「周南市立徳山駅前図書館」の天井までびっしり詰まった圧巻の本棚アート

コンセプトは「未来の私に出会う場所」

周南市立徳山駅前図書館は、周南市中心市街地の活性化を目的に、JR徳山駅前に「周南市徳山駅前賑わい交流施設」の中核施設として2018年2月にオープンした市立図書館です。「未来の私に出会う場所」をコンセプトに、人と周南の街をつなぐ図書館として誕生し、新たな市民の憩いの場として親しまれています。
建物は全面ガラス張りで、夕暮れとともに明かりが灯ると、内部の様子が街に浮かび上がるのが特徴です。

駅から図書館に向かう動線上に、木の温もりが感じられる屋外テラスの広場があり、気持ちの良い空間となっています。設計をしたのは「海の博物館」や「牧野富太郎記念館」などを手がけた建築家・内藤廣氏。

図書館は365日年中無休、開館は22時までと夜遅くまで利用でき、仕事帰りや学校帰りにも便利。Wi-Fi完備で、総席数約550席のうち約130席には電源コンセントも設置されています。
周南市徳山駅前賑わい交流施設には、周南市立徳山駅前図書館だけでなく、蔦屋書店やスターバックスコーヒーなども併設。読み聞かせスペースのあるキッズライブラリーや、山口県のお土産や雑貨が買える物販コーナーなどもあり、さまざまな人がさまざまな過ごし方で楽しめる施設となっています。

圧倒的空間の本棚アート

蔦屋書店の１階エントランスと２階をつなぐ階段エリアには、高さ約９m、幅約18mの吹き抜け空間が。壁一面には、天井まで伸びた本棚アートが設けられていて、迫力満点。まさに本に囲まれた空間となっていて、フォトスポットとして人気となっています。
周南市立徳山駅前図書館内は基本的には撮影はNGですが、ここのエリアは撮影がOKとなっています。

書架に並ぶ本をモチーフに、背表紙の一つ一つに家やそこに暮らす人々のイラストが描かれ、個々の多様性を認め、尊重し合いながら共生することの大切さを表現しています。アーティスト・アトリエnonの徳原望氏の絵を中心に手描きで複写し制作されています。
図書館２階にある立体駐車場出入口付近の壁には、徳原望氏が手がけた壁面アートも。徳山駅周辺の移り変わりが壁面いっぱいに描かれているので、こちらの作品もチェックしてみて。