【福地桃子の立ちより話】第8回:初めて体験すること 編
本格的に夏休みに突入しましたね。
わたしは、9月に東京芸術劇場で開幕する舞台の稽古がはじまります。
新たな作品への参加、未知なことがたくさん待っています。
観客として行っていた思い出のある劇場での公演に参加できるというのは、嬉しい気持ちでいっぱいです。未知なことへの不安もありますが、今回は客席からではなく舞台からの景色を見られるということにわくわくしています。
初めてのことといえば、
最近チヂミ作りに挑戦しました。
なんといっても、一緒に手作りしたチヂミのタレがとても美味しかったです。唯一こだわったのは、唐辛子をたくさん入れること。
チヂミを作ってみようと思ったきっかけは、友人に見せてもらった韓国の家庭料理が載っている本がとても魅力的だなと感じたこと。
ちょうど同じ頃、韓国のとあるドキュメンタリー番組の中で、お家の庭に草のゴザを敷いて鍋を囲んで食べている風景を見て、現地の家庭料理を食べたいなぁと思っていたのです。そのタイミングが自分の中で重なり、作ってみることにしました。
こうして他国の味や文化などに触れたいと思ったとき、本やインターネットなどですぐに知ることができるのは本当にすごいことだと思います。
チヂミの見た目は現地っぽく美味しそうにできました。
目の前のことに真剣に向き合ったとき、なんだかわからないけれど、今出逢えて良かったなという漠然とした気持ちになる。
チャレンジするタイミングというのは人によって異なるからこそ、出逢いはその人にとっての旬なときのような気がします。
福地桃子
1997年生まれ、東京都出身。姉にカメラを借りたのをきっかけに写真を撮るようになり、カメラ歴は5〜6年。
2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』に夕見子役で出演して話題に。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、日本テレビシンドラ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』(是枝裕和監督)日本テレビドラマ『それってパクリじゃないですか?』などに出演。
今後は、NHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』をはじめ複数の作品に出演予定。