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ガジェットポーチの中身/市川渚の“偏愛道” Vol.15

市川渚<連載コラム>第1・第3日曜日更新
ファッションとテクノロジーの世界で活躍する
クリエイティブ・コンサルタント市川渚が
身の回りのモノ/コトへの強いこだわり=偏愛を語る!

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ガジェットポーチの中身/市川渚の“偏愛道” Vol.15

「白に対するこだわり」というテキストからはじまったこの連載もVol.15となった。カメラやガジェットなどに目が無い私だけれど、それらも可能な限り、白、または白と同じくらい好きなシルバーでまとめている。カラバリに白かシルバーが無い場合や外観が気に入らないときは、それが理由で購入を見送るということもよくある(笑)。

よく持ち歩いているこのシルバーのポーチ。以前、なにかのイベントで頂いたもので、軽いところも気に入って2年ほど使っている。かなり年季が入ってしまっているので、代わりのポーチを探し中(良さそうなものがあったらぜひ教えて下さい〜)。

友人には「お菓子とか入ってそう」と言われたのだけれど、中身はほぼ全てケーブルである(コスメポーチは持ち歩かない派なので、リップなどもこのポーチに入れている)。気づけば、デジタル機器に囲まれている現代人の生活と切り離せないものとなったバッテリーとケーブル、何かとゴチャついてしまう厄介な存在ではないだろうか。


私はまず「白いケーブルしか手にしない」ということを徹底している。ケーブルの種類によって色を変えるという方も居ると思うが、色を揃えるだけで、ゴチャつきはかなり解消される。とはいえPC周り(特にモニターやカメラ関係)のケーブルはどうしても白いもので揃え切れない場合もある。そういったものは幸いなことに自宅に設置したままのものが多いので、バッグの中に入れる、持ち歩くものだけでも、色を揃えるだけで、整理された印象になるのでおすすめである。

そして、ケーブル類は基本的にUSB Type-Cで揃えている。USB Type-A to USB Type-C、USB Type-C to USB Type-C、USB Type-A to Lightning、 USB Type-C to Lightning、この4本があれば、自宅でも外出先でも困ることはない。 iPhoneがLightningではなくUSB Type-C端子になってくれれば、2本まで減らせるのになあ……などと思いつつ……。

ちなみに、USB Type-Cのケーブルは一見同じに見えて、実は色んな種類があるので、要注意だ。使うデバイスによっては対応していなかったり、データ転送や充電が遅かったりするので、購入するときは、まず何をするか、ということとデバイス側がどの規格に対応しているのかをチェックして。

細かいことはよくわからない!という方は、とりあえず「USB PD」という急速充電の規格に対応しているものを選んでおけば問題ないはずだ。さらにカメラとPC、外部ストレージとiPad Proなどで、動画や写真といった容量の大きなデータのやりとりに使うようであれば、データ転送の速いUSB 3.1 Gen 2やThunderbolt 3.0の表示があるものを選ぶと良い。ただし、後者は充電もデータ転送も速いけれど、高価でなおかつケーブルがちょっと太め。私の場合、白いケーブルがあるかないかで必然的にメーカーが絞られてしまうので、「Anker」や「Amazon Basics」、またはApple純正のものを愛用中。全て、PD対応 or USB 3.1 Gen 2対応のケーブルで揃えている。

ポーチの中などで絡んでしまいがちなケーブル、以前は束ねるためのグッズを使ったり、オーガナイズして収納できるポーチを使ったりしていたのだが、しまうのが結局面倒になってしまうので、今はこの形でポーチにドサッと入れておくのに落ちついている。

グルグルっと輪っか状にまとめたのちに、端子の片方を輪っかの内側に通すだけと非常に簡単なのに、端子が輪っかに引っかかってくれるので、バラつきにくい。

モバイルバッテリーは「ZENDURE」の「Super Mini」を愛用中。旅行用の某トランクのようなデザインは好き嫌いが分かれるかもしれないが、個人的には気に入っている(シルバーのモバイルバッテリーはこれ以外見かけたことがない)。黒やブルー、赤もあるのでお好みでどうぞ。カードよりも小さなサイズだけれど、10000mAhなのでiPhoneなら2回以上満充電できる。

上位機種には、100Wの高速充電が可能で、モバイル機器だけでなくMacBook ProなどのPCを充電できる機種もある(最近PCを最新のMacBook Proに買い替えたので、こちらも購入してみようかなと思っている)。出かけるときはなるべく大きなカバンを持ち歩きたくないので、このバッテリーとケーブルを1本だけ、小さなカバンかポケットに忍ばせる。

白いケーブルを使っていると手アカなどの汚れがつきやすいので、Vol.1で白いもののケア用品として紹介したホームクリーナーで定期的に拭き掃除をしている。

デスク周りの話まで書けるかなと思っていたのだが、かなり長くなってしまったので、また次回に。

市川渚

1984年生まれ。N&Co.代表、THE GUILD所属。
ファッションとテクノロジーに精通したクリエイティブ・コンサルタントとして国内外のブランド、プロジェクトに関わっている。自身でのクリエイティブ制作や情報発信にも力を入れており、コラムニスト、フォトグラファーやモデルとしての一面も合わせ持つ。

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