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「鶴岡市立加茂水族館」で美しきクラゲの世界に魅了されて

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「クラゲドリーム館」の愛称で親しまれる「鶴岡市立加茂水族館(つるおかしりつかもすいぞくかん)」は、クラゲの展示種類数の多さは世界一で、ギネス世界記録に認定されたこともあるほど。「クラネタリウム」内にあり、館内一の人気を誇る巨大なクラゲ水槽「クラゲドリームシアター」は、圧巻の迫力で息を呑む美しさです。癒し効果抜群で幻想的なクラゲの世界にどっぷりハマってみませんか。

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ギネス認定も!クラゲの展示種類は世界最多

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山形県の庄内地方南部に位置する鶴岡市。四季折々に変化する豊かな自然があり、雄大な日本海が広がっています。
そんな鶴岡市には山形県内唯一の水族館「鶴岡市立加茂水族館」があります。愛称は「クラゲドリーム館」。クラゲの展示種類は現在、約60種類にも及び、かつて「毒針を持つクラゲ展示数」世界最多として、ギネス世界記録にも認定されました。国内外でその学術的・教育的価値が高く評価されています。
色とりどりのクラゲがゆらゆらと泳ぐ様は、とても幻想的で時間を忘れて見惚れてしまうほどの美しさです。

クラゲがイメージの外観が目印

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鶴岡市立加茂水族館は、日本海、加茂の海沿いにあり、流線型の白壁の建物がひときわ目立っています。この曲面のイメージは“波間に漂うクラゲ”。 平面形状(建物を上から見た形)はひし形で、眺める角度によってさまざまな表情を見せます。シンプルで洗練された外観は、まるで美術館や音楽ホールのよう。
内部の展示スペースは、スロープ状に一筆書きで繋がっています。屋上もスロープ状の広場になっていて、目の前の日本海と鳥海山を見渡すことも。
また、沿岸に建つ施設として、津波・防災対策や、中庭の自然換気シミュレーション・海水水温の効率的活用など、環境特性に配慮した設計が随所に施されています。

水族館の危機を救ったクラゲ

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鶴岡市立加茂水族館は1964(昭和39年)年に開館し、2014(平成26)年に以前の施設の隣に、新たな施設を建設する形でリニューアルオープン。入館者の減少によって一時は存続の危機に陥ったこともありましたが、クラゲに特化したことで入館者が増え、奇跡的な復活を果たしました。
リニューアルオープン後は、以前の施設の2倍以上の延べ床面積となり、約60種類のクラゲの他にも、庄内沖に生息する約140種類の魚などが展示されています。

幻想的な世界が広がる「クラネタリウム」

大迫力「クラゲドリームシアター」は水族館のシンボル

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鶴岡市立加茂水族館といえば、クラゲのコーナー「クラネタリウム」。中でもメイン展示「クラゲドリームシアター」は、SNSで見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。
直径約5mの大水槽の中に、約1万匹のミズクラゲが浮かぶ姿は、まるで宇宙のような神秘的な光景です。“シアター”という名前が付くだけあり、水槽の前には映画館のように椅子が設置されています。ブルーの明かりに照らされて悠然と漂うクラゲの姿は、いつまで眺めていても飽きません。
巨大なクラゲ水槽の前に浮かぶシルエット写真を撮るために、県外からやってくる人も多いほどフォトスポットとしても人気です。

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月に1度、クラゲドリームシアター前にてコンサートイベント「音楽の夕べ~あなたとクラゲと音楽と~」が開催されています。ふわふわ漂うクラゲと音楽との共演で、癒しの時間を楽しんで。出演アーティストは毎回変わり、ジャンルもクラシックやジャズなどさまざま。

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「クラゲチューブ」は円柱型のクラゲ水槽。まるでインテリアのようで、360度からクラゲ観察が可能。見る角度によって違った世界が広がります。

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小さな赤ちゃんクラゲをルーペで観察できる「クラゲ栽培センター」や、バーカウンターに見立てた展示でクラゲの生態を紹介している「クラゲバー」などユニークな展示方法も見どころです。

クラゲの生態を学ぶ講座や海ゴミを使ったワークショップを開くなど、教育プログラムも充実。「ふわふわクラゲ学習会」では、クラゲに餌を与えたり、間近で赤ちゃんクラゲを観察したりして、クラゲについて楽しく学ぶことができます。また、小学生の子供には嬉しい「クラゲ自由研究相談会」など面白いイベントも開催されています。

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館内には「鶴岡市クラゲ研究所」があります。ここで多種のクラゲの繁殖に成功するなど、数々の成果を上げていて、国内外から多くの研究者が訪れています。

鶴岡市立加茂水族館の見どころはクラゲだけではない

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鶴岡市立加茂水族館はクラゲ以外の展示も充実しています。
「庄内の淡水魚・海水魚」では、透き通る庄内のきれいな川から海に住む愛嬌のある生き物たちを展示。川から海へのストーリーを描いていて、川の上流から始まり、中流、下流を経て海へと続き、庄内浜の沿岸から深海へと進みます。よく知られているものから、珍しい種類まで、幅広く知ることができます。庄内の旬の魚を学べるパネルや、泳ぐタラを見ながら食文化について学べるコーナーなども。

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庄内の海や岩礁地がイメージの「ひれあしプール」では、アシカやアザラシなど、脚が「ひれ」のようになっている海獣「ひれあし類」のゆったりした様子を間近に見ることができます。
吹き抜けの大空間で繰り広げられる、アシカやアザラシのステージ「ひれあしの時間」も人気です。

他にも、館内のショップでは「クラゲ入りまんじゅう」や「クラゲらーめん」など、ここでしか買えない面白いお土産が目白押し。レストランでは、目の前に広がる日本海やアザラシプールの風景を楽しみながらクラゲグルメを味わえます。

不定期開催の「ボランティアのきまぐれバックヤードツアー」では、普段見られない水槽の裏側を見ることができ、ガイドによる楽しい案内で水族館の魅力が倍増すること間違いなし。当日にならないと開催の有無や開催時間が分からないため、気になる人は水族館の公式HPやSNSでチェックしてみて。

鶴岡市立加茂水族館(つるおかしりつかもすいぞくかん)/山形<日本>

鶴岡市立加茂水族館 基本データ

<住所>〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
<TEL>0235-33-3036
<営業時間>9:00~17:00
※最終入館16:00
<休業日>年中無休
<駐車場>あり(約500台)

入場料

一般 1,000円
小・中学生 500円
幼児 無料
※団体割引など各種割引あり。詳しくは公式HPにて確認を

行き方・アクセス

<車>山形自動車道「鶴岡IC」から約15分/日本海東北自動車道「鶴岡西IC」から約25分
<電車・バス>JR東日本「鶴岡駅」から庄内交通路線バス・湯野浜温泉行き(加茂経由)乗車、「加茂水族館」下車すぐ
<タクシー>JR東日本「鶴岡駅」から約30分/庄内空港から約20分

鶴岡市立加茂水族館 公式WEB
鶴岡市立加茂水族館 Instagram
鶴岡市立加茂水族館 Twitter

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