鏡沼の近くには美しいエメラルドグリーンの「メガネ沼」があり、最近では「ドラゴンの涙」と言われ、ドラゴンアイと共に訪れる人も。
また、周辺には水蒸気爆発によってできた火口が多く、その火口に水が溜まり「八幡沼」や「ガマ沼」などの多くの沼を見ることができます。
八幡平ドラゴンアイを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみて。
※八幡平ドラゴンアイ周辺で無人航空機(ドローン)を飛行させる際には、林野庁へ入林届を提出する必要があります。詳細は、林野庁および環境省の担当部署までご確認ください。
八幡平ドラゴンアイ(はちまんたいドラゴンアイ)/秋田<日本>
八幡平ドラゴンアイ 基本データ
<住所>秋田県仙北市田沢湖玉川
<開眼時期>5月下旬〜6月上旬ごろ
※気象条件等により、時期が前後する場合あり
<駐車場>八幡平山頂駐車場あり
行き方・アクセス
<車>東北自動車道「鹿角八幡平IC」から八幡平山頂まで約50分
<電車&バス>JR「田沢湖駅」から八幡平山頂までバスで約2時間15分
→八幡平山頂から徒歩約20分で八幡平ドラゴンアイ へ
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