プロトラベラーになったキッカケ
GENIC編集部：
約2年半のプロトラベラー活動、お疲れ様でした！aiaiさんがプロトラベラーになった経緯を教えてください。
aiai：
旅行が好きだったので、趣味で始めたインスタグラムに旅の写真をよく投稿していました。
だんだんフォロワーが増えていった時に、会社（編集部注：GENICを出版するミツバチワークス株式会社）に声をかけてもらったのが始まりです。
GENIC編集部：
インスタグラムの旅写真が始まりなんですね。旅を始めるキッカケはなんだったのでしょう？
aiai：
昔から両親に「今からは海外の時代や！」と言われていて（笑）、それがずっと頭に残ってて。
英語系の大学に行っていたので、そこで旅好きな友達にたくさん出会い、自然と海外を旅行するようになっていました。
社会人の時は忙しくて韓国くらいしか行けなかったんですけど、仕事を辞めたタイミングで約1年間、思う存分旅行しました（笑）。インスタグラムに旅写真を投稿し始めたのも、その時期です。
GENIC編集部：
自然と旅する環境ができていたんですね。プロトラベラーになってから何か国くらい行かれたのでしょうか？
aiai：
え～！！どれくらいだろう…（笑）。
去年は少しペースを落としたんですが、2016年(プロトラベラーになった年)、2017年は国内入れると毎月くらいのペースで旅に出ていましたね。
GENIC編集部：
プロトラベラーになってから行った旅で、一番印象に残っている旅先はどこですか？
aiai：
ギリシャのミコノス島とミロス島ですね。
海がキレイで、街並みも可愛くて、とても魅力的な場所でした。人も優しくて陽気だったので、とにかく楽しい思い出しかありません！旅としての満足度が高かったです。
仕事面でも、この旅でとても鍛えられたと思います。
クライアントから求められていることを達成するために、しっかりロケハンをしたり、自分の中で効率のいい動き方を改めて考えさせられる旅でした。ハードでしたが凄く勉強になったので、その面でも印象に残っています。
GENIC編集部：
雑誌GENICに掲載されていたギリシャの写真がすごく素敵だったので、よく覚えています！
aiaiさんの旅のスタイルの特徴は？
aiai：
絶対に行きたいところには、しっかりリサーチして、スケジュールを組みますね。
でも、どれだけ調べてもわからない部分は現地に行ってホテルの人に聞いたほうが早かったり、もっと素敵な場所を教えてもらえたりするので（笑）、臨機応変に動ける余白は残しています。
モロッコのトラベル本を出版
GENIC編集部：
aiaiさんといえば、モロッコの印象が強いです。2017年10月にモロッコのトラベル本を発売されましたが、本を出版すると決まってから、自分の中で変わったことはありますか？
aiai：
モロッコにはこれまで数回訪れているのですが、出版することが決まってから訪れたモロッコは、いつもと全く違う旅でした。
楽しいのはもちろんですが、現地の人にヒアリングしてみたり、自分で掲載許可をとったり、細かいこともひたすらメモしたり…それが現地の人とのコミュニケーションにもなって。
本を前提に写真を撮りに行ったので、今までと見え方や感じ方が変わる旅でしたが、それを含めて改めてモロッコが好きだなと感じました。
GENIC編集部：
掲載許可もすべてご自身で取られたんですね。本を読んでいてもaiaiさんのモロッコ愛がとても伝わってきました♡モロッコの中でも、どのエリアが一番好きですか？
aiaiさん：
どこも本当に好きなんですが…（笑）。
本を作ると決まってから初めて行った、南部モロッコは素敵なところでした。
他の国でも、ロードトリップしてる時に出会う、自然に包まれた壮大な景色が大好きなんですけど、南部モロッコは、そういう景色の中にところどころモロッコの可愛いモスクとか、小さな村があったりするんです。
他の国ではなかなか見られないミックス感ある景色が、個人的にすごくツボでした！
これまでの活動を振り返って
GENIC編集部：
プロトラベラーとして、こだわっていたことはなんですか？自分なりの旅の魅せ方はありますか？
aiai：
ガイドブックやWEBでは発見されていない、その場所の良さを伝えたいと思っていました。
その時の自分の感覚を大事にしているので、パッと目に入った部分を切り取ったり、太陽の光や空気感を含めて、ステキだなぁと思ったら、それが伝わるような写真を撮るように心がけています。
あとは、見た目だけじゃなくて、五感で感じたことをキャプションでも伝えられるように意識していました。自分の視点や感覚に敏感になって、それを素直に表現することを大切にしています。
GENIC編集部：
大好きな旅を仕事にしてから、大変だと思ったことを教えてください。
aiai：
プロトラベラーの仕事は、行先やメンバーを自分で決める場合と、最初から行先も旅するメンバーも決まっている場合と両方あります。
同行者が一緒に現地で仕事をするメンバーだった場合はいいのですが、同行者は仕事ではない場合、相手によっては気を遣うこともありました。
皆がビーチでのんびりしてる時に、私はせっせと撮影をする。なんてことはよくあります（笑）。
でもプロトラベラーとしてのミッションは旅の素晴らしさを伝えることなので、自分が楽しくある、ということは重要なこと。自分も心から旅を楽しめるようにすることに、いつも大忙しでした（笑）。
GENIC編集部：
聞いているだけで大変そうです（笑）。では、プロトラベラーになって良かったことはなんですか？
aiai：
旅を軸にして、今まで関わったことがないような、色んな業種の方々とお仕事ができたことです。
それは、プロトラベラーになったからこその経験だと思ってます。お仕事の内容も様々だったので、今まで知らなかったことを知る機会がたくさんありました。世界が広がる感じですね。
スポンサードしてくれる企業のみなさまが、自分の旅や旅の写真を求めてくださる、ということは自分への自信にもつながったし、頑張ろう！というモチベーションにもなりました。
プロトラベラー卒業と、これからについて
GENIC編集部：
プロトラベラーを卒業すると決めたのはなぜですか？
aiai：
旦那さんと一緒に、カフェをオープンするためです。
お互いもう少し飲食について勉強したいので、卒業したあとは、まずは勉強です。物件との出会いを待ちながら、オープンに向けて動いていこうと思っています！
GENIC編集部：
明確な目標があったんですね…！とってもステキです♡
今後の夢については、GENIC4月号の誌面のほうでたくさん語っていただいているので、そちらを見ていただくとして…
最後に、プロトラベラーを目指している人に向かってアドバイスをお願いします！
aiai：
私は、「今まで行ったことのない場所に行く」ということだけでワクワクするタイプだったので、プロトラベラーとして楽しくお仕事ができました。
行ったことのない場所に行く、ということに「ヤッター！ラッキー！」って思う心があれば、楽しめると思います！
まずは自分にその心があるかどうかを問いただしてみてください（笑）。
お仕事で写真を撮る場合は、何を求められているのか？をしっかり考える必要があります。
スポンサードしてくれる企業が、どんな人に向けての写真を必要としているのかを理解して、撮り方や写り込む洋服のコーディネートまで考えられるといいと思います。
あと、体調管理はマストですね（笑）。
GENIC編集部：
具体的なアドバイス、ありがとうございます！そして、約2年半のプロトラベラー活動、おつかれさまでした…！
新たなスタートを切るaiaiさんを、これからも応援しています！！
aiaiが今後やろうと思っていること、将来の話についてなどは、2019年3月7日発売のGENIC4月号で詳しくご紹介しています！ぜひチェックしてください！
aiaiが撮影した400点以上の写真が掲載されている、モロッコのトラベルPHOTO BOOK
『GENIC TRAVEL vol.04 Wander in MOROCCO』
プロトラベラー aiai
人生で大切にしているものはトキメキ、直感、笑顔。インスタグラムに投稿する写真は、やさしい色合いとおおらかさが特徴で、本人の人柄を表している。身長153㎝と小柄ながらも、年間15回以上の海外渡航を行うタフさを持つ。2017年10月に彼女が愛してやまない国の１つ、モロッコのトラベル本「GENIC TRAVEL 04 Wander in MOROCCO」を上梓。
